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PelleKの歌い方・歌唱力【歌声解説】

投稿日:2019年3月28日 更新日:

今回はPelleK(ペイルケイ)さんの歌声について書いていきたいと思います。

PelleKさんと言えば、ノルウェー人ミュージシャンで日本ではアニソンのカバーで大人気の方です。

 

何と言ってもアニソンをハイクオリティでカバーする圧倒的な歌唱力、歌声。

心掴まれている方も多いのではないでしょうか。

今回はそんなPelleKさんの歌声について書いていきたいと思います。

どういう声質・声の出し方か

地声・話し声は普通の音域で、エッジ感のある閉鎖系の声質

地声の音域は普通の音域ですね。音域的には普通くらいの音域帯の声帯を持っているように感じます。

 

話し声の声質は声帯閉鎖系の鳴り成分が強い声質です。息はあまり流れないタイプの声ですね。鳴り系の声ですが、そもそもそこまで強く鳴らすというタイプでもなく、カラッとしたエッジボイスに近いニュアンス感のある声質です。声帯のコントロールが上手そうな声です。(現にすごく上手いのですが、話し声だけで考えた場合)

 

歌声は圧倒的な高音ミックスボイス

歌声は主に大きく分類すると、地声・ミックスボイス・ファルセットの3種類です。

しかし、ミックスボイスの中でも2段階(通常の鳴りのミックスボイス・ヘッドボイス気味の超高音ミックスボイス)ありますね。

 

低中音域は地声系の発声を使っています。声質は鳴りの成分が強い発声を使うことが多いですね。もともと持っている声質も鳴り系の声質なので、そのまま活かしているような感じですね。ミックスボイスへの声質の変化は少ないです。

 

中高音域はミックスボイスを使っています。このミックスボイスは普通のパワフルなミックスボイスとヘッドボイス系の高音ミックスボイスの2種類があります。

通常のミックスボイスはPelleKさんのメインの声ですね。ほとんどの楽曲で使われている声です。しっかりと芯があり、広がりある強いパワフルな歌声を出しています。

もう一つはヘッドボイスに近いミックスボイスですね。これはかなり声帯を閉鎖させて出しています。非常に強い声帯閉鎖によりヘッドボイスに近い音色のミックスボイスを出しています。当然ながら、普通のミックスボイスと比べると喉の空間は狭くなり閉鎖的な音色になるのですが、声帯を無駄なく締めているので綺麗な強い声が鳴っています。

このようなものすごく強い閉鎖によって生まれるヘッドボイス気味のハイトーンミックスボイスは、普通のヘッドボイス(ファルセットから芯を作っていく声)と変わらない音色になります。つまり、アプローチが違っても同じようなところにたどり着くということです。

 

高音域はさらにファルセットを使うこともあります。非常に綺麗な息の流れる発声を使い、「どれだけ万能なんだ」と思ってしまうほどのボイスコントロールです。

 

どういう歌い方か

響きと喉のコントロール

PelleKさんは非常に喉のコントロールと響きのコントロールに長けています。なので、様々な表現が可能ですしフレーズごとにいろいろな歌い方をしています。

基本的には深く明るめの発声でパワフルにロックやメタル系のニュアンスのある歌い方をされています。

ビブラートはあまりたくさん使うタイプではないですが、使うときもあるという感じですし、楽曲によって様々ですね。

 

実際の歌声で確認

声の種類

地声:黒字

ミックスボイス:黄色マーカー

ハイトーンミックスボイス:赤色マーカー

ファルセット:赤字

 

「This Is Halloween」で地声・ミックスボイスを確認

 

フレーズ

spiders in my hair  This is Halloween, this is Halloween,  Halloween, Halloween, Halloween,  ( In this town we call home,)  everyone hail to the pumpkin song  In this town, don't we love it now,  everybody's waiting for the next surprise  Round that corner, then,hiding in the trash cans,  something's waiting now to pounce and how you'll..Scream

 

地声・ミックスボイス・高音ミックスボイスが使われているフレーズです。地声は様々な声色を作って歌っていますね。響きのコントロールや声帯の鳴らし方で様々な表現をしています。

 

ミックスボイスは鳴りが強くパワフルで広がりあるミックスボイス、また高音ミックスボイスも普通に使いこなしていることがわかります。この2種のミックスボイスを比べるとわかるのですが、普通のミックスボイスは咽頭共鳴(下方向への響き)も保ったまま発声しているのですが、高音ミックスボイスは響きが鼻腔方向(上方向)へ集まっています。

 

「You Were There」でファルセットを確認

 

フレーズ

hopeless warriors You were there You were there  Am I forever dreaming How to define the way I’m feeling You were there Countless

 

このフレーズはかなり芯のくっきりしたファルセットですね。美しいファルセットです。地声部分は息の成分を非常に多くすることで、ファルセットの音色に近いような声にしています。

 

どういう練習をすればPelleKさんのように歌えるか

PelleKさんのように歌うには多くの音楽的要素が必要です。

そのぶん、多くの練習や訓練が必要となります。

しかし、要点やポイントを絞ることで近づく近道になります。

 

PelleKさんのように歌うポイント

ポイント

強くパワフルな高音ミックスボイスを身につける

 

これが重要ですね。

では練習方法を書いていきたいと思います。

高音ミックスボイスを身につけるには

PelleKさんのような高音ミックスボイスを身につけるには並大抵の努力ではできないでしょう。

重要なのは

  • 声帯のコントロール(締める力)
  • 脱力

です。

 

声帯のコントロール能力を向上させるにはエッジボイスのトレーニングがいいでしょう。

エッジボイスはすぐには効果は出ないですが、続けて行くことで少しづつ成果が出てきます。

 

エッジボイスについて詳しくはこちら

【エッジボイス】のやり方・効果・練習方法について

 

声帯閉鎖の強い高音域を鍛えるには「ネイ」「ヤイ」トレーニングが最適です。このトレーニングは余計な部分は脱力焦るような効果もあります。

閉鎖系の高音域には最適なトレーニングです。

 

詳しくはこちら

【「ネイ」「ヤイ」トレーニング】のやり方・効果・練習方法について

 

まとめ

PelleKさんのように歌うにはミックスボイスを自由に使いこなす声帯コントールが必要です。また、声帯を非常に強く閉鎖させる能力も必要です。

どちらにしてもすぐに得られる能力ではありませんが、、、、頑張りましょう。

 

その他シンガーの歌声解説はこちら

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