歌声解説 男性シンガー

ディマシュ・クダイベルゲンの声や歌い方についての分析

投稿日:2020年5月21日 更新日:

今回はディマシュ・クダイベルゲン(Dimash Kudaibergen)さん の歌声や歌い方についての分析です。

話し声の特徴

地声・話し声の音域はやや低め〜普通くらいの音域

音域的にやや低め〜普通くらいの音域帯の声帯を持っていると考えられます。

 

声質は息と声帯の鳴りのバランスのいい声質と言えるでしょう。

息も綺麗に流れ、それに合わせてバランスよく声帯が鳴るような軽やかな声を持っていますね。

持っている声帯

やや低め〜普通の音域・バランスのいい声質

歌声の特徴【発声方法】

歌声は

  • 地声(チェスト〜ミドル)
  • ファルセット(裏声・ヘッドボイス)
  • ホイッスルボイス(フラジオレット)

を含む驚異の6オクターブ(C2〜D8)。普通に88鍵のピアノをはみ出していますね。笑

 

チェストボイス(地声)

低中音域は地声(チェストボイス)。

基本的には息が綺麗に流れるさらりとした澄んだ音色の発声を使うことが多いです。とは言え、声帯をしっかりと鳴らすような発声も使いますし、オールラウンドな表現を持っていますね。

低中音から発声の美しさは際立っているのですが、地声域で印象に残るのはやはり低音域の広さでしょう。

かなり低い音まで綺麗に発声しています。低音は咽頭共鳴(下方向への響き)をしっかりと保つことで深い太い音色の低音を鳴らしています。こういう発声法(喉仏を下げる発声)はもともとクラシック出身なので得意とするところでしょうね。

 

基本的には綺麗な息の流れ・倍音があり、フレーズに合わせて声帯の鳴りをコントロールするような美しい地声域です。

かなり低い音域の発声などは後でまとめて紹介します。

 

ミドルレンジ(地声)

地声の中高音発声(≒ミドルボイス・ミックスボイス)。

くっきりと芯のある力強い高音域を発声しています。特徴的なのはかなり高音域まで自在に発声してしまうことですね。高音にいけばいくほど、高音を出すための閉鎖感は生まれるものの、喉全体は開放的で広がりのあるバランスの良い中高音発声です。

とんでもない声帯の柔軟性を持っていますね。

 

ファルセット(裏声)

高音域は裏声(ファルセット)。

息の倍音が多い澄んだ音色のファルセットから、くっきりとした芯を持つ鳴りの強いファルセットまで自在に使いこなしています。

このファルセットの質の素晴らしさも特徴的です。女性のクラシックのファルセット発声のような発声を超高音まで自在に使いこなしています。

 

ホイッスルボイス

さらに超音域はホイッスルボイスを使っています。

声帯の超閉鎖(超緊張)により生み出す超高音ですね。ファルセットの延長線上で声帯を超閉鎖し、さらにそこに強い息の圧力をかけること超高音を鳴らしています。

まとめて確認

  • 0:00〜0:50くらいまで地声域(低音)
  • 0:52〜3:24くらいまでミックス【Mixed/Belted】
  • 3:24〜6:17くらいまでファルセット【Head Voice/Falsetto】
  • 6:17〜 ホイッスルボイス【whistle Register】

歌い方

共鳴や音色

  1. 上方向への共鳴(鼻腔や口腔*明るい音色、澄んだ音色)
  2. 下方向への共鳴(咽頭腔*深い音色、太い音色)

という上下の共鳴を自在に使いこなしています。この共鳴コントロールも多彩な表現力を生み出しているポイントですね。

特別偏りがあるわけでもなく、オールラウンドに自在に音色をコントロールしているとしか言えません。やはりクラシック出身の人は共鳴コントロールに長けているのでしょう。

 

ビブラート

フレーズによるのはもちろんですが、基本的にビブラートはしっかりと滑らかにかけるタイプです。

ピッチの安定感も美しさを生み出す要因の一つになっていますね。

 

フレージング・歌い回し

フレージングや歌い回しに大きな癖はないのですが、あえて言えばクラシックらしい音楽的美しさを綺麗にポップスにも取り入れている、その上で低音域から超高音域まで自在に歌いこなすというタイプですね。

素晴らしい歌唱力はピッチ感の良さも一つの要因ですね。なんと『絶対音感』も持っているそうです。

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