ボイストレーニング

【閉鎖系ミックスボイス】の出し方・練習方法

投稿日:2018年8月24日 更新日:

今回は強い閉鎖のミックスボイスや鳴りの強いミックスボイスといった閉鎖系のミックスボイスの出し方について書いていきたいと思います。ミックスボイスも色々な種類に分けられ、人によって様々です。それぞれの歌声の個性があるように、ミックスボイスも色々な出し方があります。『閉鎖系のミックスボイス』。こういう書き方をすると難しく捉えてしまったりしてしまう方もいるかもしれません。難しく捉えずに『鳴りの強い高音』と考えましょう。

閉鎖系のミックスボイスを身につけると

  • 強い高音域で歌える
  • ロックなメタルなハイトーンで歌える

今回はそんな強い鳴りがするミックスボイス、閉鎖系のミックスボイスについて書いていきたいと思います。

大前提だけ理解しておきましょう

ミックスボイスは人それぞれで、持っている声によって様々なミックスボイスがあります。一人一人それぞれ声質は違い、出し方というのも人それぞれだということを理解しておきましょう。人それぞれの地声がありますから。

なので本来はジャンルで括ってはいけないようなものなのですが、その人の声帯での強い音色・尖った音色の高音というものがあるはずです。そういうものをまとめて「閉鎖系ミックスボイス」として、その練習方法について書いていきたいと思います。ちなみに「閉鎖系ミックスボイス」は僕が勝手にそう呼んでいるだけで世間一般では通用しない可能性があるので気をつけてください。

閉鎖系ミックスボイスとは

閉鎖系ミックスボイスとは声帯を閉鎖させ、硬く強い音が鳴るミックスボイスです。

ココがポイント

プロのシンガーで言うところの、稲葉浩志さん、桜井和寿さん、GReeeNのHIDEさん、椎名林檎さん、などがわかりやすいですね。(曲によってはこういう歌い方するよ、とかは無しでお願いします。基本的なイメージとしての例です。)

硬い声質で、鳴りが強く、尖った印象を受けるような声ですね。太い声という印象はあまり受けないような金属系の声質です。高音域をガツンと聞かせることができるパンチのあるミックスボイスが閉鎖系のミックスボイスです。

尖った声質、鳴りの強い声、金属的な音色のミックスボイスというような感じのものです。声帯周りなど閉鎖的な音色の作り方をすることで鋭い鳴りの強さとハイトーン生み出すようなミックスボイスです。太い音色というタイプの高音ではないため閉鎖系ミックスボイスと呼んでいます。

以下のシンガーの方々はこのようなミックスボイスを異次元のレベルまで高めていますね。

閉鎖系のミックスボイスの原理

声帯を分厚くしっかりと閉鎖させて、そこに息の圧力をかけて鳴らすミックスボイスです。閉鎖系のミックスボイスは基本的には太い声を作りにくいです。

なぜかというと、声帯を固く締めるために多少なりとも喉全体(声帯の外側)を締めなければいけないからです。ただ、その代価として高音や、鳴りの強さ、倍音の強さ、尖った声などの力強い声を手に入れることができるのです。

喉の開きを犠牲にしてこのような声を生み出しているのですね。まぁ犠牲という言い方は微妙ですが。

こういう閉鎖系のミックスボイスはロックボーカリストやメタルボーカリストに多いですね。彼らは喉が閉鎖するぶん鼻腔や軟口蓋や下顎などを使って響きを作っています。 特に下顎を使うような歌い方がこのタイプのシンガーに多いですね。

 

ちなみに非常に大事なことですが、このミックスボイスは喉全体を閉鎖的にアプローチする発声ですが、『喉が締まっているのではなく、締めている』のです。これ非常に大事です。つまり高音が出せない人は「締まっている」高音が出せる人は「締めている」という違いです。このコントロールできているのとできていないのでは大きな違いです。『閉鎖』と言っても不必要な部分の力は入っていません。

閉鎖系ミックスボイスの出し方

閉鎖系のミックスボイスエッジボイス「ネイ」「ヤイ」トレーニングで練習するのがいいでしょう。まずは換声点を見つけます。

換声点を見つける

まずは地声と裏声が切り替わる点(換声点)を見つけます

この見つける作業は力を入れずに声を出してください

換声点より上はファルセットになるはずです

だいたい換声点から1オクターブくらいはミックスボイスになるでしょう(平均ですよ)

換声点がわかったら準備完了です。いざやってみましょう。

エッジボイスで練習

エッジボイスで換声点より上の音域を開発します

まずエッジボイスを換声点より上の音域で出します(出したい高音で)

エッジボイスでならおそらく出せるでしょう

現在は声帯で息を止めているような状態ですからそこから息の量を増やして「声」にします

「あ」か「え」の発音でいきましょう(最初は「え」の方がやりやすいかも)

さぁ、べチャッとした声の完成ですねw(ここでベチャっとならない人は閉鎖系のミックスボイス出せるかも)

今どんな声でしょうか?苦しい声なのか、潰れた声なのか、志村けんのバカ殿のような声なのか。高音が苦手な人で思ったような声が出せたという人は少ないでしょう。大抵は閉鎖は強いが喉も一緒に締まっている声になると思います。ただ、ジリジリとした鳴りの強い倍音は感じることができると思います。これは『締まっている高音』ですね。

あとはその声で喉の不必要な締まりだけをほどいていくのです。

開発アプローチ

先ほどのベチャッとした声で「ネイ」もしくは「ヤイ」の発音の声を出します

どちらでもいいですが、最終的にはどっちもしましょう

ベチャッとした声のまま「ネイ」や「ヤイ」の発音をする。この時、「エ→イ」「ア→イ」の母音の動きをしっかりと意識することで、閉鎖させたまま少しづつ喉が開けるようになってくる(=不必要な締まりを解く)

どちらの発音も舌の動きもしっかりと意識することが重要です

このトレーニングを続けているとベチャッとした声がベチャッとならないくらいまで喉が開けられるようになってくると思います(声帯は締まったままでも)。ここまでくると、大抵の発音はできるようになっているでしょうし、ある程度喉を開いていくコントロールができるようになっているでしょう。

締めた状態の喉をほぐしていくトレーニングです。

重要

鳴りの強い締まった声の不必要な力みだけを取り除いていく

練習方法のまとめ

つまり具体的な練習方法のまとめは以下の通りです。

具体的な練習方法

出したい高音を閉鎖的な声(ベチャ声=鳴りだけは強い声)で出す。その声のまま「ネイ」や「ヤイ」の発音をすることで声帯を閉鎖させたまま不必要な締まりを取り除き必要な部分だけを閉鎖させるトレーニングです。「ネイ」「ヤイ」の脱力効果を借りてその部分を開発していく。

ということです。結局のところ人それぞれ声が違うので、最後は個人の感覚に委ねるしかないのです。つまり、感覚を見つけ出してそこを鍛えていくのは個々で違うのです。

しかし、アプローチはこんな感じがいいのではないかと考えています。最初はできなくても繰り返し練習することが重要です。

様々な音色のミックスボイスの出し方と具体的な練習方法

一口にミックスボイスといってもいろいろなミックスボイスがあります。

他の音色のミックスボイスの練習方法はこちら

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