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歌声解説 男性シンガー

元クリスタルキング 田中昌之の声や歌い方についての分析

投稿日:2018年2月2日 更新日:

今回は元クリスタルキングのボーカル田中昌之さんの歌声について書いていきたいと思います。クリスタルキングと言えば、今は解散してしまいましたが圧倒的な歌唱で人気を誇っていたグループですよね。

何と言ってもその歌声、その歌唱力は圧倒的ですね。魅了されている方も多いのではないでしょうか。

今回はそんな田中昌之さんの歌声について書いていきたいと思います。

どういう声質・声の出し方か

地声・話し声は普通〜やや高めの音域で、ハスキーな性質

地声・話し声の音域は普通〜やや高めの音域です。普通〜やや高めくらいの音域帯の声帯を持っているように思います。

声質はハスキー感のある声質です。ザラッとしたハスキーな倍音のある声質です。なのでどちらかと言えば息が先行する息主体の声質です。

持っている声帯

普通〜やや高めくらいの音域・ハスキー系の声質

歌声

田中昌之さんの歌声を語る上では避けて通れないのが事故前の歌声事故後の歌声ですね。

もちろん、事故前も事故後もどちらもすらばしい歌声です。しかし、発声が変化してしまったのは誰の目から見ても明らかですね。結構落差が大きのでその両方について書いていきます。

昔は超高音で閉鎖の強いミックスボイス

歌声は1種類の声区を使っています。ミックスボイスをメインで発声しています。

低中高音域とミックスボイスを使っています。ほぼ全ての音域帯をミックスボイスメインで発声しています。高音がものすごく出るのもそうですし、主に高音を担当していたので低音域帯はムッシュさんが歌うということもミックスボイス一本の理由の一つでしょう。

声帯をしっかりと閉鎖させて発声する閉鎖系のミックスボイスです。強い声帯閉鎖でしっかりと声帯の閉鎖状態を固定してそこに強い息を通すことで強くくっきりとした高音域を生み出しています。まるでトランペットの音のようなふくよかで強い超高音域は圧倒的な発声です。

ある程度の高音域を出すために喉もある程度は閉鎖的なのですが、無駄のない閉鎖で広がりのある鳴りを生み出しています。発声のニュアンスはベルティングボイスの超高音という感じです。

ミックスボイス

フレーズの最高音はhiC、「あ〜あ〜〜」の一番当たりのいいおいしい部分はhiBです。

後半部分「笑顔が素敵な真夏の女に〜〜〜〜変わるだろう〜〜〜」。赤字の音はhiCの音ですが、この音の響き方・音色の当たりの良さは圧倒的ですね。ビブラートも美しいです。

前半はムッシュさん。このフレーズも最高音hiCです。声がビヨーンて伸びます。すごい。

この高音こそがクリスタルキングだと言わんばかりの声です。

かなり声帯閉鎖が強く、それによって高音を出しています。しかし、必要最低限しか締めておらず。喉は緊張している状態ではないのです。硬く締めるが柔らかいそれゆえにあそこまでの高音を自由にコントロールしているのです。

この歌声を聴いていると声帯がゴムのように柔らかく柔軟な印象を受けます。それくらい締めているのに固まっていないのです。

今はハスキーな性質が前面に出たかっこいい歌声

歌声は2種類の声区を使っています。地声・ミックスボイスの2種類です。

低中音域は地声を使っています。クリスタルキング時代は地声域の発声をほとんど使っていなかったのですが、現在は地声域もしっかりと使っています。

ハスキーなザラッとした倍音成分を多く含む声質です。ハスキー系の息の倍音(ザラッ)が心地よい音色を生み出しています。

地声

中高音域はミックスボイスを使っています。そこまで強く締めることはなくなったのですが、やや声帯を閉鎖的に作用させることで鳴りの強い中高音を生み出しています。ハスキー感が薄れて、声帯の鳴りの倍音が強くなっています。

ここからもう一段階締めると昔のような音色になるのでしょう。

ミックスボイス

高音部分。


どういう練習をすれば田中昌之さんのように歌えるか

田中昌之さんのように歌うには多くの音楽的要素が必要です。その分多くの訓練や練習が必要となります。しかし、要点を絞れば近づく近道になります。

田中昌之さんのように歌うポイント

ポイント

閉鎖の強い高音ミックスボイスを身につけ自由にコントロールする

これが重要ですね。では練習方法を説明していきます。

閉鎖の強い超高音ミックスボイスを身につけるには

エッジボイス

まずはエッジボイスを極めましょう。エッジボイスは声帯を締める能力を高めます。もっと言うと、声帯を無理なく締める能力を高めるのです。

そのためにはエッジボイスは完全にコントロールしなければいけません。また、エッジボイスをしている最中に力が入らないように練習することが重要です。

田中昌之さんのような超高音はエッジボイス並みの声帯閉鎖に息を通して鳴らすような感じに近いものがあるでしょう。練習方法としては高音エッジの状態から息の圧力をかけて声にしていく練習がいいと思われます。

「ネイ」「ヤイ」トレーニング

閉鎖の強いミックスボイスを身につけるには「ネイ」「ヤイ」トレーイングが最適です。その名の通り「ネイ」や「ヤイ」の発音でトレーニングする方法です。

このトレーニングは舌根をほぐしながら閉鎖の強い声帯の使い方で発声練習できます。ただかなり高い音域帯に挑戦することになるでしょうから、無理をしないようにしましょう。

音域を広げるトレーニングは筋トレのようにコツコツと取り組みましょう。

まとめ

田中昌之さんのように歌うには

ポイント

閉鎖の強い高音ミックスボイスを身につけ自由にコントロールする

が重要です。何と言ってもこれでしょう。そしてこの高音を身につけるためには並の練習量では身につけられないでしょう。

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