今回は歌い手の96猫さんの歌声について書いていきたいと思います。
96猫さんと言えば、有名な歌い手の一人ですね。
その幅広い歌声は多くの人を魅了しています。心掴まれている方も多いのではないでしょうか。
どういう声質・声の出し方か
地声・話し声はやや低めの音域で、バランスのいい声質
地声・話し声の音域はやや低めの音域ですね。
やや低めくらい音域帯の声帯を持っているように感じます。
声質はバランスのいい声質で、息も綺麗に流れて声帯の鳴りもしっかりとあるバランスの取れた声質です。
共鳴は咽頭共鳴(下方向への響き)寄りです。
歌声は響きのコントロールで声色を使い分ける
チェストボイス低中音域は地声。
基本的には息の流れと声帯の鳴りのバランスのいい声質で発声しています。
やはり特徴としては低音域まで出せるというのが特徴で、かなり低い音域帯まで発声できています。
ただ、比較的高音域帯まで地声を引っ張っておりそれ以降はファルセットを使うことが多いです。
地声
深い響き(下方向への響き)で太い鳴りを作るような地声域。
上方向への響きを主体にして明るく歌うことで、先ほどの音色とは全く違う音色を表現しています。
ミドルレンジ
中高音域(≒ミックスボイス)。
バランスよく声帯をコントロールして中高音まで発声しています。
ミドル
最後の部分。
ファルセット
高音域はファルセット。
綺麗な音色のファルセットを自在に使い熟しています。
切り替えも非常に綺麗で美しい音色のファルセットですね。
ファルセット
どういう歌い方か
共鳴や音色
上下の共鳴を自在にコントロールすることで声色を変幻自在に操っています。
深い響きは口を縦に開けるイメージで。
浅い響きは口を横に開けるイメージを持つと96猫さんのように響きのコントロールがしやすいでしょう。
ビブラート
ビブラートは自然に綺麗にかけるタイプです。
フレージング・歌い回し・歌唱力
歌声の幅同様に歌い方もバリエーションがありますね。
おもにカッコイイ系の声と可愛い系の声を使い分けます。
相反する系統の声を2つメインで使っているようなタイプですね。
地声の感じだと深い響きで歌う声質がどちらかといえばメインの歌声でしょう。咽頭共鳴をしっかりと作り、深い響きの声で歌っています。
もう一つは喉の開きを浅く作ったような明るい可愛い系の声です。
これは咽頭共鳴を少なくして、軟口蓋や鼻腔の方へ響きを作ることで浅い明るい響きを作り出しています。
どういう練習をすれば96猫さんのように歌えるか
96猫さんのように歌うには多くの音楽的要素が必要です。
そのぶん、多くの練習や訓練が必要となります。
しかし、要点やポイントを絞ることで近づく近道になります。
96猫さんのように歌うポイント
ポイント
深い響き(下方向)を身につける
鼻腔や軟口蓋(上方向)への響きを身につける
これが重要ですね。
では練習方法を紹介していきます。
深い響きを身につけるには
深い響きとは下方向への響きのことです。
これは喉の開き方や特に喉仏の位置が重要になってきます。
喉仏の位置をコントロールすることで、深い発声や太い発声できるようになります。
鼻腔共鳴・軟口蓋への響きを身につけるには
鼻腔共鳴や軟口蓋への響きを身につけるには「ハミング練習」が最適です。
ハミング練習は大きく分けて二つの練習法があります。「M」の発音での練習と「N」の発音での練習です。
響きのトレーニングになるのはもちろんのこと、声帯コントロールのトレーニングにもなるのでとてもいいトレーニングです。
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