歌声解説 女性シンガー

土岐麻子の歌い方・歌唱力【歌声解説】

投稿日:2019年3月29日 更新日:

今回は土岐麻子さんの歌声について書いていきたいと思います。

土岐麻子さんと言えば、CMなどで多く耳にする機会のある実力派のシンガーですね。

 

何と言ってもその歌声と歌唱力。ジャジーなとても心地よい素敵な歌声です。

心掴まれている方も多いのではないでしょうか。

今回はそんな土岐麻子さんの歌声について書いていきたいと思います。

どういう声質・声の出し方か

地声・話し声は普通の音域で、息の流れが綺麗でバランスのいい声質

地声の音域は普通の音域ですね。音域的に普通程度の音域帯の声帯を持っているような印象を受けます。

 

声質はバランスのいい綺麗な声質ですね。息の流れも綺麗に流れて、声帯の鳴りもバランスよくある声質です。どちらかと言えばですが、息が先行する声のように感じます。

喉の空間がやや広く、若干ですが太めな声や響きをしています。(太さというより深みという方が正しいかもしれません。)咽頭共鳴寄り(下方向の響き)の深みある話し声です。

 

歌声は息が綺麗に流れる澄んだ空気感のある歌声

歌声は主に2種類の歌声を使っています。

地声とファルセットですね。ミックスボイス系の発声は楽曲にもよりますが、ほとんど使ってない感じです。

 

低中音域は地声系の発声ですね。息が綺麗に流れる息主体の声質を使うことが多いです。声帯もバランスよくなっているのですが、それ以上に息の成分が多いので軽やかな空気感のある歌声になっています。話し声から考えると声帯の鳴りを抑えて息を多く含ませるように発声しているように感じます。

音域的に結構低音域まで空気感のある歌声で歌い上げることができますね。基本的にはこの声が土岐麻子さんの歌声のメインです。

共鳴は歌声の時は浅めの明るい響きで歌うことが多いですね。鼻腔や軟口蓋などの上方向主体の響きです。

 

ミックスボイスに関してはファルセットとの中間的な音色で使っているように感じられることもあるのですが、ほとんど使っていないように感じます。

 

高音域はファルセットを使うことが多いですね。ファルセットは息が綺麗に流れる澄んだ声質のファルセットです。地声同様の息の多いファルセットです。

 

どういう歌い方か

軟口蓋〜鼻腔主体の歌い方

土岐麻子さんは軟口蓋・鼻腔の響き主体で歌うことが多いですね。もちろん深い下方向の響きを作ったりもするのですが、基本的には軟口蓋に声を当てています。また鼻腔にも丸く響きを作っています。

 

丸い声を出す時は鼻腔方向へ(上〜斜め上後ろ方向に声を当てる)、普通の声は軟口蓋主体(上〜斜め前上方向)の声の当て方ですね。

口や口の中の空間の開きのニュアンスも横方向へのニュアンスが強く、明るい音色の印象が強いです。

 

ビブラートはあまりかけずにまっすぐに歌うことが多いですが、声の収束感やフレージンングは美しいです。もちろんビブラートをかけているフレーズもあるのですが、言葉を「揺らすよりも置く」ニュアンスが強い歌い方ですね。

 

実際の歌声で確認

声の種類

地声:黒字

ファルセット:赤字

 

「都会」で歌声を確認

 

フレーズ

その日暮らしはやめて〜 ウチへ帰ろう一緒に その日暮らしはやめて〜 ウチへ 

 

息が綺麗に流れる地声と綺麗なファルセットが織り混ざったフレーズですね。両方とも息の倍音が非常に綺麗に鳴っている美しいフレーズです。

 

土岐麻子さんの息の多い空気感ある歌声

 

どういう練習をすれば土岐麻子さんのように歌えるか

土岐麻子さんのように歌うには多くの音楽的要素が必要です。

そのぶん、多くの練習や訓練が必要となります。

しかし、要点やポイントを絞ることで近づく近道になります。

 

土岐麻子さんのように歌うポイント

ポイント

息の多い発声を身につける

上方向への響きを身につける

 

これが重要ですね。

では練習方法を書いていきたいと思います。

息の多い発声を身につけるには

土岐麻子さんのように息の多い発声を身につけるには息と声との連動が重要になります。息と一緒に声が出せるようになってくると、息を多く含ませる発声が可能になります。

 

息のトレーニングはドッグブレス「スー」「ズー」トレーニングがオススメです。

 

息と声は「連動」させないと意味がない|呼吸のトレーニングも大事だが、、

 

上方向への響きを身につける

上方向への響きは鼻腔や軟口蓋への響きです。

この響きは歌声に明るく澄んだ印象や抜けるような印象、つまり高音系の音色が増幅します。

 

上方向への響きを鍛えるにはハミング練習が最適です。

 

詳しくはこちら

【鼻歌・ハミング練習法】のやり方・効果・練習方法について

 

 

まとめ

土岐麻子さんのように歌うポイントは息が多く綺麗に流れる発声を身につけることですね。響きももちろん重要で、音色を作る上では欠かせないですね。

まずは息で歌うというニュアンスを練習していきましょう。

その他シンガーの歌声解説はこちら

アーティスト歌声解説一覧

※タグの集合ページです

オススメ記事

1

今回は少し変わった視点からボイストレーニング・歌や声の成長の方法を書いていきたいと思います。 変わったと言うより、少しずるい方法ですが。。  効果は抜群です。   ボイストレーニングは独学で ...

2

今回はボイストレーニングにオススメの本を書いていきたいと思います。ボイストレーニングというものは、なかなか独学で独りでやっていくというのは難しいですよね。 「何からやればいいのか、何が正しいのか、何が ...

3

今回はボイストレーニングの効果を高めるグッズや声を鍛えるのに欠かせないグッズについて書いていきたいと思います。 グッズがなくてもボイストレーニングはできるのですが、あれば便利です。 グッズを使うメリッ ...

4

今回はボイストレーニング教室の選び方について書いて行きたいと思います。 ボイストレーニング教室に通ってみたいと思ったことがある人も少なくはないはずです。 いい声で話したいですよね。カラオケでうまく歌い ...

5

今回はミックスボイス(ミドルボイス)について書いていきたいと思います。 ミックスボイスというものについて疑問を持っている人は多いと思います。そもそもなんなの?何がミックスボイスなの?自分の声はどうなん ...

-歌声解説 女性シンガー
-

Copyright© 【ミュートレグ】 , 2019 All Rights Reserved.