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ジェームズ・アーサーの歌唱力・歌い方 独特な響きと鳴りのミックスボイス【歌声解説】

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MUSIC PLANETボーカルオーディション2018

今回はジェームズ・アーサー(James・Arthur)さんの歌声について書いていきたいと思います。

ジェームズ・アーサーさんと言えば、世界的に有名なシンガーですね。イギリスの人気オーディション番組「Xファクター」で一躍有名になった方ですね。

 

何と言ってもその声、その歌声は多くの人を魅了しています。

心掴まれている方も多いのではないでしょうか。

今回はそんなジェームズ・アーサーさんの歌声について書いていきたいと思います。

どういう声質・声の出し方か

地声・話し声は低めの音域で、よく響く声質

地声の音域は低めの音域ですね。結構低めの声帯をもっていると思われます。

 

声質は声帯の閉鎖による鳴りが強く、ジリジリとした鳴りを持つ声質です。ただバランス的に息もそれなりに流れているいい声です。

共鳴は下方向への共鳴と上方向への共鳴の両方があります。特に下方向への響きが深く、低音イケボの典型的な響き方です。

言語的・骨格的に英語圏の人は鼻腔に響きやすいので、鼻腔への響きもあります。

 

 

歌声は母音系の倍音が強い閉鎖系の太いミックスボイス

歌声は大きく分けて3種類の歌声を使っています。

地声・ミックスボイス・ファルセットの3種類です。

 

低中音域は地声を使っています。話し声で使っている音域帯よりは高めの音域帯での地声です。とは言えもともと持っている地声はそこまで高い音域ではないので、ミックスボイスに切り替わるタイミングも早いですね。

 

地声の声質は太く柔らかい鳴りがある声質を使うことが多いです。太さは持っている声帯の大きさや音域帯の影響もありますね。

話し声同様に声帯をしっかりと鳴らして、それを息で柔らかく聞かせたりというような地声です。

 

中高音域はミックスボイスを使っています。太くややガラッとした・ザラッとした鳴りがある閉鎖系のミックスボイスが特徴的です。

これは閉鎖系のミックスボイスを息の圧力で少し声帯を割ったようなそんなミックスボイスの出し方です。割ったと言ってもほんの若干くらいですが。ロック歌手みたいな声の割り方ではなく、絶妙に綺麗な響きを持った声です。

 

声帯をしっかりと慣らす閉鎖系のミックスボイスですが、喉の空間や声のつくりは太めです。

言葉で表現するのは難しいのですが、このミックスボイスは深い共鳴と鼻腔共鳴によって独特の響きを持っています。(うまく表現できませんが、独特の倍音が鳴っている)

 

高音域はファルセットを使っています。そこまでたくさん使用するようなタイプではないのですが、抜きどころで綺麗に抜いています。

ファルセットは非常に息の成分が多く、地声やミックスボイスから綺麗に移行させています。

 

どういう歌い方か

ビブラートはそこまでかけるタイプではないです。自然にかかっているフレーズもありますが、基本的にはまっすぐに歌うタイプです。

 

咽頭共鳴をしっかりと保ったまま歌っているので、深めの声や太い響きを生み出しています。基本的にこの響きを無くさないままに鼻腔などに響かせているので、独特の声質・声の響きを生み出しているように感じます。

 

実際の歌声で確認

「Say You Won't Let Go」でミックスボイスとファルセットを確認しよう

 

声の種類

地声:黒字

ミックスボイス:黄色マーカー

ファルセット:赤色マーカー

フレーズ

some rest   I knew I loved you then   But you'd never know   'Cause I played it cool when I was scared of letting go   I know I needed you   But I never showed   But I wanna stay with you until we're grey and old   Just say you won't let go   Just say you won't let

 

このフレーズはほとんどがミックスボイスで歌われています。独特のザラッとした強い鳴りと喉の奥や鼻腔に響きがあるような独特のミックスボイスです。

 

ここでのファルセットはさらりと息が流れて、かつやや芯のあるファルセットを使っていますね。

 

「Let Me Love the Lonely」で地声とミックスボイスを確認

 

フレーズ

I think I'll save myself by saving you   Let me love the lonely out of you   Lighthouse without the lights   You smile without your eyes   I know, 'cause I do that too   Your own worst enemy   You think that no one sees

 

地声の部分はかなり低音域なのでわかりやすいですね。実際はもっとミックスボイスに近いわかりにくいフレーズも多々存在しますね。

 

どういう練習をすればジェームズ・アーサーさんのように歌えるか

ジェームズ・アーサーさんのように歌うには多くの音楽的要素が必要です。

そのぶん、多くの練習や訓練が必要となります。

しかし、要点やポイントを絞ることで近づく近道になります。

 

ジェームズ・アーサーさんのように歌うポイント

ポイント

太いミックスボイスを身につける

深い響きを身につける

 

これが重要ですね。

では練習方法を書いていきたいと思います。

太いミックスボイスを身につける

ジェームズ・アーサーさんは太くかつ閉鎖的に鳴り、ほんの若干だけ割れたようなミックスボイスを使いこなします。

ミックスボイスの練習は突き詰めると、キリがないのまずは太いミックスボイスを身につけましょう。太いミックスボイスは喉をしっかりと開いた状態で発声するミックスボイスです。

 

太いミックスボイスを身につけるには「グッグ」トレーニングが最適です。

グッグトレーニングについて詳しい練習方法は長くなってしまいますので、こちらの記事にまとめています。興味のある方は読んでみてください。

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深い響きを身につける

ジェームズ・アーサーさんは全体的に深い響きを保ったままの発声になっています。独特の太さのある深みのある声を生み出しています。

 

深い響きは咽頭共鳴といって、主に下方向への響きとなります。声の太さの部分にも大きく関わってくる部分です。

 

詳しい練習方法はこちら

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まとめ

ジェームズ・アーサーさんのように歌うポイント

ジェームズ・アーサーさんのように歌うポイント

ポイント

太いミックスボイスを身につける

深い響きを身につける

 

これが重要ですね。

まずはここから練習していきましょう。






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