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歌声解説 男性洋楽

トーマス・ヴィクストロムの声や歌い方についての分析

更新日:

今回はトーマス・ヴィクストロムさんの歌声について書いていきたいと思います。

トーマス・ヴィクストロムさんと言えば、スウェーデン出身のシンガーで、「THERION」「STORMWIND」「CANDLEMASS」などのバンドで活躍しているヘヴィメタルシンガーです。

何と言ってもその声、その高音は多くの人を魅了しています。スウェーデンでは「ボーカルマスター」という異名を持っているそうです。

どういう声質・声の出し方か

地声・話し声は若干低めの音域で、咽頭共鳴が寄りで声帯の鳴りが強い声質

地声の音域は若干低めの音域ですね。もちろん年代によって音域は違いますが、若干低めの音域を持つ声帯を持っていると感じます。

声質は声帯閉鎖による声帯の鳴りがしっかりとした声質です。ジリジリとした倍音が鳴っています。

共鳴も咽頭共鳴(下方向への響き)寄りの声質で、男らしくよく響く声です。

歌声とは随分違う印象を受ける話声です。

持っている声帯

若干低めくらいの音域・鳴り系の声質

歌声はふくよかな太さのある高音ミックスボイス

歌声は2種類の声区を使っています。

主な声区

  • 地声(チェスト)
  • ミックスボイス(ミドル)

の2種類です。

地声

低中音域は地声を使っています。

低中音域は薄い柔らかな鳴りと咽頭共鳴と鼻腔共鳴をバランス良く響かせています。

フレーズによっては声帯の鳴りを強めたりしていますが、常に一定の声帯の鳴り(閉鎖)の上で息をコントロールして声質をコントロールしているので、ほとんどがミックスボイスに近い発声です。

また、オペラ寄りの歌い方では咽頭共鳴を深く取り、太い声を響かせています。

ミックスボイス

中高音域はミックスボイスを使っています。

高音域な分、鳴りも強くなり当然ながら声帯の閉鎖も強くなるのですが、喉自体は綺麗に開いたままの発声を実現させているので、ふくよかな太い高音が出せているのですね。

かなりの高音域までミックスボイスをコントロールしています。

下から上まで綺麗にふくよかなミックスボイスをつなげるのはさすが、ボーカルマスターです。

持っている声帯

バランスのいい地声域・ふくよかなバランスのいいミックスボイス

どういう歌い方か

共鳴や音色

鼻腔共鳴や軟口蓋への共鳴などの上方向へ響きと、咽頭共鳴など下方向への響きのコントロールが非常に上手いのが特徴です。

上方向への響きは声の抜けを作り歌声に柔らかさを与えますし、下方向への響きは歌声に力強さや太さを与えます。喉周辺の空間をしっかりと作れているのですね。

この共鳴をコントロールすることでメタルな曲もオペラな曲も声色をうまく作っているのですね。

のどの周りの空間と声帯の動きが分離していないとできないことですね。つまり、声帯のみをしっかりとコントロールできているのでしょう。

ビブラート

ビブラートはフレーズにもよりますがやや深めに綺麗にかかります。高音域のロングトーンでもしっかりと音の波があるのが特徴です。

フレージング・歌い回し・歌唱力

大きな癖はないのですが、オールラウンドになんでも歌いこなしています。

ピッチ感やリズム感も非常によく素晴らしい歌唱力を持っています。

どういう練習をすればトーマス・ヴィクストロムさんのように歌えるか

トーマス・ヴィクストロムさんのように歌うには多くの音楽的要素が必要です。そのぶん、多くの練習や訓練が必要となります。

しかし、要点やポイントを絞ることで近づく近道になります。

トーマス・ヴィクストロムさんのように歌うポイント

ポイント

強いミックスボイスを身につける

共鳴のコントロールを身につける

これが重要ですね。では練習方法を紹介します。

強いミックスボイスを身につけるには

強いミックスボイスを身につけるには声帯の鳴りがしっかりとしたミックスボイスを身につけなければいけません。

まずは「ネイ」「ヤイ」トレーニングで閉鎖系のミックスボイスを高音域まで練習していきましょう。

そこからのどを広げていくためにグッグトレーニングで太いミックスボイスの練習をしていきましょう。

ハイトーンボイスを身につけるには「声帯コントロール」と「声帯周りの動き」が重要でしょう。

共鳴のコントロールを身につける

共鳴は上方向への共鳴と下方向への共鳴のトレーニングをする必要があります。

上方向への共鳴は鼻腔や軟口蓋への共鳴。下方向への共鳴は咽頭共鳴です。

上方向への響きを身につけるにはハミング練習が最適です。

下方向への響きを身につけるにはこちらの記事を参考にしてみてください。

その他シンガーの歌声解説はこちら

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