今回は三代目J soul brothersのボーカル登坂広臣さんの歌声や歌い方についての分析です。
話し声の特徴
地声や話し声の音域はやや低めくらいの音域。
音域的にやや低めくらいの声帯を持っているという印象です。
声質は「鳴りやすい」タイプの声質。
声帯がジリジリ・ビリビリとくっきり鳴りやすいタイプの声質の声帯と言えるでしょう。
持っている声帯
やや低めの音域・鳴りやすい声質
歌声の特徴【発声方法】
チェストボイス(地声)低中音域は地声(チェストボイス)。
息が綺麗に流れる息主体の発声です。息を多く流すことで息の倍音を多く含ませて澄んだ音色を生み出すような発声ですね。上方向(鼻腔や口腔)主体の響きで澄んだ明るい音色を作っています。
ミドルレンジ(地声)
地声の中高音発声。
声帯に強めに息の圧力をかけて強く鳴らすような中高音発声や裏声まではいかないやや抜き気味の中高音発声のフレーズもあります。
基本的には一定のレンジ以上はファルセットへ移行するスタイルなので、強い中高音を使うことはそんなに多くないですね。
ファルセット(裏声)
高音域は裏声(ファルセット)。
非常に綺麗なファルセットを自在に使いこなすのが登坂さんの魅力の一つでしょう。切り替えも非常に綺麗です。
歌い方
共鳴や音色
歌声の共鳴は基本的には鼻腔や口腔などの上方向への響き主体です。
逆に下方向(咽頭共鳴)へ響かせる割合は少ないですね。
ビブラート
楽曲やフレーズ次第ですが、基本的にはビブラートはナチュラルにかけるようなタイプですね。
フレージング・歌い回し
特に大きな癖があるわけではなくベーシックなタイプでしょうが、あえて言えば『ストレートで軽やかな歌い回し』という感じかと。
全体的なピッチの動きは直線的な印象です。音の出だし(アタック)の子音にややアクセントをつけて軽やかにさらりとセクシーに歌うようなタイプかと。
どういう練習をすれば登坂広臣さんのように歌えるか
登坂広臣さんのように歌うポイントは
ポイント
綺麗なファルセットを身につける
しっかりと息が流れる発声を身につける
これが重要になってくるでしょう。
綺麗なファルセットを身につけるには
登坂さんはファルセットを自在に使いこなすので、これを操れるようになるのは必須ですね。
ファルセットは身につきやすい人となかなか身につかない人といますが、基本的には「裏声をたくさん」それだけですね。
がオススメです。
しっかりと息が流れる発声を身につける
登坂さんのような爽やかで綺麗な発声は息の流れ・倍音が非常に重要です。
そのためには息と声の連動のトレーニングが重要です。
声と息を連動させる、つまり息のある発声を身につけるにはドッグブレスが最適です。息系のトレーニングは繰り返し練習することで自然と息の流れる発声ができるようになってきます。
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