今回はTWICEのナヨンさんの歌声について書いていきたいと思います。
TWICEと言えば、大人気の9人組K-POPグループですね。韓国のみならず日本でも大人気の女性グループです。
何と言ってもそのルックス、楽曲、ダンス、そして歌声はとても素晴らしいですね。あのパフォーマンスや歌声に魅了されている方も多いのではないでしょうか。
どういう声質・声の出し方か
地声・話し声はやや低めの音域で、やや太めの声質
地声の音域はやや低めの音域ですね。
音域的にはやや低めくらいの音域帯の声帯を持っているように感じます。
声質は息と鳴りのバランスのいい声質です。
どちらかと言えば若干声帯の鳴りが先行するような声質ですが、バランスのいいと言える範囲の印象を受けます。
共鳴は咽頭共鳴主体のやや太めの声質を持っています。横の開くような明るさのニュアンスではなく、縦に開くような音色を持っています。
もちろん、韓国語なので鼻腔共鳴を使っていることもあるのですが、咽頭共鳴しやすい喉を持っていますね。
歌声は上方向に響きやすい鳴り系の声質
チェストボイス低中音域は地声。
声質は話し声同様にバランスのいい声質です。
息も綺麗に流れるので非常に心地の良い歌声です。共鳴は鼻腔や軟口蓋主体の共鳴です。話し声は口を縦に開くような音色のニュアンスが強いのですが、歌声は横方向のニュアンスもあり明るい音色になっています。
ミドルレンジ
中高音域(≒ミックスボイス)。
地声系の発声と比べると、声帯の鳴りが強まり閉鎖的なニュアンスも若干生まれるのですが、息も綺麗に流しているため心地よい鳴りの高音域を生み出しています。
高音域までしっかりと鳴らして歌っています。
時にやや太めの共鳴で太い高音域を使っていることもあります。
ファルセット
高音域はファルセット(裏声)。
非常に澄んだ音色の綺麗なファルセットを使いこなしています。
特に強い鳴りの高音からのファルセットのするりとした抜けは非常に美しいですね。
どういう歌い方か
共鳴や音色
鼻腔や軟口蓋などの上方向主体の響き中心の音色作りです。
ビブラート
ビブラートはあまりかけるタイプではないですね。
フレージング・歌い回し・歌唱力
ナヨンさんはオールラウンドに色々な歌い方ができます。
ラップなども非常に上手く歌いこなしています。
鼻腔や軟口蓋などの上方向主体の響きの作り方です。
音色の作り方はもともと持っている縦のニュアンスに横のニュアンスをやや加えて、バランスの良いニュアンスを生み出しているように感じます。
ピッチ感が非常に良くアカペラでも綺麗なピッチをたどっています。洋楽的なピッチの取り方で、綺麗な直線的なピッチの作り方です。
どういう練習をすればナヨンさんのように歌えるか
ナヨンさんのように歌うには多くの音楽的要素が必要です。
そのぶん、多くの練習や訓練が必要となります。
しかし、要点やポイントを絞ることで近づく近道になります。
ナヨンさんのように歌うポイント
ポイント
綺麗なピッチ感を身につける
これが重要ですね。
では練習方法を書いていきたいと思います。
綺麗なピッチ感を身につける
ナヨンさんは非常に綺麗なピッチ感を持っています。
ピッチ感、つまり音程が綺麗なのですね。
直線的で綺麗なピッチ感は特に音を切り替える時が重要ですね。
波のようなイメージではなく、階段的なイメージで音と音を移行させるような意識が重要です。波のようなイメージはどちらかと言えば日本的な音の取り方ですね。
階段的なピッチ移行は洋楽、特にR&Bなどに多いですね。もちろんどちらが良い悪いはないです。
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