今回はColdplayのボーカル、クリス・マーティンさんの歌声について書いていきたいと思います。
Coldplayといえば、世界的に有名なバンドですよね。多くの世界的名曲を生み出していますね。
なんと言っても楽曲の良さ、そして歌声は素晴らしいです。
どういう声質・声の出し方か
地声・話し声は低めの音域で、しっかりと鳴る鳴り系の声質
地声や話し声の音域は低めの音域です。
低めの音域帯の声帯を持っているように感じます。
声質は声帯がしっかりと鳴る鳴り系の声質です。息の流れよりも声帯の鳴りが先行するような鳴り主体の声質です。
咽頭共鳴(下方向への響き)がかなり強く、どっしりとした重みのある低音ボイスです。
歌声は柔らかな鳴りの発声とクリーミーなファルセット
チェストボイス低中音域は地声。
柔らかい声帯の鳴りがある鳴り系の発声主体です。
声帯をしっかりと鳴らす鳴り系の発声なのですが、鳴りに柔らかさがあり心地よい音色を生み出しています。
地声
ミドルレンジ
中高音域(≒ミックスボイス)。
もともと鳴り系の発声で地声域を歌っているので、そのまま息の圧力をかけて高音域まで発声するような地声の延長線上の発声です。
柔らかい鳴り感でありながらもくっきりと鳴る中高音域です。
中高音
強い中高音部分。ファルセットも綺麗です。
ファルセット
高音域はファルセット。
くっきりとした鳴りを持つファルセットを使いこなしています。
もちろん息の流れもしっかりとあるのですが、ファルセットでも比較的芯を持った音色を使うことが多いです。
ファルセット
どういう歌い方か
共鳴や音色
どちらかと言えばですが、鼻腔や軟口蓋などの上方向主体に声を当てている印象です。
ただ、もともと深めの喉を持っているので下方向への響きもフレーズの中で随所に感じられます。
ビブラート
ビブラートはあまりかけずにまっすぐに歌うタイプです。
フレージング・歌い回し
フレージングや歌い回しに大きな癖はないタイプです。
ベーシックなロックスタイルと言いましょうか、まっすぐに熱く歌を届けるような歌い方です。
どういう練習をすればクリス・マーティンさんのように歌えるか
クリス・マーティンさんのように歌うには多くの音楽的要素が必要です。
そのぶん、多くの練習や訓練が必要となります。
しかし、要点やポイントを絞ることで近づく近道になります。
margin="0 0 20px 0"]クリス・マーティンさんのように歌うポイント[/st-minihukidashi]
ポイント
芯のある高音発声を身につける
ファルセットをしっかり鍛える
これが重要ですね。
では練習方法を紹介していきたいと思います。
芯のある高音発声を身につけるには
芯のある高音発声を身につけるには「ネイ」「ヤイ」トレーニングが最適です。
このトレーニングは鳴りの強い声での高音域を、余計な力を抜きながらトレーニングすることができます。
ファルセットをしっかりと鍛える
ファルセットの練習法は単純明快。
ひたすらにファルセットを出すことです。ファルセットは声帯の使い方が地声とは違うため、慣れていない人は慣れることが必要です。毎日のストレッチで体を柔らかくしていくように、ファルセットも少しづつほぐしていきましょう。
ただし、正しいファルセットでないと意味がないです。まずはここを理解しましょう。
ファルセットを丸くくっきりとした鳴りにするには鼻腔共鳴が大切です。
しっかりと鼻腔に芯のあるファルセットを通すことで、マイルドなファルセットを出すことができるのです。
鼻腔共鳴のトレーニングはハミング練習がオススメです。
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