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声や歌について

「簡単に高い声を出す方法」を調べる時点で高い声から遠ざかっているという話

投稿日:2019年10月27日 更新日:

今回は「簡単に高い声を出す方法」というものは存在しないということについてがテーマです。

「練習を頑張って高い声を出す」なら理解できるんですけど、この『簡単に』というワードが非常に良くないワードですね。

もちろんこの漠然とした「高い声」というのがどれほどのものを指すのかは人それぞれなので、一概に決めつけることはできないのですが。

現状『高い声が出ない』と悩んでいる人が簡単な方法もしくはコツで「あ!出た!これでもうずっと高音歌えるぜ!」となることはまずあり得ないでしょう。あります?あったらスミマセン。

そんな『「簡単に高い声を出す方法」と調べる時点で高い声から遠ざかっている』というお話です。

高い声を出すために必要なもの

「簡単」ではないということを考えるために漠然とでもいいのでこの二つの力は理解しておいた方がいいと思います。

その必要な二つの力とは『声帯進展』『声帯閉鎖』の二つの能力です。

具体的にいうと輪状甲状筋による声帯を伸ばす力

甲状披裂筋(声帯筋)による声帯自体を収縮する力です。

音程を調節している能力はこの二つなのでこの二つの能力が高音を出すために必要なものです。この二つが9割以上を担っていると考えてもいいと思います。そしてこの二つの能力は『簡単』には成長しませんし、『コツ』でどうにかなるものではないです。

筋トレしたって次の日ムキムキにはならないですよね?それと同じです。

よって『簡単に』高い声は出せません鍛えるべきものをみっちりがっつり鍛えた結果高音が出せます

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なぜ簡単に出せると思ってしまう?

これは3つの理由があると思います。

簡単に出せると思ってしまうポイント

  • 誇大なキャッチコピーを真に受ける
  • 「声」が普段使っているものだから特殊技能感がない
  • 何もしてないのに高音が出せる人がいる

という3つの理由が考えられます。

誇大なキャッチコピーを真に受ける

一つはボイトレ教室などでよく見る誇大なキャッチコピーなどですね。「1日で音痴が治る」「30分で高い声が出せる」このようなキャッチコピーが溢れているので、「そういう裏技的なものがあるのか!」と勘違いしてしまう人もいるでしょう。

別に誇大なキャッチコピーに文句を言っているわけではないです。資本主義においてビジネスは戦いですから、人を惹きつけるキャッチコピーは重要です。

ただ、間に受ける方が悪いというか、、、いや別に悪くもないのですが、、、とにかくボイトレに『簡単』など存在しないのです。

だって、『その「簡単」が事実なら、この世は歌うまだらけ』ですよね。

「声」が普段使っているものだから特殊技能感がない

別に高い声は特殊技能ではないのですが、高い声が苦手な人にとってはある程度の訓練は必要です。

でもなぜ簡単に出せると思ってしまうのかというと、普段使っている声だからですね。

日常ほぼ使わない時がないくらいに「声」というものを使っています。なので「筋力が不足している」「神経が開発されていない」つまり『練習不足』という思考に至りにくいです。何より僕もそうでした。

でも実際にはスポーツなどのように練習や訓練が必要なものなのです。

スポーツだったら

「簡単に」というのをあまり考えないはずです。

「簡単に速い球を投げる方法」「簡単にバックハンドの精度を上げる方法」「簡単にスリーポイントが上手くなる方法」このようにはあまり考えませんよね。

こういうものは練習量がものを言うということを感じているからですよね。でもこれらは日常から離れているために特殊技能として練習量が必要になると感じるのだと思われます。

本来はボイストレーニングもこれと同じなのに日常との近さが「簡単にいけるだろう」という発想を生み出してしまうのかもしれませんね。

何もしてないのに高音が出せる人がいる

いるんですよね。

特に歌を習っているわけでもなく、高音を出せる人って。もともと持っている声の高さというのも当然影響はあるのですが、そういう問題を抜きにしても練習せずに高音が不自由なく出せる人はいます。

こういう人は日常的な発声だけでそういう能力が培われているか、もしくは先天的に持っているかでしょう。「何もしなくても足が速い人」と同じようなものです。才能です。

こういう人は何かコツや技能を持っているわけではなく、高音を出すための筋肉や神経が意識的な練習をせずとも発達しているのです。

こういう才能ある人たちの存在もまた高音を「簡単」に考えてしまう一つの要因ですよね。

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  • 誇大なキャッチコピーを真に受ける
  • 「声」が普段使っているものだから特殊技能感がない
  • 何もしてないのに高音が出せる人がいる

という以上の3つがボイトレにおける高音を簡単にしてしまっている要因のように思います。

「簡単に高い声を出す方法」と検索する時点で高い声から遠ざかっている

もし現状「歌が上手く歌えない」「高い声が出せない」というのであれば、それがすぐには成長できやしないものであるということはなんとなくわかったと思います。

とは言え「簡単には成長しない」と言われても、「わかりましたー!納得です。」とはならないですよね。まぁこの判断はあなたにお任せします。

ただ「簡単だ!」と思い込んだ場合、『遠回り』するような気がするのですがどうでしょう。

  • お腹を使って高音を出す
  • 喉を締めてはいけません
  • リラックスしましょう
  • 息をコントロールする

などなど高い声を出す方法としてはどうなのでしょうね?確かに考え方は間違ってないのかもしれませんが、簡単に考えすぎではないですかね?

果たして高音を出すのが苦手な人がこの教えを受けて高音を出せる人がいるのでしょうか。いたらすみません。

大抵の人は「お腹を使っても出せないよ」「喉は締めたくなくても締まるよ」「リラックスしても音は高くならないよ」「息をコントロールできません!」みたいな感じではないでしょうか。

この結果として

『こんな方法論では高音は出せない、高音を出すには練習量が重要』と切り替えられればいいのですが、「まだ、お腹の使い方が足りないのか」「喉だけは締めないように、、締めないように、、」みたいな感じでその方法論に囚われていると完全に遠回りのように思います。

つまり「簡単に高い声を出す方法」などなく、あるのは「訓練したら高い声が出る方法」だけです。

そういう点で『「簡単に高い声を出す方法」と調べる時点で高い声から遠ざかっている』可能性がありますよというお話でした。

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