今回はグリーン・デイのボーカル、ビリー・ジョー・アームストロングさんの歌声について書いていきたいと思います。
グリーン・デイと言えば、世界的人気のあるロックバンドですね。長く世界の音楽シーンで活躍しています。
何と言ってもその楽曲、演奏、そして歌声は素晴らしいですね。心掴まれている方も多いのではないでしょうか。
どういう声質・声の出し方か
地声・話し声は普通の音域で、エッジ感のある鳴りの強い声質
地声・話し声の音域は普通の音域ですね。
音域的には高くも低くもない普通くらいの音域帯の声帯を持っているように感じます。
声質は声帯の鳴りが強い鳴り系の声質です。エッジボイスの延長線上で話すような声帯の鳴り主体の話し声です。ジリジリ・ビリビリしたような鳴りの倍音があります。
共鳴は上下に柔軟に共鳴させているような印象を受けます。
歌声は地声を活かしたバランスのいい鳴り系の発声
チェストボイス低中音域は地声。
低中音域とは言いつつも、割と高めの音域帯まで地声を使っているのでほとんどが地声系の発声で歌っています。声質は声帯の鳴りと息の流れのバランスのいい声質という感じです。
元々は強い鳴り系の声を持っているのでそこを土台にして息を流しているような感じですね。
ミドルレンジ
中高音域(≒ミックスボイス)。
やや強めに息の圧力をかけて声帯をしっかりと鳴らすようなニュアンスです。
ほとんど地声のまま高音レンジまで引き延ばしているような感じですね。
ファルセット
高音域はファルセット。
とくの高音域を綺麗に抜くようなフレーズで使われています。
綺麗な音色のファルセットで綺麗な抜け感を生み出しています。
どういう歌い方か
共鳴や音色
共鳴は上下に共鳴しているのは当然ですが、偏ることなくフラットな印象を受けます。
もちろんフレーズにもよりますが。
ビブラート
また、ビブラートなどはあまり使わずに基本的にはまっすぐにロックに歌うタイプですね。
フレージング・歌い回し・歌唱力
声をまっすぐに届けることに重視したような歌い方です。
もちろんピッチ感などはとてもいいので音楽的に美しいですね。
どういう練習をすればビリー・ジョー・アームストロングさんのように歌えるか
ビリー・ジョー・アームストロングさんのように歌うには多くの音楽的要素が必要です。そのぶん、多くの練習や訓練が必要となります。しかし、要点やポイントを絞ることで近づく近道になります。
ビリー・ジョー・アームストロングさんのように歌うポイント
ポイント
鳴り系の地声域をバランスよく使う
これが重要ですね。では練習方法を書いていきたいと思います。
鳴り系の地声域をバランスよく使う
ビリー・ジョー・アームストロングさんは比較的高めの音域帯まで地声系の発声を使っています。
広い音域を地声で歌うことで声区変化が少ないので安定して歌うことができます。もちろん持っている声帯の音域帯によってはミックスボイスを身につける必要もありますね。
まずは地声の音域を広げていきましょう。
地声の高音域を鍛えるには「ブッ」トレーニングが最適です。
地声域の高音域を広げることでミックスボイスへも移行しやすくなります。
「ク」トレーニングで声のアタックを鍛えることもいいかもしれません。
ピッチ感のトレーニングも忘れずに!
その他シンガーの歌声解説はこちら