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歌唱力アップ

洋楽を聴く人は歌が上手くなる?【洋楽を聴くべき理由について】

投稿日:2019年11月26日 更新日:

今回は、洋楽を聴くことと歌唱力の関係性についての研究考察です。

 

結論から言えば、

  • 「邦楽だけを聴く場合」と「洋楽も聴く場合」を比較すれば、洋楽も聴く人の方が歌が上手くなる確率が上がる

と考えられます。

もちろん、あくまでも確率論でのお話です。洋楽を聴かなくたって歌が上手くなることは可能ですし、邦楽だけ聴いてきたけど歌が上手い、という人も当然いるでしょう。

 

しかし、日本のシンガーでもインタビューなどで「どんな音楽を聴いてきたのですか?」と問われると、海外のシンガーを答えていることも多いですし、ボイトレ教室などに通っても「洋楽を聴きなさい」と教えられることは多いのです。

 

つまり、歌が上手くなるためには洋楽はとても良いと考えられます。

ではどういう面でメリットが考えられるのか?という部分を掘り下げていきます。

洋楽を聴くと歌が上手くなる理由

①音楽(歌)の幅を広げられる

日本のシンガーにも素晴らしいシンガーや偉大なシンガーは多くいますが、洋楽にも同じように、素晴らしいシンガーがたくさんいます。

 

ということは、単純に考えて、邦楽だけを聴いているのと洋楽も聴くのとでは、『歌の視点の広がり』に差が生まれます。

 

例えば、

  • 1人のシンガーの歌しか聴いたことがない人
  • 500人のシンガーの歌を聴いた人

であれば、歌の技術・表現などの幅は後者の方が広くなることがほとんどでしょう。

 

つまり、色々なシンガーの歌声を聴いた方が経験値が増えるのですね。

 

ということは、

  • 邦楽ばかり聴いている人
  • 洋楽も聴く人

であれば、後者の方が幅広い経験値が得られる可能性が高いのですね。

 

もちろん、邦楽の中で幅を広げてもいいのですが、やはりどうしても限界があるでしょう。洋楽に視点を向けると、視界が一気に広がることも多いと考えられます。

 

「歌の上手さ」というのは色々な方向性があるので、その視点を広げるために洋楽を聴くと良い、ということですね。

 

②母国語じゃないからこそ、「声」という楽器が浮き彫りになる

多くの人は洋楽を聴くとき、「歌詞の意味がわからない」という人がほとんどでしょう。

洋楽が苦手な人の中には、それが苦手な理由という人もいるでしょうが、歌の視点では逆にそれが良いのです。

 

というのも、歌詞がわからないからこそ、「歌声そのものを楽器(音)として聴く」というような聴き方ができるようになってくると思います。

 

そもそも、

  1. 「邦楽は歌詞を聴く」
  2. 「洋楽は音・リズムを聴く」

という傾向が強いとよく言われます。

 

もちろん、あくまで傾向であって聴き方は人それぞれ違うとは思いますが、「音楽全体を音として捉える聴き方」「ボーカルをただの音として捉える聴き方」に慣れていない人にとっては、洋楽を聴くことはとてもいい影響があると思います。

 

勘違いして欲しくないのですが「歌詞を聴くのが悪い」と言っているのではなく、「色々な聴き方ができた方がいい」ということです。

 

③言語の特性で耳が良くなる

言語的な特性で耳が良くなることもメリットとして考えられます。

 

日本語は基本的に1母音に対して1子音です。ところが、英語は1母音に対して複数子音を入れることもありますし、母音のない子音だけの発声も多いです。

 

例えば

「Just」という英単語、日本語にすると「じゃすと」ですね。

日本語は1母音1子音なので、あえて日本人らしく発音すれば、このジャストのすべての母音「アウオ」をしっかり発音するはずです。

ところが、英語の発音の場合、母音は「ジャ」の部分の「a」だけで、「スト」部分は子音だけで発音するはずです。

 

つまり、英語は『舌・歯・唇・息』などの子音の使い方が上手くなる言語とも言えます。英語は日本語と比較して、”音として”多彩な表現ができるのですね。

 

しかも、

  • 日本語の母音は5個
  • 英語の母音は26個(*細かく分類すれば)

とされています。

複雑な言語を聞いていると、自然と耳が良くなる可能性が高いのですね。

 

ちなみに、

聴いているだけでは、そこまで劇的な効果はないかもしれませんが、英語には発声の質が良くなるという効果も一応期待できます。

 

英語は日本語と比較すると、「綺麗な言語」「歌に向いている言語」だと言えます。

例えば、英語を話せる日本人が日本語から急に英語に切り替えた時に、「良い声になった」と感じたことがある人は多いと思います。

 

日本語を悪く言うつもりはないのですが、英語は歌向きの言語なので、それをたくさん聴くことは、自分の発声の質にも良い影響を与えるかもしれません。

 

④リズム感が良くなる

邦楽と比較すると、洋楽はリズム重視の楽曲が非常に多いです。

そして、邦楽はメロディー重視なことが多い(*あくまでも、傾向のお話です)。

 

もちろん、どちらが良いとか悪いという話ではありません。メロディーもリズムも両方大事です。だからこそ、邦楽に欠けがちな、リズムに重視した曲を聞くことでリズム感に良い影響を与えられるということですね。

 

まとめ

  1. 音楽(歌)の幅を広げられる
  2. 母国語じゃないからこそ、「声」という楽器が浮き彫りになる
  3. 言語の特性で耳が良くなる
  4. リズム感が良くなる

以上のような理由で、洋楽を聴くと歌にいい影響があると考えられます。

 

もちろん、洋楽を聴くだけで歌が上手くなるわけではありませんが、歌が上手くなる過程において色々な学びを得られる可能性が上がるということです。また、邦楽を聴いてはいけないというわけではないので、取り組んで損はないと思います。

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