今回はアダム・ランバートさんの歌声について書いていきたいと思います。
アダム・ランバートさんと言えば、世界的に有名なシンガーですね。
アメリカのオーディション番組にて人気の出たシンガーです。
世界的ロックバンド・クイーンとのコラボバンドでも有名ですね。
なんと言ってもその歌声、その歌唱力は素晴らしいですね。
心掴まれている方も多いのではないでしょうか。
どういう声質・声の出し方か
地声・話し声は普通〜やや高めの音域で、柔らかい鳴りの声質
地声・話し声の音域は普通〜やや高めくらいの音域ですね。
普通〜やや高めのくらいの音域帯の声帯を持っているように思います。話し声から音域の幅が広いです。
声質は軽やかで柔らかな鳴りの声質です。
息と鳴りで言えば鳴りが先行しているような感じですが、息も流れ声帯が柔らかく鳴るので、優しい声質です。
チリチリした柔らかい鳴りの倍音がある声質です。
共鳴は鼻腔方向へしっかりと響いています。
歌声は柔らかく柔軟性があり、オールラウンドな発声
チェストボイス低中音域は地声。
低中音域とは言ってももともと持っている声帯の音域帯がやや高めのなので、それなりに高いところまで地声で歌っています。
声質は鳴りのある声質から息の多い声質までを使いこなしています。
息と声帯の鳴りのバランスを綺麗にとってそれを変幻自在に使いこなしています。
ミドルレンジ
中高音域(≒ミックスボイス)。
声帯を柔らかく柔軟に閉鎖させ、かつしっかりと鳴らすバランスのいいミックスボイスです。
声帯を自在にコントロールしているような柔軟性を感じる発声です。
深めの響きや喉の空間をあまり作らないので、閉鎖的でやや浅めなミックスボイスですが、非常に柔軟性のある鳴りがあるミックスボイスです。
共鳴は鼻腔や軟口蓋を中心とした上方向主体の響きです。
ファルセット
高音域はファルセット。
このファルセットの精度も非常に素晴らしく、変幻自在に使いこなしているように思います。
高音域はファルセットでもミックスボイスでもいけるという感じですね。
綺麗に聴かせるときはファルセット、強く聴かせるときはミックスボイスという感じで使い分けているように思います。
どういう歌い方か
共鳴や音色
共鳴は鼻腔や軟口蓋などの上方向主体の響きで、綺麗な音色を作り出しています。
あまり下方向への響きを作らないも特徴です。
ビブラート
ビブラートは基本的にはあまりかけないタイプです。
しかし、自然に若干かかっているようなフレーズも多いです。
フレージング・歌い回し・歌唱力
基本的に音域帯の高い楽曲で地声・ミックスボイス・ファルセットを自在に駆使して歌うようなスタイルです。
オールラウンドになんでも歌えるタイプです。
どういう練習をすればアダム・ランバートさんのように歌えるか
アダム・ランバートさんのように歌うには多くの音楽的要素が必要です。
そのぶん、多くの練習や訓練が必要となります。
しかし、要点やポイントを絞ることで近づく近道になります。
アダム・ランバートさんのように歌うポイント
ポイント
声区を柔軟に使いこなす
これが重要ですね。
では練習方法を書いていきたいと思います。
声区を柔軟に使いこなす
アダム・ランバートさんのように歌うには地声・ミドル・ファルセットを柔軟に使いこなす必要があります。
どれを取っても声帯の柔軟なコントロールを鍛えるのは必須ですね。
まずはファルセットをトレーニングしましょう。
ファルセットを自在に使いこなせるように鳴ることで声区の以降をスムーズにできますし、高音発声に必要な輪状甲状筋を鍛えることができると言われています。
地声と裏声の交互発声のトレーニングも成果になると思われます。
柔軟な声帯コントロールを身につけるにはリップロールのトレーニングが最適です。
リップロールで地声・ミックスボイス・ファルセットへと順番に移行していくようなトレーニングもいいですね。
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