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歌声解説 男性シンガー

人見元基の歌い方・歌唱力-圧倒的レベルの高音発声-【歌声解説】

投稿日:2019年5月12日 更新日:

今回は人見元基さんの歌声について書いていきたいと思います。

人見元基さんと言えば、長く日本のロックシーンで活躍する大人気シンガーですね。その圧倒的な歌声から海外での評価も非常に高く、また日本でもハードロック・ハードメタル愛好家の間では「日本史上最高のロックボーカリスト」と評価されている実力の持ち主です。

 

何と言ってもその歌声。圧倒的な高音域のパワーボーカルは心を鷲掴みにされるような気分になりますね。魅了されている方も多いのではないでしょうか。

今回はそんな人見元基さんの歌声について書いていきたいと思います。

どういう声質・声の出し方か

地声・話し声はやや高めの音域で、柔らかい鳴りのある声質

地声・話し声の音域はやや高めの音域ですね。音域的にやや高めくらいの音域帯の声帯を持っているように感じます。

 

声質は軽やかで柔らかな鳴りのある声質ですね。歌声とは違いそこまで強い声帯の鳴りがなく、どちらかと言えば息が先行するような軽やかな鳴りの話し声です。共鳴も下方向への響き(咽頭共鳴)は少なく、上方向への響き(鼻腔や軟口蓋)寄りなので、それも軽やかな爽やかさを生んでいる要因です。歌声の印象とは随分違う話し声を持っていますね。

 

歌声は磨き抜かれたハイトーンミックスボイス

歌声は主に3種類の歌声を使っています。

地声・ミックスボイス・超高音系ミックスボイスの3種類ですね。ミックスボイスと超高音系ミックスボイスは大枠同じで分けなくてもよかったのですが、あまりに使いこなしているため・鳴りの種類が違うため敢えてこう書いておきましょう。ミックスボイス・超高音系ミックスボイスが歌声のメインですね。

 

低音域は地声ですね。低音域とは言っても音階的にはそこまで低音ではないのですが、人見元基さんにとっての低音域ですね。

地声の声質は話し声同様に軽やかな鳴りと息の流れがしっかりとある声質を使っています。主にバラード系の静かなフレーズや綺麗なフレーズで使われることが多いですね。息の流れで澄んだ鳴りの声質を作っています。

 

中高音域はミックスボイスを使っています。声帯閉鎖系のロックなミックスボイスでです。強い声帯閉鎖と強い息の圧力で強い鳴りと特殊な倍音を持った声質を作り出しています。特殊な倍音は言葉では表現しづらいのですが、高速で高音系の「ゴロゴロ」「ビリビリ」とするような倍音が鳴っています。

これは強く閉鎖された声帯が強い息の圧力で若干割れ気味に作用しているからこのような鳴りの声が生まれるのですね。言葉で考えるのは簡単ですが、普通の人は声帯の閉鎖を保てない・もしくは強い息を通せないという感じになるでしょう。エッジボイスの状態に強い息を通すようなニュアンスですね。

このミックスボイスを高音域まで使っています。

 

高音域は超高音系のミックスボイスを使っています。ミックスボイスのさらに上のかなり高い音域で使われる声です。基本的な音色はミックスボイスの音色と変わらないのですが、なぜ分けて書いたかというと超高音域にいくにつれて芯の強いファルセット(ヘッドボイス)的なニュアンスを織り交ぜたミックスボイス発声になっているからですね。つまりミックスボイスにファルセット的な音色があるのですね。強いミックスボイスと芯のあるファルセットの中間のような音色で超高音域帯を歌っています。

このように声帯閉鎖を強めて高音を登りつめていった場合、ミックスボイスから登ってもファルセットから登ったとしてもたどり着く先はファルセットともミックスボイスともわからない音色(ただただ閉鎖が強く超高音を生み出す音)にたどり着きますね。

 

人見元基さんの歌声の鍵は強い声帯閉鎖とそのコントロールですね。

どういう歌い方か

圧倒的な声帯コントロールが生み出す心地よい共鳴

人見元基さんの凄いところは高音域の閉鎖的なパワフルボイスを心地よい鳴りで響かせているところですね。鼻腔や軟口蓋・喉の空間をしっかりと作って声帯の閉じる力の影響を受けない響き作りです。もちろん閉鎖的に声帯を鳴らすので、ある程度の閉鎖的な音色になるのですが、圧倒的声帯のコントロール能力で響きの空間を最大限作っています。

基本的には上方向(鼻腔や軟口蓋)主体の響きですが、口の中の空間もしっかりと作っているので太さもあり綺麗に抜ける音色を作り出しています。

 

ビブラートはフレーズ次第で深めにかけたりしています。

ロックボーカル・メタルボーカルのお手本のような歌い方でピッチ感も非常に良く、圧倒的な歌唱力を持っていると言えるでしょう。

 

実際の歌声で確認

声の種類

地声:黒字

ミックスボイス:黄色マーカー

ファルセット的な音色のミックスボイス:赤字

超高音ミックスボイス:赤色マーカー

 

「Shock Waves」で歌声を確認

 

フレーズ

And the chains on your heart break away〜〜〜〜 AH~) Break away carries you along   Break away riding on and on   Break away let it sing the song

 

圧倒的ミックスボイスと超高音域ですね。「away〜〜〜〜」この部分完全なファルセットではないですが、ファルセットの音色に近づけた抜き気味な発声です。赤色マーカー部分はミックスボイスなのですが、超高音域帯で芯の強いファルセット的な音色との区別がつかなくなるほどの高音域帯です。

ここまで声帯閉鎖を強くコントロールできるのは圧倒的ですね。また普通のフレージングのミックスボイスも圧倒的なんです。

余裕出しているので普通の閉鎖系のミックスボイスが簡単そうに感じる錯覚に陥りますね。

どういう練習をすれば人見元基さんのように歌えるか

人見元基さんのように歌うには多くの音楽的要素が必要です。

そのぶん、多くの練習や訓練が必要となります。

しかし、要点やポイントを絞ることで近づく近道になります。

人見元基さんのように歌うポイント

ポイント

声帯閉鎖系の強いミックスボイスを身につける

これが重要ですね。

では練習方法を書いていきたいと思います。

 

閉鎖系の強いミックスボイスを身につける

人見元基さんのような超高音閉鎖系ミックスボイスを身につけるには声帯を強く閉鎖できる声帯コントロールと脱力が必要です。つまり声帯のみを自由にコントロールできるようにならなければいけないということですね。

発声のニュアンスはエッジボイスから開発しましょう。エッジボイスに近いくらいの声帯閉鎖の状態を作りましょう。その声帯閉鎖を保ったままの状態に強い息を通して声にしてみましょう。おそらく大抵は声帯が耐えられないか、息を通せないのどちらかになりますね。これは声帯のみを締める力をコントロールできていないから起こるのですね。

なのでこのアプローチで声が出せるように練習していきましょう。

 

若干でも閉鎖的な鳴りの強い声の感覚をつかんだら、「ネイ」「ヤイ」トレーニングで脱力を促し高音域の鳴りの強い声を鍛えていきましょう。果てし無い道のりですが、頑張りましょう。

 

まとめ


人見元基さんのように歌うポイントは

人見元基さんのように歌うポイント

ポイント

声帯閉鎖系の強いミックスボイスを身につける

これが重要ですね。まずはここから練習していきましょう。とは言え簡単なことではなく、尋常ではない練習量が必要となってくるでしょう。さらに、声を身につけてもさらに他の音楽的なスキルも身につけていかなければいけません。頑張りましょう。

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