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声や歌について

『ボイトレの一日の練習量』はどれくらいが最適か

投稿日:2019年10月16日 更新日:

今回はボイストレーニングの練習量について考察していきたいと思います。ボイストレーニングを行う上で1日にどれくらいの練習量が最適なのかということが気になったことがある人も多いと思われます。

この議論に関してはおそらく「筋トレ」の科学的根拠が明確に解明されないかぎりは、ボイストレーニングにおいても同様に解明されないでしょう。「筋トレ」も毎年のように新常識として「長期的な低負荷がいい」だの「短期的な高負荷がいい」だの「超回復は〇〇日がベスト」と言った具合に論が次々と覆り安定していませんので。ボイトレもそこまで筋肉だけにウェイトが乗っていないとは言えそれに似たようなところがありますので、まだまだ確信には至っていません。

まぁ確定できるものではないからこそ、そんな「ボイトレの練習量」について考察していきたい思います。

ボイトレの一日の練習量のベストは?

これはあくまで個人的な考えでの結論ですが、

一日の練習量のベストは?

『喉の状態が悪化しない範囲であれば、練習すればするだけいい』

と考えられます。

喉の状態が悪化しない範囲

「喉の状態が悪化しない範囲」とはその練習によって声帯に負担がかかり、声を枯らしてしまったり・声帯にポリープができてしまったりというのがなく、喉や声帯の健康状態を維持できているということです。つまり無理をしない・喉を壊さない範囲。

この条件を大前提として「やればやるだけ成長できるもの」だと考えられます。

つまり「3日に一度1時間が最適」「1日30分が最適」「1日1時間が最適」などのように時間で線を引くことはできないものだと考えられます。

この『喉の状態が悪化しない範囲であれば、練習すればするだけいい』ということについてはまず『何をもってベストな練習量とするか?』を考える必要があります。

『練習量のベスト』とは?

「練習量のベスト」とはなんでしょうか?おそらくは「高い効果を得るために必要な時間」という意味ですよね。

つまり「どれくらい取り組めばどれくらの効果が得られるか?どれくらい取り組まなければ効果が得られないのか?」という「成果の量」に対しての「練習量のベストとは?」という質問の意味だと思います。

であれば、答えは先ほど述べたように

「やればやった分だけ効果が得られる」

というのが答えだと考えています。

なぜなのか?

これについては「ボイストレーニングとは何を鍛えるのか?」ということを考えればこういう答えになると思われます。

ボイストレーニングは何を鍛える?

ボイストレーニングは大きく二つの要素をもっていると考えられます。

一つは筋トレのような「動きの質(筋肉)を鍛える」という要素。もう一つは例えば野球の投球動作のような「動き方(神経)を鍛える」という要素です。

この二つの面を鍛えることがボイストレーニングであり、どちらも欠かせないものだと考えられます。

動きの質(筋肉)を鍛えるとは

当然ながら『声帯などの発声に関わる部分をコントロールするための筋肉を鍛える』ということになります。

この声帯に関わる部分の筋トレが普通の筋トレ的なものあるならば、「超回復」などを考えて一定の期間を空けるべきですし、一定の練習量ですぐに限界がくるのでやればやるだけ良いとは言えないですよね。

しかし、ボイストレーニングはそもそも声帯の筋肉がムキムキになるようなものではない(筋トレに比べれば筋肥大などあってないようなもの、少なくとも目には見えないレベル)ですし、重たいバーベルを持ち上げるなどのように強い負荷を声帯にかけることもできません。

なので持続的に負荷を与える必要がありますし、何より日常で使っている声なので持続的な負荷に耐えられるようになっているはずです。

なのでそこまで筋肉に対して筋トレのように気遣わなくてもいいと思われます。

動き方(神経)を鍛える?

ボイストレーニングは「動き方(神経)を鍛える」という面もあります。声帯の動き・喉の動き・その他の発声に必要な体の動きなどにおいてできなかった動きができるようになるということです。

例えば

ドラムの手と足が別々に動かせるようになったり、ロボットダンスができるようになったり、けん玉が上手くできるようになったり、縄跳びの二重跳びができるようになったりというような「神経の発達やコツを掴む」みたいな成長です。運動の質を鍛えるのではなく運動の仕方(動き)ですね。

ボイストレーニングはこういう動きの面でのトレーニングの一面を持っていると考えられます。

このような動き(神経)の側面の要素があり、筋肉の面にウェイトが寄ってないので練習量がモノを言うのですね。

以上二つの面を考慮するとボイストレーニングは「練習すればするほどに成長する」という面が強いと考えられます。

しかし、何事もやりすぎは良くない

当然ながら声を出し続ければ声は枯れます。その状態が続けばポリープができたりするかもしれません。無理をすれば発声障害になるかもしれません。当たり前と言えば当たり前です。

どんな動きでも大小はどうあれ負荷は存在します。その負荷に対する限界がきたら壊れてしますいますね。

つまりそうならないようにだけは大いに気をつける必要があります

そしてそのボーダーラインは人それぞれ違うので、時間で区切るのではなく自分でその限界点を見極めながら上手く付き合っていきましょう。

練習内容で負荷は変わる

またもう一つの点からも練習量を時間で区切ることは良くないと言える点があります。

それは練習内容によって負荷は異なってくるという点です。つまり練習内容によって限界点が変化するということです。

例えば

エッジボイスのような声帯を軽く鳴らすようなトレーニングならかなり長時間続けられるでしょうし、シャウトの練習のような声帯に負荷が重くかかるトレーニングはそう長いことしないほうがいいでしょう。

このように『練習内容によって喉の状態が悪化しない限界点は変化する』ので一概に時間を決められないのですね。

これらの点を考慮すると

『喉の状態が悪化しない範囲であれば、練習すればするだけいい』

との結論に至りました。

練習日数を意識する?

とは言え、「やればやるだけいいと言われても・・・そんなの無理!」という感じですよね。

現実的には時間は限られていますので、やりたい分だけ練習するというのはなかなか難しいです。まぁその場合でも「できる限りやる」というのが理想ではあるのですが、、、、あくまで理想と言ったところでしょうか。

そういう方は練習時間を意識するのではなく、練習日数を意識するほうがいいでしょう。

少しの時間、例えば15分でもなるべく『毎日』するということが重要なように感じます。つまり『時間よりも回数を意識する』ということです。

人間は不思議なことに寝ると経験値を蓄積し成長するんですよね。

例えば、『1週間に一回7時間ギターの練習をする』よりも『1日1時間ギターの練習をする』方が同じ7時間なのに成長度合いが違うんですよね。後者の方が圧倒的に成長しています。不思議ですね。

個人的な意見ですが、ボイストレーニングもこれと同じようなところがあるように思います。

とは言えボイストレーニングは成果が出るまではある程度の時間は必要ですが。

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最後に

『喉の状態が悪化しない範囲であれば、練習すればするだけいい』『練習日数』を意識しようということを述べてきましたが、最も自分にあった練習量や練習時間は自分で見つけることこそが実は一番重要だと考えられます。

もしかしたら、人によっては全く逆のやり方がしっくりくるなんてこともあるかもしれません。そうであれば、ここで述べていることを鵜呑みにしてしまうと勿体無いです。人の体や喉はそれぞれ違うのでそういうことは起こり得ないとは言いきれません。

なので本来は自分自身で模索した練習量や時間こそ『真に最適な練習量・練習時間』とも言えるかもしれませんね。

でもやっぱり

オーバーワークにさえならなけらば、努力は裏切らない

これも真実でしょう。

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