声や歌について

ピッチについての考察|歌のピッチは4種類のピッチを理解しよう

投稿日:2018年8月21日 更新日:

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今回はピッチについて考察していこうと思います。

ピッチとはつまり音程のことですね。このピッチは歌の中の重要項目の一つですね。音程があるから基本的に歌と呼べるものになるのです。

 

ただ、人間の声は機械や楽器ではないのです。楽器のように正確なピッチを辿ることは不可能なのです。

だからこそ「人の声は最高のアコースティック楽器」とも言えるのですが。

今回はそんなピッチについて深掘りしたいと思います。

 

人のピッチは思った以上に合ってない

ますは、ピッチは思った以上に合ってないということ理解しなければいけません。

 

プロの人でも生で歌うと意外とズレていたりすることは多いです。これは実際に録音・レコーディングしたりして波形にするとわかるのですが、音の波はこれでもかというくらいに動いていて、ピッチをぴしゃりと合わせるのは本当に難しいものなのです。

 

何テイクも重ねて、なるべくぴしゃりとしたものを作っていく作業が、レコーディングですね。

 

ギターのチューニングをしたことがある人はわかると思いますが、ほんの少しのズレでも合っている音と合っていない音は音の重なり方が違いますね。

 

歌のピッチは複雑

歌のピッチは非常に複雑なものなのです。

音程がものすごく合っているものは心地よく聞こえますし、音程が全然合っていないものは不協和音で心地よくありません

 

ただ、どこがどう合ってればいいとかどれくらい合ってれば心地いいとかは感覚の世界です。そしてそれを調べようとするのは科学の世界です。

説明できるものではなく、ただドンピシャになるべく近づくことが音楽的にはいいとしか言えないですね。

 

歌のピッチは大きく分けると4つある

歌のピッチの種類

  • 出だしピッチ
  • 単純ピッチ
  • 移行ピッチ
  • 語尾ピッチ

 

と大きく分けると4つあると個人的には考えています。(名称は勝手にわかりやすくつけましたので、世間では通用しませんよ!気をつけてください。)

 

出だしピッチ

その音の一番最初の音程です。

 

ココがポイント

例えば、「ド」の音で「ド」と声に発した場合、一秒とかからないと思います。

この一秒をもっと細かく瞬間の世界にしていった一番最初の音程、つまり出だしの音程ですね。

楽器の場合は「ド」の鍵盤を押した場合、最初から最後まで「ド」なのですが、人の声の出だしはぶれていることの方が多いです。なぜなら絶対音感でもない限りは、音を周りの音と相対的に合わせていこうとするからです。

 

しゃくりはこの出だしで低い音程から入るテクニックです。

 

この出だしをドンピシャで合わせるのが人間にとって一番難しいかもしれません。難しいがゆえにここがドンピシャで合うと本当に上手く聞こえます

 

この出だしピッチが鍛えやすいトレーニングは「ク」トレーニングです。詳しい練習方法や効果は別記事にまとめいるので、興味のある方はぜひ読んでみてください。

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単純ピッチ

これはその音の根幹です。まぁ出だしでもなければ、最後でもない音の真ん中。人が単純にその音程と認識する部分です。

 

普通の世に言うピッチと言うものと考えましょう。

とりあえずここは合っている方がいいです。その音の芯となる音程の部分です。

 

移行ピッチ

歌の場合(人の声)はピッチからピッチへ、音から音へと移行するときに楽器や機械のように綺麗に動きません。

 

ココがポイント

ド→レとピアノで弾くと、直線的に階段的に音程は切り替わるのですが、声の場合だとそうはいきません。

ドとレの間を直線的に移行することはできないのです。

もちろん直線に近づけることはできるのですが、厳密には無理ですね。ロボットの真似をすると直線的な感じになりますが、それでも人間の声であればその刹那の瞬間にいろいろな音程を含ませてしまうのです。

ここが人間の味ですね。

 

ここは歌の中ではほとんど気にならない部分です。瞬間ですから。

ですが、ニュアンスを作っている部分ではありますので、その人の歌の個性を作る部分とも言えます。

 

語尾ピッチ

その名の通り語尾のピッチですね。

この語尾のピッチはニュアンスを作ります。

 

ココがポイント

普通はそのままの音程で終わるというのが、基本でしょう。

語尾を上げても下げても、話しているような語り調のニュアンスを歌に作ることが多いですね。

上げると少し疑問感が出たり、下げると失速感が出たり。(もちろんフレーズや言葉のニュアンスもあるが)

これはあえてその音程を上下に外すのですが、単純ピッチがあっていれば音楽的に綺麗に聞こえます。面白いですね。

 

ピッチはこの4つを含んで成り立っていることを理解することが重要です。

 

ピッチ練習に終わりはない

人間は機械ではないので、ピッチ練習に終わりはありません。

どれだけ練習しても機械や楽器にはなれませんからね。

 

機械や楽器は単純ピッチしかありませんからね。(厳密には楽器は単純ピッチだけではないのですが、ここでは人間と差別化して考える)

 

ただ、機械や楽器のような正確性に近づいたピッチは、美しい音色を奏でるので、いかにそこへ近づくかというのがピッチ練習の本質でしょう。

 

ピッチの重要性やピッチ感の鍛え方について書いて記事は別記事にまとめています。興味のある方はぜひ読んでみてください。

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