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歌声解説 男性シンガー

マイケルブーブレの声や歌い方についての分析

投稿日:2017年12月11日 更新日:

今回はマイケル・ブーブレさんの歌声について書いていきたいと思います。マイケルブーブレさんと言えば、洋楽の最高峰にいる存在と言っても過言ではないほどの実力の持ち主ですよね。世界的に有名なシンガーですね。

何と言っても歌唱力の高さ!ピカイチすぎて本当に素晴らしいですよね。あんな声に生まれたいものです。魅了されている方も多いのではないでしょうか。

そんなマイケルブーブレさんの歌声について書いていきたいと思います。

どういう声質・声の出し方か

地声・話し声はやや低めの音域で、共鳴による倍音がかなり強い声質

地声や話し声の音域はやや低めの音域ですね。音域的にやや低めくらいの音域帯の声帯を持っているような印象を受けます。

声質は声帯がしっかりと閉鎖しており、鳴りが強い声質ですね。息よりも声帯の鳴りが先行する鳴り系の声質です。共鳴が非常にしっかりとしており、咽頭共鳴(下方向への響き)や鼻腔共鳴(上方向への響き)がかなり強い(よく鳴る)です。言語面ももちろんあるのでしょうが、やはり骨格的な面もあるのでしょう。日本人にはなかなかいなさそうな共鳴を持っている方です。

歌声は最高品質の地声メイン

歌声は主に2種類の声区を使っています。地声・ミックスボイスの2種類の声です。主に地声系の発生を中心に歌っています。

低中音域は地声系の発声です。息が流れやすいサラリとした発声から鳴りの強い声質まで自在に使いこなしています。声質的にもともとは鳴り系の声質を持っているので、声帯の鳴りがしっかりとした発声を柱にして息の成分を使い分けているような印象を受けます。特徴的なのは何と言っても深みのある咽頭共鳴。美しく綺麗に響かせています。

地声

中高音域はミックスボイスを使っています。主に強い高音を歌う発声とファルセット的に抜く発声の2種類を使い分けています。

強い高音は声帯の鳴りの成分を強めてそこに綺麗に息を流すことでバランスのいいミックスボイスを作り出しています。声帯の閉鎖だけでなく、息の流れもスムーズなので美しい鳴り系のミックスボイスを生み出しています。

強い鳴りのミックスボイス

ファルセット的に使うミックスボイスは柔らかな薄い声帯閉鎖でファルセット的なニュアンスを出しています。ただ、完全なファルセットほど声帯が切り替わっていないのでミックスボイス的な発声と言えるでしょう。

ファルセット的なミックスボイス

どういう歌い方か

上下に深い共鳴コントロール

マイケルブーブレさんは上下に共鳴のコントロールを持っています。特に下方向への響きはとても深く綺麗な低音域を聴かせてくれます。

また、鼻腔への共鳴も非常に上手いので、高音成分の抜けも非常にいいです。この上下の共鳴をコントロールすることで低音が光るジャズテイストの曲からポップスまで歌いこなしています。

綺麗な上下の共鳴

ピッチ感が世界クラス

マイケルブーブレさんの特徴として一番すごいところは「ピッチ」が良すぎるところです。音程のハマり方が機械並です。ライブでも。あのピッチの正確性が、世界中を魅了している部分の一つですね。

特に音の出だしや、音の変わり目のハマり方が機械です。オートチューン(ピッチ補正ソフト)でピッチ修正しているみたいなピッチ感です(褒め言葉として)。もちろんしてませんよ。ライブで歌ってもいつ歌ってもあれですから。最強ですね。

また、リズム感、ダイナミクス、フレージング、様々な要素が素晴らしいレベルです。

フレージングに少し癖があるように、聞こえますがあれもピッチの流れの良さが生んでいますね。

どういう練習をすればマイケルブーブレのように歌えるか

いやぁー、これがわかれば誰も苦労はしませんね。世界中がブーブレだらけですよ。

しかし、分析して近づく近道を見つけることはできますし、それでマイケルブーブレに少しでも近づけるなら本望ですね。

マイケルブーブレさんのように歌うポイント

ポイント

ピッチ・フレージングを研究する

咽頭共鳴を身につける

この二つが重要だと考えます。では、書いていきたいと思います。

ピッチ・フレージングを研究する

マイケルブーブレさんはピッチ感がものすごくいいです。絶対音感を持ってるかどうかは知りませんが(持ってるからってピッチがいいとは限りません)本当に良すぎます。特に注目すべきは音と音のつなぎ目だったり、言葉と言葉のつなぎ目で音程が変化するときの滑らかさが尋常ではありません。

例えば「ド」から「レ」に移行する場合、

プロの歌手でもその境目には微妙な音程の時間がその切り替わりの場所に存在します。これは人間なので当然です。機械や楽器で出しているわけではないので。

ただ、彼はこの切り替えの微妙な音程の場所が限りなく少ないと思われます。音がバチっと切り替わります。もちろんマイケルも人間なので細かく波形で見ると音程の切り替わる時間は存在するはず。しかし、おそらくその時間が短すぎて、聞く分にはバチっとはまっているようにしか聞こえないという感じでしょうか。

もう一つ、あのピッチ感を生み出している要因に、一息で歌っているということがあると思われます。要は歌っている間中、息がずっと流れているということです。フレーズごとに一息で歌うことによって、音が止まるのを防ぎ、流れをスムーズにしている感じです。いや、まぁ普通の人がこれを意識しても、あんなピッチにはなりませんが。肝心なのは音の切り替えだと感がています。いかにスパッと綺麗にかつ滑らかに切り替えるかが重要です。

ピッチ感のトレーニングについてはこちら

鼻腔共鳴は当たり前。さらに咽頭共鳴、下に響く共鳴を身につける

鼻腔共鳴は英語圏では当たり前ですね。マイケルブーブレさんはそれにプラスして下への響きがとても綺麗です。

かなり低い音も、フランクシナトラさんのような響きで歌います。咽頭や胸の方へ響かせるには喉仏の位置が重要です。喉仏の位置が上がってしまうと、低い響きは綺麗に響きません。なので喉仏を下げた状態で歌えるように練習しましょう。

咽頭共鳴のトレーニングについてはこちら

まとめ


マイケルブーブレの歌声の中で、一番の鍵はピッチです。そしてピッチこそ音楽の中でも一番難しいところですよね。特に歌においてはもっとも重要かつ難しい要素です。ここを極めていくことがマイケルブーブレに一番近く道ですね。

あの流れるように綺麗に切り替わっていく音程、憧れますね。

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