歌唱力アップ

発声の質がいい人はピッチがいい=歌が上手い

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歌が上手い人にはいくつかの共通点があるのですが、

その中の一つに

  • 「歌が上手い人は”発声の質がいい”」

という共通点があります。

なぜそう言えるのかということをピッチの観点から考察していきます。

歌の上手さを最も感じるポイントは「音程(ピッチ)」である

人が歌の上手さを感じる一番重要なものは「音程」であると言えます。

 

もちろん大前提として、「上手さ」というものは様々な要素を考慮すべきことでもあります。

リズム・表現・音色・発声の質・音楽のジャンルなど考えるべきポイントは無限にあるので「これだ!」と決めつけられないものであるのは百も承知です。

色々な項目があるがゆえに色々な視点から考えなければいけないものですし、『一概に言えない』というのが行き着くところなのですが、

あえて最も上手さに深い関係があるものを選ぶなら

  • 「音程=ピッチ」

だと思っています。

 

【なぜか?】

これは何を無くすと下手に聞こえるかというものを考えるとわかりやすいです。

 

音楽における、リズムをなくす、表現力をなくす、などと考えていくと

  • 「音程をなくす=外す」

ということが歌を下手に感じさせる一番大きなポイントではないでしょうか。

 

もう一つ音程が重要な理由はピッチ補正の技術の進化からもみてとれます。

すごく歌が下手な人が歌ったものをピッチ補正で修正すると見事なまでに『上手い感じ』になります。

 

極端な話、全ての音を均一の音で歌ったものをピッチ補正してもある程度いい感じになります。もちろん無理矢理感はありますが↓

 

このように、音楽においてはピッチさえ合っていればある程度は上手く聞こえますし、逆にピッチが合っていないと下手に聞こえてしまうという点から音程こそ一番重要なものであると考えてもいいはずです。

ではピッチを合わせるのに必要なものは何か?

普通に考えると、ピッチに必要なものは

  • 『音感』=音楽的感性

です。

『音感』、つまり音が合っているのか外れているのかを感じ取る力や音楽のコードに乗る力などの音楽的感覚による能力がそう考えられるでしょう。

しかし、実はこれは50%くらい。

 

あとの50%は

  • 『発声の質』=発声能力

が大事だと考えられます(*「発声の質が高い」=「発声能力」が高い)。

なぜ「発声能力」がピッチに関係するのか

簡単に言ってしまうと、

  • 頭(音楽的感性)でわかっていても、体(発声能力)が動かなければ意味がない

という感じ。

スポーツで言えば、運動神経の部分です。

 

歌のピッチというのは一言で「ピッチが合っている」とは言っても、

  • ピッチがそこそこ合っている
  • ピッチが普通に合っている
  • ピッチがすごく合っている

などなど幅広い度合いがあります。

この度合いによって必要な能力が変化してくると考えられます。

特に、『ピッチの出だし』『ピッチとピッチが移行する部分』

この二つの精度や細かさに「発声能力」が大きな影響を与えます

なので、発声能力に長けている人は細かいピッチを自在にコントロールできる↓

 

逆に言うと、どんなに音感に優れた一流ピアニストでもヴァイオリニストでも、このように声で表現はできないでしょう(*発声能力に優れていない場合)。

頭でわかっていても体が動かないと意味がない」というやつです。

 

つまり、ピッチの練度を高くしようとすればするほどに、発声能力側が鍵になってくるのですね。

つまり、発声能力はピッチに大きな影響があるということ。

「発声の質」と「発声能力」

  • 発声の質というのは「発声が良い音色か悪い音色か」ということ
  • 発声能力というのは「声をコントロールする能力」

という意味合いですが、この二つはほぼ同じ意味と言ってしまっても過言ではないでしょう。

  • 「発声の質」が高い=「発声能力」高い
  • 「発声の質」が低い=「発声能力」低い

というように言葉は違いますが、結果的にほぼ同じ意味合いになります。

 

つまり、

こう考えることができます。

これの面白いところは、意識的に「ピッチ」を取りに行っても最終的に「質のいい発声」を取りに行かないといけないということ。

では、発声の質を良くするとは具体的に何をというところはこちらにまとめています↓

綺麗な歌声・美しい発声についての研究【ポップス向け】

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