声や歌について

休符を歌うとは|声にならない部分の表現力

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今回は休符を歌うということについて書いていきたいと思います。

休符を歌う」のが歌において重要と言われたりします。

しかし休符というは休む符、つまり、音程のないところですね。

では休符を歌うとはどういうことでしょう?

今回はそんな休符を歌うということについて書いていきたいと思います。

 

休符とは

休符を歌うというのは言葉通りの意味を取ってしまうと休符でなくなってしまいます。

歌において休符とは言い換えると「間」のことです。

歌として声を出さない部分は全部歌と歌においての「間」ですね。極端に言ってしまえば、イントロは全部「間」ですし、休符とも言えます。

 

まぁ今回の場合はフレーズとフレーズの間であったり、言葉と言葉の間であったりというのが、主な休符です。

そしてそこをどう表現するかという話です。

 

表現といっても、先ほど書きました通り、歌ってしまうとそれは歌でありフレーズなので、休符ではないのです。

 

休符を歌うとは

休符を歌うとは休符をどのように過ごすかということです。

過ごすというと少し変ですが、休符で歌う以外に何をするかですね。

 

その過ごし方すら歌の一部にしてしまうというのが休符を歌うという言葉だと言えるでしょう。

 

大きく分けると2つの過ごし方があると思います。

それは

  • 息を吸うか
  • 息を吸わないか

だと考えられます。

 

息を吸う

基本的には休符というのはフレーズをある程度の伸ばした地点に現れます。そうなると大抵は息を結構使っている状態ですので、息を吸うのが普通でしょう。

つまり息継ぎをするということですね。

この息継ぎにもいろいろな方法があります。息継ぎに関してはこちら

 

休符で息を吸うということに関して極端に大きく分けると2つの吸い方があります。

  • 休符を一般に使ってゆっくり大きく息を吸う
  • 瞬間的(例えば16分の1拍子)に息を吸う

この二つで息継ぎの印象は大きく変わります。

 

休符をゆったりと使ってゆっくりと息を吸うことで、流れるような歌の印象を与えますし、柔らかさや余裕というものを感じさせます。

逆に瞬間的に吸うことで切迫感や力強さ、迫力を表現することができます。

 

実際に表現するのは歌ですが、実は息を吸う時点(休符の時点)で既に表現は始まっています。

 

息を吸わない

あえて息を吸わない過ごし方をすることがあります。これは息の音が入ってないので、前のフレーズとの継続間、前のフレーズの続きの印象を作ります。

これも休符をどう過ごすかという点では一種のテクニックですね。

 

休符を歌う他のテクニック

息を吸う・吸わないというのが大きな休符の過ごし方ですが、他にも休符を歌うテクニックというものがあります。

 

例えば、マイケルジャクソンの休符の過ごし方は芸術的ですね。

もはや歌っています。「ダッ」とか「ヒィ」とか「フォウ」だったり「キュッ」て喉を鳴らしたりするテクニックですね。

 

声に出して歌っているんですけど、その声が休符に綺麗にはまって歌のリズム感・ノリ・躍動感・空気感を作っています。

もはやドラムのフィルのような役割を作っているのですね。

マイケルのようにしなくても、休符に合わせて何か言葉を発してみるのもいいかもしれません。

これはかなり特殊な休符のテクニックですね。

 

休符を作るという考え方

あえて休符を作る、これは人によって個性が出るところですが、歌においては重要な気がします。

休符を作るとは、フレーズを切っちゃうということですね。

つまりあえて言葉を止める。つまり言葉のブレーキを効かせることで、休符が生まれ歯切れの良さや言葉の伝わり肩が変わってきます。

 

例えば、「ぎゅっと」という言葉のフレーズがあったとします。

「ぎゅっと手を握る」とかでいいですね。

極端に表現します。

 

伸ばした状態のまま歌うと

「ぎゅうぅぅと」

これにブレーキをかけると

「ぎゅ    っと」

 

前者はゆっくりとだんだん握りしめていくような印象ですし、後者は瞬間的に強く握っているような表現になります。

という風に休符を作ることで表現方法が与える印象が変わってくることもあるのです。

 

これは休符を歌うというよりは休符を作るという考え方ですが、この言葉のブレーキが絶妙なシンガーは表現力豊かで素晴らしいシンガーが多いです。つまり音は伸ばせばいいというわけではないということですね。

 

まとめ

休符を歌うとは主に息継ぎの面を指しますが、その息継ぎの有無ややり方次第で歌の表現は変わってきます。

その表現をどうするかというのが「休符を歌う」ということですね。

 

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