声や歌について

なぜ声・歌声は衰えるのかについての考察|喉の酷使とそれによる癖の問題は大きい

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今回は声の衰えについての考察を書いていきたいと思います。

 

特に世に出ているプロのシンガーは長い間、歌声を記録されていますから、当然声は変化しています。「あの頃はいい声だ」とか「今と全然声が違う」とか言われたりしていますね。「いや、今の方がいい声だ」派と議論になったりします。

 

ただ、プロのシンガーの場合は年齢よりも喉の酷使の問題が大きいと思っています。

今回はそんな声の衰えについて書いていきたいと思います。

年齢による声の変化

声は年齢によって変化していきますね。見た目や姿も年齢で変わっていくように少しづつ声も変化していきます。

年齢による声の変化は性別や個人差は当然あります。

 

一般的に声は歳をとるたびに少しづつ音域は低くなっていきます。

声変わりによる変化はもちろんのこと、歳を重ねると少なからず音域や声質は変化していきます。

一般的には音域は少しづつ低く変化していき、また声質は声帯閉鎖が弱くなっていく傾向(声帯の磨耗?)にあるようです。

 

とは言え、同じ声帯なのでものすごく低くなったり、ものすごく声質が変わったりするということはないはずです。

当然個人差もあり、いつまでも若々しい声の方もいるでしょう。

年齢による声の変化が歌声に及ぼす影響は回復力などの面が大きいように感じます。

 

喉の酷使と癖の問題

プロのシンガーの声が変化していくのは声帯の酷使の問題が大きいと思っています。

 

プロのシンガーは日々歌を歌って、ライブやレコーディングをこなしています。そうすると、どんなに強靭な人でも喉は疲れてしまいます。

この疲れた状態でも歌うのを余儀無くされるのがプロなのでしょう。そして当然最高のパフォーマンスを心がけているでしょうから、疲れた状態でもいい声を出そうとします。

 

ここで小さな問題が生まれるのですね。

疲れた状態でもプロのシンガーはいい声を出せてしまいます。でもこの出せてしまうのが良くなかったりするのです。

ここでいい声を出すために、万全の状態とは違うのどの使い方でいい声を出そうとするのです。(喉が疲れているからいつもと違う使い方を余儀なくされる)

しかし、違う使い方でも出せてしまうのがプロのシンガー。(どうせなら出せない方が長い目でみるといいのかもしれませんね。

 

その時だけならいいのですが、おそらく長いツアーやレコーディング。

同じように喉が疲れている状態。いつもと違うのどの使い方でいい声を出そうとしているとそれが習慣になってきます。

 

要は癖づいてしまうのです。

そしてその癖は気づかないくらい少しづつ少しづつゆっくりと身に染みていきます。その癖がいいものであればいいのですが、負荷のかかる発声法だったり・間違った発声だったりすると、そこから崩れていったりする可能性もあります。

喉が疲れている時の癖なんて大抵はいいものではありません。

 

この問題に年齢による喉の回復力の変化や声質の変化が乗っかってくることもあるでしょう。

もちろん、これだけが原因ではないでしょうが、この酷使と癖の問題が「あの頃は声にノビやハリがある」「あの頃は綺麗な高音が出ていた」という議論を生み出しているのだと思います。

そしてこれが歌声が変化していく原因であり、「全盛期」という言葉を生み出してしまっているような気がします。

 

普通の人の歌声って長い期間でも変化しないですよね。普通の人はどんなに歌を歌わない人でも長い年月で歌はほんの少しづつうまくなっていくように思えます。それは日々発している声の使い方の成長なのか、音楽的感覚の成長なのか。

 

何にせよ、歌声の衰えや劣化はプロのシンガー特有のもののように感じます。

それは酷使によるものだと思います。

 

という個人的な考察です。







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