歌声解説 男性シンガー

美輪明宏の声や歌い方についての分析

投稿日:2018年7月15日 更新日:

今回は美輪明宏さんの歌声や歌い方についての分析。

話し声の特徴

地声・話し声の音域は低めの音域

女性的な話し方なので、音が上に登りがちなイントネーションですが、落っこちてくる音は低めの音ですね。つまり声帯は低めくらいの声帯を持っていると言えそうです。

 

声質は鳴りやすい声質

ジリジリ・ビリビリとした鳴りの成分がしっかりとある鳴りの強い声質を持っています。鳴りの倍音(整数次倍音)が強く心地よい声です。また喉全体の共鳴腔も深くよく響く声を持っていますね。

持っている声帯

低めの音域・鳴りやすい声質

歌声の特徴【発声方法】

チェストボイス(地声)

低中音域は地声(チェストボイス)。

フレーズ次第ですが、鳴り」と「息」の連続的な発声で歌うことが多いです。

声帯をしっかりと鳴らしたり、息っぽい発声にしたりという風にしてフレーズの押し引きを作り、多彩に歌を表現しています。声帯の鳴りの成分(倍音)はかなり強く、ビリビリとした鳴りを持っています。この成分が美輪さんの魅力の一つでしょう。

鳴りと息の押し引きが交互に押し寄せるようなフレージング。美しいですね。

 

ミドルレンジ(地声)

地声の中高音発声。

中高音域はグッと強く鳴らすようなフレーズもありますが、「引き」というかやや抜くような柔らかい音色の発声を使うことが多いです。完全な裏声にひっくり返さずにやや抜き気味の地声で柔らかく歌うような発声です。

ファルセット(裏声)

完全にしっかりと裏返すような裏声(ファルセット)はほとんど使われていないだろうと思います。

もし使われている曲などご存知の方がいましたら情報をお待ちしています。笑

歌い方

共鳴や音色

深い響きで男性的に聞かせることもあれば、浅い明るい響きで女性的に歌うこともあり、響きのコントロールや変化が抜群です。その響きのコントロールは一人で何役もやっているような変化の仕方です。

つまり上方向(主に高音)へも下方向(主に低音)へも綺麗に共鳴をコントロールしているということです。

 

ビブラート

非常に深いビブラートを使いこなします。一般的なビブラートよりも大きく音を揺らすのも美輪さんの特徴の一つでしょう。

 

フレージング・歌い回し

『ダイナミックで滑らかな流れのある歌い回し』という感じかと。

ピッチは曲線的で滑らかにつなぐようなタイプと言えるでしょう。旋律の滑らかな美しさが光るような歌い回しですね。また、大小(静動)の幅が大きくダイナミックな表現が魅力です。

また、歌と演劇や語りの融合のような感じで表現力・感情表現は素晴らしいですね。

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