歌声解説 男性洋楽

ジェームス・ブラントの声や歌い方についての分析

投稿日:2019年7月9日 更新日:

今回はジェームス・ブラントさんの歌声について書いていきたいと思います。ジェームス・ブラントさんと言えば、世界的に有名なシンガーソングライターですね。

何と言ってもその楽曲、その歌声はとても素晴らしいですね。心掴まれている方も多いのではないでしょうか。

今回はそんなジェームス・ブラントさんの歌声について書いていきたいと思います。

どういう声質・声の出し方か

地声・話し声は普通〜やや高めくらいの音域で、息が流れやすくハスキーな成分がある声質

地声・話し声の音域は普通〜やや高めくらいの音域ですね。音域的に普通〜やや高めのくらいの音域帯の声帯を持っているように思います。

声質は声帯の鳴りよりも息の流れの方が先行するような息系の声質です。声帯の鳴りが特殊な鳴りで、ハスキー系の声質と言えそうです。サラサラ・ザラザラしたような声帯の鳴りの倍音が全体的に鳴っているような声質です。

共鳴は偏ることなく、フラットな感じですが、下方向へは響きにくそうな声を持っているように感じます。

持っている声帯

普通〜やや高めくらいの音域・ハスキーな息の成分の多い声質

歌声は個性的な鳴りのハスキー系の声を使いこなす

歌声は3種類の声区を使っています。

主な声区

  • 地声
  • ミックスボイス
  • ファルセット

の3種類です。

地声

低中音域は地声を使っています。

話し声同様にハスキーな鳴りの声質を使って歌っています。ハスキーな声帯の鳴りと息の倍音の両方を含む非常に特徴的な鳴りの声質です。サラサラ・ザラザラとした鳴りの倍音があるハスキー系の声質です。共鳴は鼻腔や軟口蓋などの上方向主体の響きで澄んだ音色を作り上げています。

地声


ミックスボイス

中高音域はミックスボイスを使っています。

ハスキー系の声帯を持っているので声区の変化が非常にわかりづらいですね。やや声帯が閉鎖気味になり強い息の圧力をかけて高音域を歌っていますが、基本的な音色は地声系の発声とほとんど大差ないです。地声域同様にサラサラ・ザラザラとした鳴りの倍音があるハスキー系の声質で、その倍音がより強まるような感じですね。

ミックスボイス

ファルセット

高音域はファルセットを使っています。

非常に高度に自由自在にファルセットを使いこなしています。息が綺麗に流れするりと抜けるような心地よい音色のファルセットです。ジェームズ・ブラントさんはこのファルセットへの声区以降が非常に軽やかです。民謡的なニュアンスでファルセットに切り替わったり、フレーズのいろいろな場面で瞬間的にファルセットに切り替わって元にもどるみたいなフレーズが多く聴き取れます。ファルセットへの声区以降が非常に軽く柔軟な声帯を持っています。

ファルセット


歌声

息の倍音成分の多い特殊な鳴りの地声域・ミックスボイス・綺麗なファルセット

どういう歌い方か

共鳴や音色

鼻腔や軟口蓋などの上方向主体の響きで澄んだ音色を作り上げています。声の上方向へ当てるニュアンスですね。下方向への響きはあまり作らないのが特徴です。口や口の中の空間も横方向主体で明るい音色での発声が多いです。

ビブラート

ビブラートはあまりかけるタイプではないですが、自然にかかっているフレーズもあります。

フレージング・歌い回し・歌唱力

換声点付近を柔軟に動き回るようなフレージングが多く、声区を自在に切り替えるのが特徴的ですね。この声区を自在に切り替えるようなニュアンス(特にファルセットへの移行)がとても美しい表現を生み出しているように思います。

ピッチ感も非常によく綺麗な歌声を聴かせてくれます。

どういう練習をすればジェームス・ブラントさんのように歌えるか

ジェームス・ブラントさんのように歌うには多くの音楽的要素が必要です。そのぶん、多くの練習や訓練が必要となります。しかし、要点やポイントを絞ることで近づく近道になります。

ジェームス・ブラントさんのように歌うポイント

ポイント

息の多い発声とファルセットを身につける

これが重要ですね。では練習方法を書いていきたいと思います。

息の多い発声とファルセットを身につける

ジェームス・ブラントさんは持っている声帯がハスキーな声帯なので、特殊な息の倍音が鳴っています。持っている声帯がハスキーな人は真似しやすいでしょうが、そうでない人がハスキーボイスになるのは難しいでしょう。そのためしっかりと息が多い発声を身につけて澄んだ音色を作り出す必要があります。息の多い発声を身につけるにはドッグブレス「スー」「ズー」トレーニングがオススメです。このトレーニングで息系の倍音を含む発声を身につけましょう。

また、ファルセットを自在にコントロールする必要があります。常にいつでも綺麗に切り替えられるようにファルセットを練習する必要があります。地声と裏声の交互発声の練習やリップロールをファルセットで練習することでファルセットのコントロール能力を高められるでしょう。

まとめ

持っている声帯

普通〜やや高めくらいの音域・ハスキーな息の成分の多い声質

歌声

息の倍音成分の多い特殊な鳴りの地声域・ミックスボイス・綺麗なファルセット

ジェームス・ブラントさんのように歌うポイント

ポイント

息の多い発声とファルセットを身につける

これが重要ですね。まずはここから練習していきましょう。もちろんこれ以外も圧倒的なので頑張りましょう!

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