歌声解説 男性洋楽

エアロスミス スティーブン・タイラーの歌声や歌い方についての分析

投稿日:2019年2月10日 更新日:

今回はエアロスミスのボーカル スティーブン・タイラーさんの歌声について書いていきたいと思います。

エアロスミスと言えば、世界中で知らない人はいないであろう伝説のロックバンドですね。

 

何と言ってもその楽曲のかっこよさ、その歌声は多くの人を魅了しています。心掴まれている方も多いのではないでしょうか。

どういう声質・声の出し方か

地声・話し声は若干高めの音域で、独特のハスキー感がある声質

音域

地声の音域は若干高めの音域ですね。

音域的に若干ですが高めの音域の声帯を持っているように感じます。声質によってさらに高く聞こえますね。

 

声質

声質はかなりかすれ気味なハスキーボイスですね。

声帯が綺麗に閉鎖することなく、カサカサ・サラサラとした鳴りの典型的なハスキーボイスです。声帯の不完全な閉鎖により、息の「スーーーー」という倍音がかなり強く鳴っています。

 

声帯の鳴り的な成分(母音的成分)は少なく、ハスキーな息の成分(子音的成分)が多く含まれている声なので、音域以上に高く聞こえますね。

 

歌声は閉鎖系の強い鳴りを持つ歌声

チェストボイス

低中音域は地声

鳴りの成分がしっかりとある声質の地声域ですね。ジリジリとした倍音が強く鳴っています。と同時にハスキーな倍音成分も含んでおり、非常に特徴的な声質の発声です。

 

地声

前半部分など↓

 

ミドルレンジ

中高音域(≒ミックスボイス

強い声帯の鳴りのミックスボイスです。

 

息の圧力が強まるにつれてもともと持っているハスキーなザラザラとしたような倍音が混ざり、ややハスキー感のあるミックスボイスになっています。

 

この強い鳴りのミックスボイスをかなりの高音域まで歌うことができます。地声がやや高めなのもありますが、声帯のコントロールがうまくかなり強い閉鎖が可能なので、あそこまで高い音域のミックスボイスが出せるのですね。

 

ミドル

 

ファルセット

高音域はファルセット。(裏声)

さらりとした息が綺麗に流れるファルセットです。

 

また、ファルセットの息の圧力を高めてシャウトの発声を作ったりもしています。

ミックスボイスからシャウトに入っているとも考えられます(ファルセットから入ろうが、ミックスボイスから入ろうが一定の超高音になると行き着く先は同じような音色になる)

ファルセット

抜けるようなファルセット↓

この曲の超高音部分などでシャウト系の発声を使っていますが、この試聴音源では残念ながらそのフレーズではなかったです↓

 

どういう歌い方か

共鳴や音色

響きは上方向主体なので明るい響き中心の歌声です。

また、口が大きく、当然口の開きも大きいので、声が明るく前に飛びます。そこに独特のハスキー感を持った強い声が通るのでかっこよくロックに聞こえるのですね。

 

ビブラート

ビブラートはあまりかけることはないですが、フレーズ次第ではかけています。

 

フレージング・歌い回し・歌唱力

パワフルボイスをロックに歌いこなすタイプのシンガーです。

ただパワフルなだけではなく、ピッチ館やリズム感が圧倒的に良くさすが世界クラスのシンガーと言えますね。

 

どういう練習をすればスティーブン・タイラーさんのように歌えるか

スティーブン・タイラーさんのように歌うには多くの音楽的要素が必要です。

そのぶん、多くの練習や訓練が必要となります。

しかし、要点やポイントを絞ることで近づく近道になります。

 

スティーブン・タイラーさんのように歌うポイント

ポイント

鳴りの強いミックスボイスを身につける

 

これが重要ですね。

では練習方法を紹介します。

 

鳴りの強いを身につける

スティーブン・タイラーさんのような声を出すにはとにかく閉鎖系のミックスボイスをコントロールする必要があります。

閉鎖系のミックスボイスのトレーニングは「ネイ」「ヤイ」トレーニングがいいでしょう。

このトレーニングは声帯の鳴りの強い声で脱力を促すトレーニングになります。

 

ハイトーンボイスは声帯自体をかなりコントロールしなければ上手く発声できないでしょう。

 

声帯のコントロール能力を高めるにはエッジボイスのトレーニングが最適です。

ちなみに特有のハスキー成分は狙って出せるものでもないでしょう。ハスキーボイス感を出すにはザラついた鳴りを生み出す息の成分が必要なのですね。

 

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