ボイストレーニング

支え・発声バランスを整える「トゥ」「タイ」トレーニング

投稿日:2020年11月22日 更新日:

今回は「トゥ」「タイ」トレーニングについての内容です。

声の支えをつけたり、発声バランスを整えたりするのに役立つトレーニングです。

デメリットも少なく良いトレーニングだと思います。

「トゥ」「タイ」トレーニングとは

名前の通り

  • 「トゥットゥットゥットゥッ♬」
  • 「タイタイタイタイタイタイ♬」

の発音のボイストレーニングです。

派生させて、

  • 「トゥイトゥイトゥイトゥイ♬」
  • 「タッタッタッタッタッタッ♬」

などにしてもいいと思います。

個人的には「トゥッ!」「タッ!」と区切る方の発音がいいとは思いますが、これは人それぞれなので。

 

とにかく同じ音でひたすらに練習してもいいですし、音源に合わせて練習してもいいですし、歌を全部この発音だけで歌ってみるのもいいと思います。

 

注意点

注意することは

  • しっかりと発音すること
  • 区切りをしっかりと
  • 『T』の発音の特性をしっかりと活かすこと(後述します。)

くらいです。

 

「トゥ」「タイ」トレーニングの効果

簡単に言ってしまえば、

  1. 発声のバランスが良くなる・いい発声が身につきやすい
  2. 声の支えが身につく(*ここでの支えとは一般的に言われる支え)
  3. 声のアタック(出だし)が良くなる

みたいなところが考えられます。

 

これらは『T』の発音の特性をしっかりと理解すると、その効果が見えてきます。

 

『T』の発音の特性

『T』の子音、つまり「たちつてと」行の発音は、

  • その発音をする瞬間に”息を止めて一気に吐き出す”

という特性があります。

 

発音する瞬間をスローモーションでやってみるとわかると思います。

 

つまり『タ行』は息の圧力が強まってその勢いが吐き出される発音であると言えます。

この声帯が呼気圧を支えている状態から一気に吐き出すことで、先ほどのような効果が考えられます。

 

実は「バ行」も同じ特性があります。しかし「タ行」と「バ行」では息を止めている場所が違います。

  • 「タ行」は声帯付近
  • 「バ行」は唇

です。

「バ行」については当サイト別ページで「ブッ」トレーニングという名称で紹介しているので、そちらを参考にしてみてください。

今回は置いておきます。

 

息瞬間的に止めて吐き出すという特性

  • 母音と子音が一回一回リセットされた上で同時に鳴る
  • せき止められた息の圧力があるので発声の勢いがつきやすい
  • 「声の支え」というものを感じやすい
  • 変な発声がしにくい(変に喉に力を入れにくい。*あくまで傾向)

という感じでしょうか。

これらが先ほどの効果の要因となるような部分でしょう。

 

特に地声域の中高音あたりで発声バランスを鍛えたり、正しい方向性の発声に持っていくのに役立ちそうです。

 

ここでの「声の支え」について

「声の支え」とは本来は

  • 『アッポジョ』つまり『腹圧を高めること』

の意味であると思います。

 

ただ、一般的にはそういう使い方で使ってる人は少なく、

  • 『声帯が呼気圧を”支え”ている状態』

として使われていることが多いです。

 

例えば、

  • 「スー」の発音は支えが入っていない
  • 「ズー」の発音は支えが入っている

みたいな感じで。

今回の「支え」についても、そういう「息の圧力を声帯が支えている発声」という意味でのトレーニングになるということです。

 

声の「支え」について【”腹圧”と横隔膜の動きが重要】

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