ボイストレーニング

声量を上げるトレーニング方法について

投稿日:2018年12月16日 更新日:

今回はおすすめの声量を上げる方法・トレーニングについて

 

声量を上げるための考え方や理屈についてはこちらの記事『歌の声量が小さい原因について』にまとめているので、この記事では早速トレーニングへ。

①遠くへ声を飛ばすトレーニング【声量を出す体の使い方】

一つ目はすごくシンプルなトレーニング、『遠くに声を飛ばすトレーニング』です。

 

トレーニングはこんな感じ(*再生位置2:30〜)↓

近づいたときに、「遠くから声を出す感覚・意識のままで発声しなさい」と指導していますね。

 

これが声量を出すための体の使い方や感覚を体で覚えていくというトレーニングになります。

 

声量について難しく考えすぎると、逆に忘れがちになってしまいますが、

  • 「声量を上げようと意識して声を出す練習」こそが声量を上げるトレーニングになる

というシンプルな考え方は意外と大事です。

 

足が速くなるために走る、速く投げるために投げる、絵が上手くなるために描く。泳ぐ、打つ、叩く、弾く、吹く、、、、などのように『ある目的のためにその意識を持ってその行動をたくさん実行すること』で人間は自然とそれができるように能力が向上します

 

もちろん、「何も考えずただひたすらやっていればいい」とは言いませんが、”そうしようとするとそうなっていく人間の力”をある程度信じてもいいと考えられます。

 

発音はなんでもOKでしょう。「おーい!」でも「あーー!」でも。

苦手な母音でやるのもいいと思います。

 

とにかく”遠くへ声を届ける意識を持って声を出す”という練習を繰り返すことで声量はアップします。

 

実質的な練習空間が広くなくとも、グラウンドで100メートル先の人に聞こえるよう声を飛ばしているような状況のイメージを持つことが大事です。

こんなイメージで(*再生位置2:20〜)↓

 

ただし、歌のためであれば「どんな声でもいい」というわけではないでしょう。

例えば、

野球部の声出しのような声ではやはり意味がなく、あくまで歌に使える発声の範囲内で取り組む必要があるでしょう。無理やり怒鳴るのではなく、無理のない範囲の発声で遠くに届けようとすることが重要。

 

大声を出せる環境なんてそうそうないですから、場合によってはなんらかの防音対策を取る必要があるかもしれません。

例えば、「タオルや枕を口に当てる」などで大声を出してもいいような工夫をするなど。

 

継続が大事

これはこれから紹介する全てのトレーニングに言えることですが、大事なのはコツコツとした長期的な継続

スポーツでも筋トレでも絵でもなんでもそうですが、短期間で劇的な効果が出るものはないです。

 

人間の体の細胞は日々入れ替わっており、3ヶ月で全ての細胞が入れ替わると言われています。

なので、まずは3ヶ月くらい継続を目標にすると「お!変わってきたかも」と成長実感が出てくるはず(*個人差はある)。

 

一日5分くらいの短い時間でも「できれば毎日」、最低でも「週2〜3日」くらいが目安かと。

そしてこの”短い時間でもやる”というのも非常に大事。

②ドッグブレス【吐く力・息の瞬発力・息と声帯との連動性】

このトレーニングは「息を吐く力」「瞬発力」「息と声帯との連動性」を鍛えます。

 

トレーニングイメージ(*再生位置1:29〜)↓

名前の通り犬の呼吸のように発声練習をするトレーニングです。

 

どちらかと言えば息の瞬発力やアタックが鍛えられやすく瞬発的な面での声量アップに役立つと考えられます。

”どちらかと言えば”であって、『横隔膜』『息と声帯の連動性』も鍛えられやすいので声量全般に効くいいトレーニングです。

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③息を吐き切るトレーニング【吐く力・肺活量】

これは『息が尽きるまで声を一定に出しながら息を吐き切るトレーニング』です。

 

発音はなんでもいいと思いますが、秒数を数えながらのトレーニングはおすすめ(*再生位置2:09〜)↓

このトレーニングの主な目的な「息のコントロール」でしょうが、これによって「息をしっかりと使う力」「息を吐く力」「肺活量」を鍛えられますので、結果的に声量に効くと考えられます。

 

もちろん日本語でOK。

寝転がっているのはお腹をしっかりと使う意識をつけるためでしょう。

 

45秒でやっていますが、秒数は自分の能力に合わせて調節しましょう。

このトレーニングの目的はあくまで「声をしっかりと出しながら息を最後まで吐き切ること」なので、終わった後息を思いっきり吸ってしまうくらいに設定するのが肝でしょう。

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④「スッ」トレーニング【吐く力・息の使い方】

「スッ」という発音を利用するトレーニングです。

トレーニングイメージは先ほどの動画の1:01〜がわかりやすいかと。

 

「ス」という発音が歯で息をせき止めている負荷になります。

「息の使い方」「息の流れ」の能力を向上させ、声量アップにつながるでしょう。

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⑤風船トレーニング【吐く力特化】

『風船を活用して息を吐く力を鍛えるトレーニング』です。

 

トレーニングイメージ(*再生位置*4:40〜)↓

 

どこにでも売っている普通の風船で問題ないでしょう。

風船が大きな負荷となり、息を吐く力を効果的に鍛えます

 

動画のように「膨らます→空気を抜く→膨らます・・・・」と連続的に繰り返しましょう。

⑥パワーブリーズ【吸う力特化】

息を吸う力(呼吸筋)が効率よく鍛えられるグッズです。

 

”歌のベンチプレス”とも言えるグッズで、普通のトレーニングではなかなか成果が出ないときや、手っ取り早く鍛えたい時はこれを使うのが効果的です。

 

ボーカリストは持っておいて損なしかと。

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