歌声解説 男性洋楽

ジェームス・ブラウンの歌声や歌い方についての分析

投稿日:2019年6月29日 更新日:

今回はジェームス・ブラウンさんの歌声について書いていきたいと思います。

ジェームス・ブラウンさんと言えば、歴史に名を残すような偉大なシンガーですね。亡くなられた今なお、その音楽は世界中に影響を与えています。

ローリングストーン誌が選ぶ歴史上最も偉大な100人のシンガーにおいて10位という偉大な方です。

 

何と言ってもそのソウルフルでファンクな楽曲、そして歌声に心掴まれますね。

魅了されている方も多いのではないでしょうか。

どういう声質・声の出し方か

地声・話し声は普通の音域で、特殊な鳴りを持つ声質

地声・話し声の音域は普通の音域です。

音域的に高くも低くもない普通くらいの音域帯の声帯をもっているように思います。

 

声質はガラッとした鳴りやザラッとした鳴りのある声質です。

ハスキーボイスではないですが、ハスキーボイスに似た性質の声です。声帯が少し変わった鳴り方をするので息の倍音と特殊な鳴りの倍音を含んでいます。

 

話し声の共鳴は上下に寄らずフラットな印象です。

 

歌声はパワフルでシャウト系の発声を駆使した発声

地声

低中音域は地声

声帯を鳴らすような鳴り主体の発声がメインです。

 

ただ、話し声同様にハスキー的な特殊な鳴り方の声質です。

ガラガラ・ガサガサした声帯の鳴りの倍音が随所に感じられます。

 

共鳴は咽頭共鳴(下方向への響き)を保ったまま歌うような太い鳴りのある発声をしたり鼻腔に響きを集めるような浅い響きの音色を使い分けています。

地声系中心

 

ミドルレンジ

中高音域(≒ミックスボイス

声帯の閉鎖を高めて強い息の圧力をかけてシャウト系の発声に近いミドル域を使っています。

 

高音域に強い息の圧力をかけて、声帯が割れ気味にかつハスキー感のある倍音を含んで鳴るので、シャウトに近い性質のミックスボイスをコントロールしています。

ガラガラ・ガサガサした鳴りがさらに強まるような印象です。

ミドル

 

ファルセット

ファルセット的な発声はあまり使わないのですが、ファルセット系の声帯に強い息の圧力をかけてシンプルなシャウトとして発声しています。

シャウト

 

どういう歌い方か

共鳴や音色

咽頭共鳴(下方向への共鳴)中心で太い音色づくりです。

 

ビブラート

ビブラートなどはあまり使うタイプではないですが、フレーズの中間などで音を揺らすようなテクニックはよく使っています。

ビブラートと言えるのかは微妙なラインですが、大きく音を揺らすようなニュアンスです。

 

フレージング・歌い回し・歌唱力

ジェームス・ブラウンさんの音楽は圧倒的なリズム感が特徴です。

そしてグルーヴ感を生み出しているのが、フレーズの区切り方ですね。語るようにして歯切れよく言葉を発声していくことで躍動感やリズム感を生み出しています。

また、ピッチ感があるからこそ歯切れの良いフレージングに加えてシャウト的な発声も音楽的に聴こえるのですね。

どういう練習をすればジェームス・ブラウンさんのように歌えるか

ジェームス・ブラウンさんのように歌うには多くの音楽的要素が必要です。

そのぶん、多くの練習や訓練が必要となります。

しかし、要点やポイントを絞ることで近づく近道になります。

ジェームス・ブラウンさんのように歌うポイント

ポイント

シャウト系の高音発声をコントロールする

これが重要ですね。

では練習方法を書いていきたいと思います。

シャウト系の高音発声をコントロールする

シャウト系の発声をコントロールするのは非常に難しいですし、喉に負担がかかる可能性があります。

ジェームス・ブラウンさんはもともと持っている声帯がややハスキー的な鳴り方をするのでそれを利用して上手く割れ感のある声をコントロールしているように感じます。

 

シャウト系の発声は強い息の圧力が非常に重要となってきます。意図的に声帯を割るようにして強い息の圧力をかけた発声をする必要があるということですね。

 

当然声帯のコントロールも重要となってくるので、エッジボイスのトレーニングも重要です。

また、深い響きを身につけることも重要です。

咽頭共鳴系の響きを保ったまま太い声質を作るのも特徴の一つです。

その他シンガーの歌声解説はこちら

歌声解説一覧

-歌声解説 男性洋楽
-

Copyright© 【ミュートレグ】 , 2020 All Rights Reserved.