ボイストレーニング

【太いミックスボイス】の出し方・練習方法

投稿日:2018年8月29日 更新日:

今回は太いミックスボイスの出し方について書いていきたいと思います。ミックスボイスも色々な種類に分けられ、人によって様々です。色々な歌声があるように、ミックスボイスも色々な出し方があります。ただこういう書き方をすると難しく捉えてしまったりしてしまう方もいるかもしれません。難しく捉えずに『太い高音』と考えましょう。

太いミックスボイスを身につけると

  • 太い声で高音が歌える
  • パワフルな声で高音が歌える
  • かっこいい声で高音が歌える

今回はそんなミックスボイスの中の太いミックスボイスと言われるようなものについて書いていきたいと思います。

大前提だけ理解しておきましょう

ミックスボイスは人それぞれで、持っている声によって様々なミックスボイスがあります。一人一人それぞれ声質は違い、出し方というのも人それぞれだということを理解しておきましょう。人それぞれの地声がありますから。

なので本来はジャンルで括ってはいけないような気がします

もともと太い声、もともと細い声と千差万別ですから。ただその人が持っている声帯の中での太い発声というのはあるはずです。それを「太いミックスボイス」として書いていきます。

太いミックスボイスとは

太いミックスボイスとは、その名の通り太い声質のミックスボイスです。聞き手の感覚としては、喉を開いているような印象を受けるミックスボイスですね。

ココがポイント

ミックスボイスの中では、ベルティングボイスと呼ばれる発声の部類に近いと考えられます。

わかりやすい例でいくと、TUBEの前田亘輝さん、布施明さん、絢香さん、HYの中曽根泉さんらのミックスボイスがわかりやすい例です。(太くない声も出しているよ!は無しでお願いします。大まかなイメージとしての例です。)

『しっかりと喉を開いた強い高音』というイメージです。

太いミックスボイスの原理

ミックスボイス(中高音発声)はある程度の声帯閉鎖により生まれます(閉鎖しないと音程が上がらないですから)。そんな中で声帯のみを綺麗に締めて、喉周りを開いていくと太い性質のミックスボイスになるのです。

つまり、ミックスボイスのままのどを開くように太い響きをつけているミックスボイスなのです。これは声帯だけをしっかりとコントロールする能力と喉の空間をしっかりと作る共鳴が必要です。

太いミックスボイスの出し方・練習方法

太いミックスボイスグッグトレーニングで練習していくのが良いでしょう。

まずは換声点を見つけましょう。

まずは換声点を見つける

まずは地声と裏声が切り替わる点(換声点)を見つけます

この見つける作業は力を入れずに声を出してください

換声点より上はファルセットになるはずです

だいたい換声点から1オクターブくらいはミックスボイスになるでしょう(平均ですよ)

換声点が理解できたら、練習に入ります。

グッグトレーニングで練習

グッグトレーニングで換声点より上の音域を開発します

換声点より上の音域を出そうとすると基本的にはファルセットになるはずです

ここで「グッ」ままひっくり返らないよう頑張ります(地声でいいです。)

換声点より上の音を3鍵盤くらい上げてみましょう

少し苦しい声になるはずです

苦しくない人はもっと出したいところまで音を上げましょう

今どんな声でしょうか?聞き辛い声なのか、苦しい声なのか、喉がしまった声なのか、喉がかゆい声なのか。高音が苦手な人であれば、これで思ったような声が出せたという人は少ないでしょう

基本的に「グッ」という発音は声帯の鳴りが強い発音です。ミックスボイス(高音)が苦手な人は潰れた閉鎖的な音色になるでしょう。「グ」の発音を維持するのも難しいでしょう。「グェ」とか「グァ」になったり。

必ず「グ」にするように頑張りましょう。では次に開発していきます。

開発アプローチ

苦しい音程で「グッ」を維持します

ここで発音は必ず綺麗な「グ」を維持します。

「グッグッグッ」と繰り返しながら、二つの感覚を意識する。

一つは喉の奥を使っているような感覚(舌の奥を使っている感覚)

もう一つは喉仏が上下する感覚、というか実際に少し上下するはず(重要)

この喉仏の上下運動の中に太い声質が隠れています

さて、ここで高音が苦手な人は苦しかったはずです。「グ」の発音て結構しんどいんですよ。慣れてくると気持ちよくなってくるんですけど。この喉仏の上下運動、特に下にあるときに太い声質が鳴りますつまり喉の空間が開いているのですね。本来ミックスボイスがコントロールできない人(声帯のコントロールがうまくない人)が高音を無理に出そうとすると、声帯の閉鎖と一緒に喉も一緒に締まります厳密には声帯の力では締めきれないので、喉の力を借りて締めている=喉が締まる

これを喉仏の上下運動と鳴りの強い声(=グッグ)で高音を出しながら喉仏を下げられるようにしていくのです。

もちろん最初は全然できないでしょうが、この「グッグ」はどんな人でも瞬間的には喉仏を下げる方向へ力が働いています(つまり太い声質を作る。喉が広がる)。その瞬間的な動きを高音域で強制的に繰り返していくうちに、喉が開発されていくのです。

ココがポイント

ちなみにですが、意識的に喉仏を上げ下げしようとは考えなくて良いです。例えば、喉仏が動かないからと言って、喉仏を上げ下げしようとすると、違う目的の練習になってしまいます。あくまで、「グッ」の発音をすること喉が開く(≒喉仏が上下する)のです。動かないなら動かないでも良いです。(それでも効果は同じようにあります。

しっかりと「グッグ」と発音することだけを心がけましょう。

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すごく重要

この「グ」の発音の肝声帯は締まるのに喉は開くということです。

練習方法のまとめ

つまり具体的な練習方法のまとめは以下の通りです。

具体的な練習方法

グッグトレーニング(グッグの発音)鳴りの強い高音域で喉を開けるように開拓していく喉仏の上下運動や舌根の動きが少しづつ喉を開けるように開発されていく。

急にできるものではないので、最初はできなくてもコツコツと練習する

「グッグ」が気持ちよくできるようになってくると太い声質を出せる感じがあるはずです。

ということです。結局のところ人それぞれ声が違うので、最後は個人の感覚に委ねるしかないのです。つまり、感覚を見つけ出してそこを鍛えていくのは個々で違うのです。

しかし、アプローチはこんな感じがいいのではないかと考えています。

様々な音色のミックスボイスの出し方と具体的な練習方法

一口にミックスボイスといってもいろいろなミックスボイスがありますね。

太いミックスボイス以外の記事はこちらです。

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