歌声解説 女性シンガー

アリシア・キーズの声や歌い方についての分析

投稿日:2019年6月28日 更新日:

今回はアリシア・キーズさんの歌声や歌い方についての分析です。

話し声の特徴

地声・話し声の音域はやや低め〜普通くらいの音域

音域的にはやや低め〜普通くらいの音域帯の声帯を持っているように思います。もちろん年代によっての変化もありますし、海外女性は日本女性と比較して基本的に声が低いのでどこを基準にするかにもよりますが、海外的に見ればやや低め〜普通くらいになるだろうと考えられます。

 

声質は息が綺麗に流れつつもバランスのいい声質

声帯はバランスよくしっかりと鳴り、かつ息もしっかりと流れるようなバランスのいい声質という感じです。話し声ではカリッとしたエッジボイスのような鳴りがよく含まれています(*これは英語圏の声帯の使い方)。

話し声ではそこまで感じられないのですが、ほんのりとハスキーな成分も持っているようにも思います。この成分が歌声で全面に出てきますね。

持っている声帯

やや低め〜普通の音域・息がしっかりと流れるバランスのいい(+ほんのりハスキー)声質

歌声の特徴【発声方法】

チェストボイス

低中音域は地声(チェストボイス)

エッジの効いた鳴り系の声質から息の倍音の多い息系の声質まで使いこなしていますが、低中音域は基本的には息の流れが非常に多く、綺麗な息の倍音の乗った発声中心です。

若干のハスキーな成分(倍音)もありますね。非常に綺麗な息の流れが特徴的で、圧倒的なブレスコントロールです。

 

ミドルレンジ

地声の中高音発声(≒ミックスボイス・ミドルボイス)。

声帯に強い息の圧力をかけてパワフルに鳴らす中高音発声です。中高音域はハスキーな成分がより強まり、カサカサ・ガサガサした成分を含む個性的な音色の発声になっています。このハスキーな倍音成分の多い発声が魅力の一つでしょう。

0:32〜↓

また、唸るようなニュアンス(がなり声)を含ませたりすることもありますね。

 

ファルセット

高音域は裏声(ファルセット)

非常に綺麗な息の流れと安定した鳴りを持ったファルセットです。自在に使いこなしており、声区の移行も美しいです。

歌い方

共鳴や音色

共鳴は基本的には鼻腔や口腔など上方向主体ですが、下方向(咽頭腔共鳴)へ響かせるようにして歌うフレーズもあり共鳴のコントロールも抜群です。

  • 上方向へ明るい音色
  • 下方向へ深くパワフルに

という感じですね。

 

ビブラート

楽曲にもよりますが、ビブラートはそこまでかけるタイプではないと言えるでしょう。

かけるときはやや細かくかけるようなビブラートを使いこなしています。

 

フレージング・歌い回し

歌い回しは偏りなくオールラウンドなスタイル。

どちらかと言えば、直線的で伸びやかな歌い回しが多いですが、リズミカルなフレージングもあり幅広い歌い回しをしています。

どういう練習をすればアリシア・キーズさんのように歌えるか

アリシア・キーズさんのように歌うポイントは

ポイント

しっかりと息が流れる発声とパワーのある高音を身につける

これが重要でしょう。

しっかりと息が流れる発声とパワーのある高音を身につける

アリシア・キーズさんのように歌うにはまず、息がしっかりと流れる発声を身につける必要があります。

息の倍音を多く含む発声はシンプルに息の量に比例する部分もありますし、息と声のバランスによって生み出される部分もあります。

どちらにしても息のトレーニング・息と声との連動が重要となってきます。

 

トレーニング方法は

がオススメです。

 

高音発声に関して、アリシア・キーズさんのような声帯に強い息の圧力をかけてパワフルに歌う発声はベルティングボイスと呼ばれたりしますね。音域を広げるトレーニングはコツコツと取り組むのが重要です。

 

また、特有のハスキーな倍音については持って生まれた声帯の要因が大きいです。ハスキーボイスでない人がハスキーボイスになるのは難しいので、自分の声帯と向き合うことが重要でしょう。

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