歌声解説 男性シンガー

TUBE 前田亘輝の声・歌い方・歌唱力についての研究

投稿日:2018年2月4日 更新日:

今回はTUBEのボーカル、前田亘輝さんの歌声・歌い方・歌唱力についての研究分析です。

声質・発声方法について

話し声・持っている声帯の特徴

地声や話し声の音域は普通くらいの音域

話し声から音域が広くすごく低い声も出たりするのですが、持っている声帯の音域のタイプはバリトン(男・中音)くらいだろうと考えられます。型にはめにくい音域幅の広い声帯という感じです。

 

声質は声帯がしっかりと鳴る「鳴りやすい」タイプの声質

ビリビリ・ジリジリとした鳴りの成分が強い、くっきりとした鳴りを持つ声質と言えるでしょう。

 

喉の空間などの共鳴空間が骨格的に非常に広いような印象を受けます。

これにより太い深みのあるよく響く声になっていますね。

歌声の特徴

チェストボイス(地声)

低中音域

声質は息の流れと声帯の鳴りのバランスのとれた発声がメインです。

声帯の鳴り方がやや特殊でシャリっとした若干のハスキー感がある倍音が鳴ることが多いです。

 

喉が太く、咽頭共鳴(下方向への響き)もしっかりとあるので深い太い音色になっています。

口の開きや発音も明確に綺麗に発音するので広がりのある爽やかな音色になっています。

 

地声

 

ミドルレンジ(地声)

中高音域(≒ミドルボイス・ミックスボイス)

声帯に息の圧力をかけて強く鳴らすことで強い高音域を発声しています。

喉全体はしっかりと広がりを保っており強く太い高音を鳴らしています。

 

ベルティング系の発声と言えるのかもしれません。

声帯コントロールに長けていないとできない発声ですね。

 

また、こちらも若干のハスキー系の倍音が鳴っています。

 

ミドル

 

ファルセット(裏声)

高音域

強い発声でかなりの高音域まで出しているので、そこまで多く使われる発声ではないですが、抜くような高音域で使ったりしています。

 

息の倍音の多いファルセットです。

 

ファルセット

後半部分「たりだけの季節を」。

 

歌い方

共鳴・音色作り

前田さんは基本的に爽やかで明るい音色作りです。

口や口の中の空間はしっかりと開き、共鳴も上下にしっかりと響かせる。広い共鳴腔を最大限活かしているイメージ

 

声を縦方向にも横方向へも広げるような深く爽やかな音色で歌っています。

 

ビブラート

フレーズによるのはもちろんですが、基本的にビブラートは綺麗にしっかりとかけるタイプです。

 

歌い回し・フレージング
  • まっすぐで綺麗なフレージング
  • 躍動感や壮大さのある表現

という部分が特徴でしょう。

フレージングは大きな癖があるわけでもなく、ベーシックにストレートな歌い回しというタイプでしょう。

 

音を伸びやかに繋げつつもストレートに歌うことが多いので、壮大で広がりの印象を作り上げています。

中高音にかけてどんどん広がるような発声方法と相まって、躍動感のあるダイナミクスを作り上げていますね。

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