歌唱力アップ

洋楽を聴く人は歌が上手くなる?【洋楽を聴くべき理由について】

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今回は「歌が上手くなりたい人が洋楽を聴くべき理由について」です。

当然ながら、洋楽を聴かなくたって歌が上手くなることは可能です。邦楽だけ聴いてきたけど歌が上手い、という人もいることでしょう。

 

しかし、日本のプロのシンガーがインタビューなどで「どんな音楽を聴いてきたのですか?」と問われると海外のシンガーを答えていることが多くないですか?

心当たりがある方も多いかと思われます。

 

実際、歌が上手いシンガーは洋楽を聴いていた人が非常に多いと感じますし、「歌が上手くなりたいなら洋楽を聴け」とはよく言われることであると思います。

今回はそんな洋楽を聴くべき理由についてです。

歌が上手くなりたい人が洋楽を聴くべき理由

①歌唱力のレベルの差

こんなことを言うと批判を受けそうな内容ですが、日本人シンガーを悪く言っているわけではないことだけご理解ください(僕はJ-POP大好きです)。

 

日本人シンガーにも素晴らしいシンガー、偉大なシンガーは多くいます

ただ、やはり洋楽のシンガーは総合的にレベルが高いと思われます。

 

その理由は議論の尽きないところでもあるのでしょうが、

  • 人口(母数)の違い
  • 言語の違い
  • 文化の違い

などなど挙げていけばキリがないでしょう。

やはり、とんでもない才能を持つ人が世界にはゴロゴロいます。

 

まぁ本当は歌唱力という概念も「視点の違い」で変化してしまうので、一概に言うのは難しいのですが。

 

しかし、その『様々な視点の違い』を感じるためにも洋楽を聴くことはとてもいいことだと思うのです。

 

一例ですが例えば、海外にはすごく上手い”低音シンガー”が男女ともたくさんいます。結構すぐに見つかりますし、バリエーションも豊富です。日本だと見つけにくいのでは?

他にも「ラップの歌唱力」「ジャズの歌唱力」「ソウルの歌唱力」みたいな軸の違う考え方に触れる機会も増えます。

この歌唱力というものを考える視点が広がることが歌唱力向上につながるだろうと思われます。

 

②母国語じゃないからこそ、「声」という楽器が浮き彫りになる

多くの人は洋楽を聴くとき、「歌詞の意味がわからない」人がほとんどでしょう。

洋楽が苦手な人の中にはそれが理由という人もいるでしょうが、それがいいんです。

 

感覚は人それぞれ違うとは思いますが、「歌声そのものを楽器(音)として聴く」というような聴き方ができるようになってくると思います。

 

そもそも

  1. 「邦楽は歌詞を聴く」
  2. 「洋楽は音(リズム)を聴く」

みたいな傾向があるとよく言われますね。

もちろん、あくまで傾向であって聴き方は人それぞれ違うとは思いますが、「音楽全体を音として捉える聴き方」「ボーカルをただの音として捉える聴き方」に慣れていない人にとっては洋楽はとてもいいと思います。

 

勘違いして欲しくないのですが、「歌詞を聴くのが悪い」と言っているのではなく、「色々な聴き方ができた方がいい」ということです。

 

③聴き手のニーズの違いが生み出す「学べる情報量の差」

これも大前提”人による”というお話にはなってしまいますが、

  • 聴き手側が求めているものの傾向の違い

が結構あると思います。

 

これはジャンルが〜、音楽性が〜、とかそういうお話ではなく、

  • 『音楽そのものの表現手法のニーズ』の違い

です。

 

例えば、この二つの動画の違い(*日本で人気の音楽チャンネルと海外で人気の音楽チャンネル)↓

別にどちらが良いとか悪いとかの話ではないのですが、この二つの動画の違いはかなり日本らしいニーズと欧米らしいニーズを表しているような気がします。

もう一度言いますが、どちらが良いとか悪いとかは一切なく両方とも素晴らしい音楽です。

 

どう違うのか?

 

これは特に、

  • 音楽をプレイしたい人(歌いたい・演奏したい・体感したい人)にとっての情報量の差がかなり大きい

という部分。

簡単に言えば『生々しさ』。

「単に聴くだけの人」側の視点ではこの情報量の差はどうでもいいかもしれませんが、歌うことも含む「演奏する」側の視点だとこの情報量の差がすごく大きい。

 

音楽をプレイしたい人は「何がどうなっているのか?」という部分を鮮明に感じたいはず。

 

洋楽に目を向けるとこの演奏する側が学べる(楽しめる)情報に触れる機会がすごく多くなるのでいいということです。

おそらく海外って”生々しさ”に対するニーズが日本よりも高いと考えられます。「口パク」で記者会見開くことになったり、一流アーティストが口パクを批判したり、オートチューンを批判したりと。

 

もちろん邦楽にも生々しい音楽はたくさんあるんです。ただ、接触頻度の差は大きい

例えば、こういうのって日本じゃなかなか見られない↓

こういうものに触れられる機会が邦楽と比較してすごく多いのも洋楽のいいところだと思います。

 

starRoさんのツイートじゃないですけど、音楽は「聴く」視点だけじゃなくて「演奏する・プレイする(楽しむ)」視点もまた音楽ですよね。

④英語は耳が良くなる

言語的な特性で耳が良くなるというとこもあります。

 

日本語は基本的に1母音に対して1子音です。ところが英語は1母音に対して複数子音を入れることもありますし、母音のない子音だけの発声も多いです。

 

例えば

「Just」という英単語、日本語にすると「ジャスト」ですね。

必ず日本語は1母音1子音なので、あえて日本人らしく発音すればこのジャストのすべての母音「アウオ」をしっかり発音するはずです。

ところが英語の発音の場合、母音は「ジャ」の部分の「a」だけで「スト」部分は子音だけで発音するはずです。

 

つまり、『舌・歯・唇・息』などの子音の使い方が上手くなる言語です。

こういう点で英語は日本語と比較して”音として”多彩な表現ができるのですね。

 

もちろん、日本語でも同じようなことはできますが、そうすると「日本語として伝わりにくくなる」というジレンマがある。

 

しかも、英語は細かく分類すれば母音は26個あるそうです。

日本語は5個。

 

それを聞き取れるようになるということ(聞こうとすること)はつまり耳が良くなるということでしょう。

 

⑤リズム感が良くなる

日本と比較すると洋楽は裏拍にアクセントがくる楽曲も多いです。

というより、そもそもリズム重視の楽曲が非常に多いです。

 

邦楽はメロディー重視なことが多い。もちろんメロディも大事なのですが、同じくらいリズムも大事。

歌の3要素は

  1. 音程
  2. リズム
  3. 言葉

です。

 

洋楽のライブなどを見ていると観客の動きが日本とは随分違うことも多いと思います。

音楽に合わせて体を揺らすような人や踊っているような人も多くいますね。そういうグルーヴ感を重視したような音楽文化に触れることもリズム感を成長させるでしょう。

 

ただ、この

  • メロディー重視
  • リズム重視

の差によって曲の作り方がまるで違います。

結果的に、邦楽ばかり聴き慣れている僕ら日本人は「洋楽全然盛り上がらないんだけど」「サビどこ?」みたいな感じで洋楽を好きになれないこともあるかもしれません。

同じ音楽ではありますが、どんどん作り方が違ってきているのでこうなるのも仕方のないことでしょう。

 

完全に差別化できるくらい違ってきています↓

ii) R&B、ヒップホップ、EDM、ポップ・ロックなどアメリカンポップスタイルのリズムが際立つ、トレンドを先導する洗練されたサウンドの音楽デモを推奨いたします。

iii) メロディが鮮明でダイナミックな流れの、起承転結がはっきりとした定型化された曲の構造(A: Verse - B: Pre-Chorus - C: Chorus)の音楽デモはご遠慮ください。

引用元:Big Hit Entertainment Japan

これはBTSなどの日本事務所「Big Hit Entertainment Japan」のプロデューサー募集要項(*終了しています)を抜粋したものです。

ii)が洋楽、iii) が邦楽のことを指していますね。なんかすごく丁寧に書かれていますが、「ご遠慮ください」ですし「定型化された」と何やらトゲがあるんですよね。笑

それくらい音楽の作り方が違ってきている。

 

少し話が逸れましたが、「メロディーを聴くのが悪い」と言っているわけではなく、「リズムを聴く聴き方もできた方がいい」ということですね。

 

とにかく歌が上手くなりたいなら洋楽を聴くべき

以上のような理由で洋楽を聞くべきだと考えます。

もちろんこれ以外にも多くの理由が挙げられそうですが。

 

「洋楽が邦楽より役立つのかもしれないけど、それでも日本の歌が好きだし、日本のシンガーが好き」という方もいるはずです。

もちろんそれはそれでいいと思います。

 

ただそれでも歌が上手くなるためには洋楽を聴いた方がお得だと思います。

 

もしあなたがこれから3ヶ月

  • 『洋楽だけをひたすら聴き続ける
  • 『邦楽だけをひたすら聴き続ける』

という未来があるとします。

3ヶ月後、どちらの方が歌が上手くなっているかというと、まず間違いなく洋楽を聴き続けたあなたの方が上手くなっている事でしょう。

 

嫌いでも苦手でも歌が上手くなりたいのなら洋楽を聴くべきでしょう。

邦楽が好きなら邦楽も聴きつつ洋楽”も”同じくらい聴けばいいのです。

 

先ほども紹介しましたが、NPR Musicなどは「演奏する・歌う側の情報が多く鮮明」なのでとても勉強になると思います↓

 

あとは『サブスクを活用する』のもオススメです。

邦楽好きはわざわざ洋楽にお金までかけたくはないでしょう。でも、無料バージョンや無料体験を利用すれば無料で楽しみながら洋楽トレーニングができるはずです。

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