歌声解説 男性洋楽

グラハム・ボネットの歌声や歌い方についての分析

投稿日:2019年5月4日 更新日:

今回はグラハム・ボネットさんの歌声について書いていきたいと思います。

グラハム・ボネットさんと言えば、世界で長く活躍する偉大なシンガーですね。

 

何と言ってもその歌声。その歌唱力。

4オクターブの音域があると言われているその歌声に魅了されている方も多いのではないでしょうか。

どういう声質・声の出し方か

地声・話し声はやや低めの音域で、深みのある鳴りの声質

地声や話し声の音域はやや低めの音域ですね。

もちろん年代によって声帯の音域は変わっているという面もあるのですが、やや低めくらいの音域帯の声帯を持っているように感じます。

 

声質は声帯の鳴りがしっかりとあり、かつ息の倍音もある少し特殊な声質ですね。

カラカラ・ゴロゴロしたような声帯の鳴りと息の倍音のある話し声をしています。

 

共鳴は咽頭共鳴寄り(下方向への響き)で深い響きを持っています。

 

歌声はパワフルな高音ミックスボイスが特徴的

地声

低中音域は地声

主に低音域部分で地声が使われることが多いですね。

 

地声はしっかりと声帯を鳴らすような声質ですが、ミックスボイスと比較すると空気感のあるバランスのいい発声です。

喉の空間もしっかりと保って発声しているので、広がりのある声質になっています。

 

ミドルレンジ

中高音域(≒ミックスボイス

声帯閉鎖系の非常に鳴りが強いミックスボイスです。

このミックススボイスはかなり高い音域帯まで使いこなします。

 

かなり強い声帯閉鎖を使いこなしているので、ガリガリとした声帯の鳴りの倍音がある非常に特徴的なパワーミックスボイスです。

割れた声のニュアンスですが、割れたというよりはその割れ感をコントロールしているようなパワーボイスです。

 

これは強い息の圧力で押し切ってやや割れ気味にガリガリ・ゴロゴロとした強い声を出しているのですね。

仮声帯も働いていることでしょう。

 

強い声帯閉鎖と強い息の圧力がないとできない技です。

また、強い息に耐えられるほどの声帯閉鎖と声帯コントロールが必要です。圧倒的な高音域まで出せるすごいミックスボイスです。

 

どういう歌い方か

共鳴や音色

共鳴も非常に美しく、低音域は深く(咽頭共鳴)、高音域は上方向(鼻腔や軟口蓋)へ綺麗に共鳴させたロックな声を聴かせてくれます。

 

ビブラート

ビブラートはフレーズ次第で綺麗にかけています。

 

フレージング・歌い回し・歌唱力

ロックボーカリストのお手本のような歌い方です。

強い高音域とパワフルな発声で圧倒し、まっすぐに熱く歌うような歌い方です。

 

あれだけ強い発声をしているにも関わらず、ピッチ感が非常に良く、とても綺麗に力強く聴こえます。

圧倒的な歌唱力です。

どういう練習をすればグラハム・ボネットさんのように歌えるか

グラハム・ボネットさんのように歌うには多くの音楽的要素が必要です。

そのぶん、多くの練習や訓練が必要となります。

しかし、要点やポイントを絞ることで近づく近道になります。

グラハム・ボネットさんのように歌うポイント

ポイント

鳴りの強いミックスボイスを身につける

エッジボイスで声帯のコントロール

これが重要ですね。

では練習方法を紹介します。

鳴りの強いのミックスボイスを身につける

グラハムボネットさんのような強い鳴りの高音域を身につけるトレーニングは「ネイ」「ヤイ」トレーニングがオススメです。

 

このトレーニングは舌根や顎の脱力をしながら強い鳴りの声のトレーニングに向いています。

まずは高音域帯まで脱力できる強い声を身につけましょう。

エッジボイスで声帯のコントロール

グラハムボネットさんのような発声は声帯のコントロールに長けている必要があります。

ハイトーンボイスは強い声帯閉鎖を維持した状態で強い息を流すことで生み出しています。

 

この強い声帯閉鎖を維持した状態をキープするのが非常に難しく、特に強い息で押し出そうとしつつ閉鎖させるのはかなりの声帯コントロールが必要です。

超高音域の強いミックスボイスはエッジボイスのような声帯の状態に息の圧力をかけるようなニュアンスになると思います。

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