今回はBIGBANGのG-DRAGON(ジードラゴン)さんの歌声について書いていきたいと思います。
BIGBANGと言えば、超有名な韓国のグループですよね。
楽曲のかっこよさや歌声、その他多方面で多くの人を魅了しています。
G-DRAGONさんはBIGBANGの中でも主にラップを担当している個性的な声の持ち主です。
あの歌声に魅了されている方も多いのではないでしょうか。
どういう声質・声の出し方か
地声・話し声はやや高めの音域で、鳴り系の声質
地声の音域は普通〜やや高めの音域です。
音域的には普通〜やや高めくらいの音域帯の声帯でしょう。
声質は声帯の鳴りが強めな声質ですね。
息の流れよりも声帯の鳴りが先行するような鳴り主体の声質です。
共鳴はやや下方向(咽頭共鳴)寄りです。
歌声は声帯の鳴りを強めるようなエッジ感のある発声が特徴的
チェストボイス低中音域は地声。
息系の声質から声帯がしっかりと鳴るような鳴り系の声質まで使いこなしています。やはり特徴的なのは声帯の鳴りをかなり強めた発声ですね。
エッジボイスに近いくらい声帯の閉鎖感で鳴りを強めて特徴的なジリジリした鳴りの倍音を生み出しています。
地声
声帯の鳴りをかなり強めたようなこの発声はジードラゴンさんの大きな特徴の一つですね。
こちらは息系の地声。
ミドルレンジ
中高音域(≒ミックスボイス)。
基本的には地声域で高音まで引っ張れる発声能力を持っているので、ミックスボイスらしいミックスボイスを使っていることは少ないです。
地声の延長線上のような発声でやや強い息の圧力をかけて中高音域を発声しています。
ミドル
強い高音部分。
ファルセット
高音域はファルセット(裏声)。
非常に綺麗なファルセットを自在に使いこなしています。
非常に綺麗に切り替え使いこなしているので、ミックスボイスを使わずにファルセットに移行するようなスタイルも多いですね。
ファルセット
どういう歌い方か
共鳴や音色
基本的に鼻腔や軟口蓋などの上方向主体の響きです。
ラップなどの特徴的な鳴り系の発声の時は口の空間をかなり狭めて、浅めの音色を作っています。
ビブラート
ビブラートはあまりかけるタイプではないですが、自然にかかっているフレーズもあります。
フレージング・歌い回し・歌唱力
ラップ系などの独特の鳴り系の発声スタイルから綺麗なバラードまで幅広い表現力を持っています。
この表現の幅広さこそジードラゴンさんの特徴ですね。
ピッチ感やリズム感も非常によく素晴らしい歌唱力です。
どういう練習をすればG-DRAGONさんのように歌えるか
G-DRAGONさんのように歌うには多くの音楽的要素が必要です。
そのぶん、多くの練習や訓練が必要となります。
しかし、要点やポイントを絞ることで近づく近道になります。
G-DRAGONさんのように歌うポイント
ポイント
エッジボイスを身につける
鳴りの強い声を身につける
これが重要ですね。
では練習方法を書いていきたいと思います。
エッジボイスを身につける
エッジボイスを練習することで声帯のトレーニングになります。
G-DRAGONさんのように鳴りの強い声質をコントロールしたい場合は必須のテクニックですね。
歌のニュアンスとして使うことも多いです。
声帯をコントロールできるようになるということは、声をコントロールできるようになるということです。力まずにエッジボイスを練習しましょう。
鳴りの強い声を身につけるには
鳴りの強い声を身につけるには「ネイ」「ヤイ」トレーニングがいいでしょう。
このトレーニングは鳴りの強い声で、高音域まで余計な力を抜きながらトレーニングすることができます。
G-DRAGONさんの声は「ネイ」の発音に非常に近いものがありますね。
このトレーニングで低音域から高音域まで鳴り系の声を身につけましょう。
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