歌声解説 男性シンガー

RCサクセション 忌野清志郎の歌声や歌い方についての分析

投稿日:2019年6月16日 更新日:

今回はRCサクセションのボーカル忌野清志郎さんの歌声について書いていきたいと思います。

忌野清志郎さんと言えば、キングオブロック。日本の歴史に名を残すようなロックミュージシャンですね。亡くなられた今もなお、多くの曲を耳にします。

 

何と言ってもその個性的な楽曲、そして個性的な歌声は唯一無二ですね。誰にも真似できないような圧倒的個性と楽曲で多くの人を魅了していました。

どういう声質・声の出し方か

地声・話し声は普通の音域で、独特なハスキー系の声質

地声・話し声の音域は普通くらいの音域帯です。

声質や響きの関係で高めの聞こえることもあるのですが、持っている音域帯的には普通くらいの音域帯の声帯でしょう。

 

声質はハスキー系の声質です。

声帯が閉鎖に合わせて「鳴る」ということが少なく、閉鎖しても不完全な閉鎖により息が漏れてハスキーな音色の声質となっているのでしょう。

息の倍音を多く含んだ声で、所々エッジボイス的に声帯が鳴ることはあってもほとんどが乾いた澄んだ印象のあるハスキー系の声です。

 

共鳴は下方向へ響かせることもあるのですが、上方向へ響きやすい喉を持っている印象を受けます。

 

歌声は地声を活かした特有の鳴りを持つ発声

地声

低中音域は地声

話し声に比べるとしっかりと声帯を鳴らすような発声を使うことが多いです。

もともと鳴りにくい声帯を持っているはずなので、比較的声帯を鳴らすようなニュアンスや意識で歌っていたと予想されます。

 

声質的には鳴っているけどどこか息の倍音を含んでいるハスキーボイス特有の鳴りを持つ声質です。

ハスキー的な鳴りの声帯を基盤にして、鳴りの少ない声質からガラガラ・ゴロゴロとした鳴りのある声質まで表現豊かに使っています。

 

ミドルレンジ

中高音域(≒ミックスボイス

 

地声同様に柔らかい鳴りからシャウトに近いような鳴りの声質まで使いこなしています。

声帯をしっかりと鳴らしているにもかかわらず、どこか不思議な鳴り方をするのはハスキーボイス系の声帯を持っているからですね。

 

ファルセット

高音域はファルセット

そこまで楽曲中で使うタイプでもないのですが、高音域の抜きなどで使われています。

 

どういう歌い方か

共鳴や音色

忌野清志郎さんは浅めで明るい音色の作り方をすることが多いですね。

口の開きの方向は横方向へ開く音色のニュアンスが強いです。

そしてフレーズにもよるのですが、大抵は鼻腔共鳴がしっかりとあり上方向主体の声の出し方と言えます。

 

鼻の奥の空間にしっかりと声を当てているようなそんな響きが感じられます。

声の方向性の意識としては斜め後ろくらいの方向性があるのではないでしょうか。

 

ビブラート

非常に深めのビブラートをかけることも忌野清志郎さんの特徴ですね。

なめらかで深いビブラートが歌の随所に出てきます。

 

フレージング・歌い回し・歌唱力

おそらくピッチ感は単純に良いとは言い難いタイプだと思うのですが、「逆に良い」というような言い方がぴったりだと思います。

絶妙な揺れや外しのニュアンスが個性的な表現を生み出しているという感じです。

ピッチがしっかりとしているところは非常にしっかりとしているので、基本的なピッチ感を通り越したピッチ感みたいなものを感じます。

正確であれば良い、正確でなければ良くない、そういうものを通り越していますね。

 

どういう練習をすれば忌野清志郎さんのように歌えるか

忌野清志郎さんのように歌うには多くの音楽的要素が必要です。

そのぶん、多くの練習や訓練が必要となります。

しかし、要点やポイントを絞ることで近づく近道になります。

忌野清志郎さんのように歌うポイント

ポイント

鼻腔共鳴をしっかりと身につけ独特のニュアンスを掴む

これが重要ですね。

では練習方法を書いていきたいと思います。

鼻腔共鳴をしっかりと身につけ独特のニュアンスを掴む

忌野清志郎さんの歌声は特殊なハスキーボイスを鳴らしている発声なので練習でどうこうなるようなものでもないですね。

もちろん似たような声質を持っている人にとってはやりやすいかもしれませんが、一般的にな声帯の鳴りを持っている方があのように鳴らすのは難しいでしょう(無理とは思ってませんが)。

 

柔らかくも芯のあるミックスボイスに特殊な倍音があるような感じですね。

どちらにせよまずはしっかりと鳴るミックスボイスを身につける必要がありますね。

 

忌野清志郎さんのような鳴りの声の高音域は「ネイ」「ヤイ」トレーニングが良いでしょう。

鼻腔にも声が通りやすいので、同じようなニュアンスを掴めるはずです。

 

鼻腔共鳴を鍛えるのにはハミング練習が最適です。

声を鼻の奥、斜め後ろ方向へ当てるような練習で鼻腔共鳴のある声身につけましょう。

 

また、ビブラートも身につけなければ忌野清志郎さんのニュアンスは生まれないでしょう。

比較的深いビブラートを全体的にかけることが必要です。

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