歌声解説 女性洋楽

デュア・リパ(Dua Lipa)の歌声や歌い方についての分析

投稿日:2020年6月25日 更新日:

Dua Lipa(デュア・リパ)さんと言えば、世界中で人気のシンガーソングライターであり、ファッションモデルとしても活躍している方ですね。

何と言ってもその歌声、その歌唱力は世界中の人を魅了しています。

心掴まれている方も多いはずです。

 

今回はそんなデュア・リパさんの歌声について書いていきたいと思います。

どういう声質・声の出し方か

地声・話し声は低めの音域で、ほんのりハスキーな声質

音域

地声・話し声の音域は低めくらいの音域ですね。

だいたい低めくらいの音域帯の声帯を持っているように思います(海外的には”やや低め”くらいかもしれません。日本人基準だとがっつり「低め」)。

 

声質

声質はほんのりとハスキー感のある声質ですね。

基本的にはバランスのいい声質と言えるでしょうが、随所にほんのりかすれるようなハスキーな倍音成分が含まれています。

このハスキーな成分が歌声に活きていますね

 

共鳴

共鳴はやや上方向寄りに響きやすい印象です。

言語的な理由が大きいでしょうが、音が鼻腔に綺麗に入っているのがわかります。

 

歌声はハスキーボイスを活かした発声

地声

低中音域は地声

かなり低い音域まで出せるのが特徴。

息系の発声から鳴り系の発声まで使いこなしています。声帯をしっかりと鳴らしつつ息もバランスよく流すような発声ですね。

 

英語特有の強いエッジ感とハスキーな倍音成分がカッコよくも心地よい音色を生み出しています。

声の方向性を上下に広げるようにしてクールな音色を作り上げることが多いです。

 

地声

エッジ感とハスキーな成分が織り混ざっています↓

 

ミドルレンジ

中高音域(≒ミックスボイス

 

声帯に強い息の圧力をかけて、強い鳴りの中高音を生み出しています。

声帯が強く鳴ると同時にハスキーな倍音成分も高まり、ザラザラした独特の倍音を持ちます。非常にかっこいい音色のパワフルな中高音ですね。

 

中高音域

声帯の鳴りの度合いとハスキー具合が比例するような感じですね↓

 

ファルセット

高音域はファルセット(裏声)。

息の流れの綺麗なファルセットを使いこなしています。切り替えも美しいですね。

 

ファルセット

透明感のある倍音が地声域とのコントラストを生みます↓

前半は全部ファルセット↓

 

歌い方

共鳴や音色

上方向へ声を当てると同時に下方向へも声を当てるような『縦方向』の音色の広がりのある音色作りです。

声を上に当てつつも下方向へも広げるようなニュアンスですね。

これによりクールでかっこいい音色の表現を生み出しています。

 

ビブラート

基本的にはビブラートはあまり使わずに直線的なフレージングです。

ただ、自然にかかっているフレーズもありますね。

 

フレージング・歌い回し・歌唱力

ハスキーでクールな歌声をバラードからダンス系の楽曲まで自在に使いこなします。

歌い方に特徴があるというよりは、歌声・声質そのものに特徴があるタイプですが、とにかくその歌声の音色の良さ・ピッチ感やリズム感が素晴らしく圧倒的歌唱力を持っています。

 

とにかく上手い。

 

どういう練習をすればデュア・リパさんのように歌えるか

デュア・リパさんのように歌うには多くの音楽的要素が必要でしょう。

その分だけ多くの練習や訓練が必要となります。

しかし、要点やポイントを絞ることで近づく近道になりますね。

 

デュア・リパさんのように歌うポイント

ポイント

エッジ感とハスキーボイス

クールな音色

 

これが重要だと考えられます。

では練習方法を紹介します。

 

エッジ感とハスキーボイス

デュア・リパさんの歌声の成分は

  • ハスキーボイス+エッジボイス

というのが最大の特徴でしょう。

ただし、話し声から分かるようにデュア・リパさんはもともとハスキーな成分を持っている声質です。ハスキーボイスでない人がハスキーボイスになるのは非常に難しいため、自分の声質と対話しながらの練習が重要でしょう。

 

また、エッジボイス』に関してはデュア・リパさんの発声方法がどうとか以前に、英語の言語的特性でそう聴こえるということもあります。

どちらにせよ日本人が真似するには『エッジボイス』のトレーニングは欠かせないということですね。声帯の鳴りのコントロールのトレーニングになります。

 

クールな音色

デュア・リパさんは音色そのものがセクシーでかっこいい音色を多く使います。

大事なのは

  1. 上方向の共鳴(鼻腔や軟口蓋)
  2. 下方向への共鳴(咽頭)

両方を綺麗に保つということだと思います。

 

単純に上だけに響かせると明るい音色になりますし、下だけに響かせるとただ野太いだけの音色になってしまいます。

この両方を保つように声を上下に当てるような意識を持つと上方向へ抜けつつもクールな音色の発声になると思います。

 

関連

  1. ハミング(上方向への共鳴トレーニング)
  2. 咽頭共鳴のトレーニング

 

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