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声や歌について

『ボイトレの効果がない』ということについての考察

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今回は『ボイトレは効果がないこともある』というお話です。

ボイストレーニングって本当に効果があるの?とか考えたことが誰でも一度はあると思います。なんか疑わしいんですよね。僕は100回くらい思ったことがあります。笑

まぁ散々色々なトレーニングをこのブログで紹介している奴が何を言うんだと思うかもしれませんが、『効果の有無は人による』というのが結論です。

今回はそんな「ボイトレの効果は人それぞれ」という内容です。

ボイストレーニングの効果が人それぞれな理由

声帯は人それぞれ違う

なぜボイトレの効果が人それぞれなのかというと「人の声帯は人それぞれ違うから」です。これが非常に大きな理由です。

もちろん同じ『』ですから、根本的な機能や作りは大きくは同じですが、人それぞれ顔の形や体型が違うように声帯も人それぞれ違います。だから声が違うのですね。

声帯が違えば、最適なトレーニングというものも人それぞれ違うということです。これはスポーツや勉強などでも同じですね。

同じトレーニングでもある人にとっては効果的で、ある人にとっては逆効果ということもあります。

ココがポイント

世の中で有名なトレーニングは「効果がある人が多い」という多数決の原理によって有名になっただけで、実際に効果があるかは個人次第です。

つまりボイストレーニングにおける効果があるのかないのかはやってみて自分で検証してみない限りはわからない」というのが真理だと思います。

ボイトレは効果がわかりにくい

ボイストレーニングは効果というものが感じにくいものだから「効果あるのか?」と疑いたくなるようなものでもあると感じます。

例えば

筋トレであれば筋肉がついてきたのは目に見えますし、スポーツであればどんなスポーツであれ数字で測れるものも多いと思います(飛距離が伸びた、スピードが上がった、など)。

ところが、ボイストレーニングは効果を感じる指標が非常に少ないです。声帯や声帯周りの筋肉は目に見えませんし、仮に見えたとして小さな変化で成長は実感できないでしょう。

筋肉痛になることも基本的にないですし、今日の練習が明日の成果にすぐに繋がったりもしません。

実際には効果が出ていたとしても、その効果を実際に表す指標が極端にないので、効果がわかりにくいのです。むしろ効果を表す指標は個人の感覚に委ねられます

個人の指標・目標で効果が変化する

ボイトレの効果は個人個人の感覚・満足・達成感に依存します。

例えば、「楽に歌えるようになった」とか「高音を出せるようになった」とかですね。これは人によっては『効果が出た』と言えますし、そう実感できれば嬉しいですね。

ところが

「楽に歌えるようになった」「高音を出せるようになった」というのも、楽だったり高音を出せるのはいいのかもしれませんが、音色の質が悪ければどうなのか?と。

もちろん本人が満足しているのなら問題はないのです。

歌が上手くなりたい(=自分の自由に歌いたいのであれば、楽に歌えるようになる・高音が出るというのは理想的です。

ただ、歌が上手くなりたい(=人を感動させたいのであれば、音色こそ重視しなければいけないというかそこが欠けていれば全く効果のないボイトレだったと言わざるを得ませんよね。このように、「楽に歌えるようになった」「高音を出せるようになった」では満足しない人もいるわけです。

ココがポイント

そしてこの「自分が自由に歌うため」の道筋「人を感動させるため」の道筋一本道ではないのです。完全に別々に別れていて正反対の方向とまでは言いませんが、同一直線上にあるとは言い難いものです。

最初はすごく近くの道なのですが、進んでいくとすごく遠い場所に行ってしまったりすることもあるでしょう。これってある程度進まないと気がつかないんですよね。「あ、高い声出せるようになったけど、出せるだけで魅力的に聴かせるのは別物だ」と。

例えば、筋トレもそうですね。魅せるためのムキムキな筋肉と実用的な筋肉は全然違うのと同じようなものです。同じ筋トレでも目的が違えばやり方が違うし、やり方が違えば成果が違いますね。

つまりボイストレーニングも同じで、「(質を重視しない)自分が自由に歌うためのトレーニング」「(質を重視する)人を感動させるためのトレーニング」の二つの目的があります。この二つは本来分けるべきだと思います。

なぜなら、『自分が自由に歌うためのトレーニングは成長が早い』『人を感動させるトレーニングは成長が遅い』からです。

  • 【自分が自由に歌うためのトレーニング】・・・自分が気持ちよく歌えればいいので、とにかく苦手な音程もなく低音域から高音域まで歌えるようになればいい。
  • 【人を感動させるトレーニング】・・・他人に気持ちよくなってもらうには倍音や共鳴など音色の質を磨いた発声で、低音域から高音域まで歌えるようにならなければいけない。

どちらが成長に時間が必要かはすぐにわかりますね。

そしてボイストレーニング界にはこのどちらのニーズもあると考えられます。人によっては「感動させたい」、人によっては「とにかく好きなように歌いたい」と。割合はわかりませんが、半々くらいなのでは?

この二つのニーズが効果のある・なしを生み出すのですね。

一例として

リップロールの練習は「高い声が出しやすくなっていい練習だ」という人(自由に歌いたい人)と、「声が薄くなって全然効果ないよ」という人(質を求める人)がいるみたいな感じですね。

*これはリップロールの練習の良い・悪いを言っているわけではなく、ただの例です。

同じトレーニングでも自由に歌うためにはいいトレーニング、でも感動させるためにはいらない、もしくは逆効果のトレーニングである可能性もあります。それはどのトレーニングが良い・悪いではなく、すべてのトレーニングにおいてその可能性がありますし、それが人それぞれ違うものであるということです。

もちろん両方の目的を捉えた同一直線上のトレーニングもあるかもしれません。

それも人それぞれ違うのです。

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