Jorja Smith(ジョルジャ・スミス)さんと言えば、近年世界的に注目されているイギリス出身のシンガーですね。
何と言ってもその歌声、圧倒的歌唱力は世界中の人を虜にしています。
心掴まれている方も多いはずです。
今回はそんなジョルジャ・スミスさんの歌声について書いていきたいと思います。
どういう声質・声の出し方か
地声・話し声は普通〜やや高めくらいの音域で、バランスのいい綺麗な声質
地声・話し声の音域は普通〜やや高めくらいの音域ですね。
だいたい普通〜やや高めくらいの音域帯の声帯を持っているように思います。
声質は息の流れと声帯の鳴りのバランスのいい声質ですね。
綺麗に息が流れるような声質ですし、英語圏特有の声帯のエッジ感もしっかりとある声です。
どちらかと言えばですが、息が流れやすいような綺麗な声を持っているように思います。
共鳴は上方向に響きやすい印象です。
歌声は綺麗でバランスのいい発声
チェストボイス低中音域は地声。
息系の発声から鳴り系の発声まで使いこなします。
息系の発声は非常に綺麗に息が流れるクリーンな音色で息系の倍音成分を多く含んでいます。
鳴り系の発声はエッジを効かせるようなカリッとした鳴りを持っています。エッジボイスの延長線上で歌うような感じですね。
このカリッとしたエッジ感と澄んだ音色の発声を織り交ぜるような音色で歌うのが基本スタイルです。
地声
綺麗な息の流れと美しい音色↓
エッジ感のあるカリッとした鳴り↓
ミドル域
ジョルジャさんは基本的に地声のレンジで一定音域帯まで発声して、それ以降は綺麗にファルセットへと移行するような発声スタイルです。
なので、地声系の発声で強い高音を鳴らすというのはあまりしないタイプです。
ファルセット
高音域はファルセット。
非常に綺麗な音色のファルセット(裏声)を自在にコントロールするのもジョルジャさんの特徴です。
切り替えも美しく、心地よいファルセットです。
ファルセット
美しく抜けます↓
歌い方
共鳴や音色
基本的には鼻腔や軟口蓋などの上方向への共鳴主体で澄んだ明るい音色を作り上げています。
声を当てる方向性は斜め前上方向中心という感じです。
ビブラート
基本的にはビブラートはあまり使わずに直線的なR&B的フレージングです。
フレージング・歌い回し・歌唱力
大きな特徴や癖があるようなタイプではないのですが、あらゆる面でレベルが高いオールラウンドな歌唱力を持っていますね。
特徴的なのは
- 『リズム感やグルーヴ感の良さ』
- 『ピッチ感の素晴らしさ』
という音楽的なスキルの高さですね。
リズム感が非常に良く、言葉のアタック(出だし)が非常に綺麗で美しいのがより一層のグルーヴを引き立てていると思います。
ピッチ感も圧倒的に素晴らしく、細かいピッチも美しく奏でています。演奏全体のグルーヴも最高です↓
どういう練習をすればジョルジャ・スミスさんのように歌えるか
ジョルジャさんのように歌うには多くの音楽的要素が必要でしょう。
その分だけ多くの練習や訓練が必要となります。
しかし、要点やポイントを絞ることで近づく近道になりますね。
ジョルジャさんのように歌うポイント
ポイント
息の流れとエッジ感
これが重要だと考えられます。
では練習方法を紹介します。
息の流れとエッジ感
ジョルジャさんの歌声は
- 綺麗な息の流れ
- カリッとしたエッジ感
がポイントでしょう。
もちろん、それ以外の基本的はピッチ感やリズム感みたいなものも重要になってきますが、まぁそこは一旦置いておきましょう。
息の流れのトレーニング
まずは息の上に声を乗せるような美しい発声を身につけることが重要でしょう。
息と声のトレーニングは
がおすすめです。
こういう息系のトレーニングを継続していくことや、ため息に声を乗せるようにして歌ってみるなどの練習を続けると息が綺麗に流れる発声になってくるでしょう。
エッジ感
これに関しては英語の言語的な特性が大きいのですが、日本人からすればエッジボイスの延長線上で発声しているようなニュアンスを感じるものですね。
とにかく
のトレーニングをするのは重要ということです。
声帯の鳴りや動きのコントロール練習のもなるはずです。
これを歌の中で織り交ぜるように使うと英語圏の歌声っぽさが出てくると思います。
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