声や歌について

声量を上げるトレーニング方法5選と声量についての考察

投稿日:2018年12月16日 更新日:

今回は声量を上げるトレーニング方法を紹介したいと思います。

「歌における声量」「話し声における声量」で若干目指す指標が変わったりもしますが、どちらにしても息系のトレーニングはオールラウンドに効果的です。

前半は声量を作る要素についての説明、後半は声量アップのトレーニング方法の紹介です。

声量アップの鍵は大きく3つ

声量アップのために意識するべきポイントは大きく分けて『呼吸』『声帯』『共鳴』の3つのポイントです。

この3つのポイントが声量を決めている核の部分だと考えられます。つまり声量をアップさせるにはこの3つの点をまずは考慮すべきですね。

声量と「呼吸・横隔膜」について

息というのは声の源です。

息無しでは声を作ることはできません。息という風が声帯を鳴らすのですね。

息の強さと声量は比例関係にあり、声量をほぼコントロールしていると言っても過言ではありません。

であれば、『息の発射台』を鍛えることが声量をアップするために必要なことだと考えることができます。

息の発射台は主に横隔膜が担っています。つまり横隔膜を潤滑に動かす能力を鍛えることが声量をアップさせることにつながるということです。

この息の部分が一番重要とも言えます。

なぜならトレーニング次第で変化の大きい部分ですし、声質などほとんど例外なく音量との関わりが大きいからです。

要は意識しやすい・鍛えやすい・効果が出やすい部分ということですね。なので息系のトレーニングはコツコツと続けることが大切です。

声量と「声帯」について

声帯をしっかりと鳴らすことで声量をアップさせることにつながります。

声帯は横隔膜の力により発射された息を音に変える部分です。つまり「音」として音量を大きくする場合は声帯はしっかりと閉じている状態の方が大きく鳴るのです。

ポイント

「は~~~」とため息をつくように声を出すのと、「あ”~~~」としっかりと声帯を閉鎖させて鳴らしたのとでは後者の方が断然「音量は大きい」ですよね。

例えば、赤ちゃんの泣き声が大きく響き渡るのは声帯の鳴りが強いからと言えます。赤ちゃんの小さな体では横隔膜の活躍により多くの息を送り出しているとは到底考えられないですよね。

あれは声帯閉鎖の強さにより、声帯が強く鳴っているから大きい音になるのです。つまり声帯閉鎖が声量に大きく関係しているのですね。

ということは声帯をしっかりと鳴らすように発声することで声量をアップさせることができるということです。

つまり声帯の状態が声量に大きく関わるということです。

声量と「共鳴」について

もし、息の発射台や声帯の鳴りの条件が同じなら、最終的にはその音が響く空間が音の大きさを決めます。

そして外部の要因(空間的要因、例えばお風呂など)を除けば、内部の要因つまり共鳴が声量を決めるのです。ということは声の共鳴がしっかりと響くようにすることが声量アップにつながると言えますね。

ココがポイント

共鳴は大きく分けると上方向(鼻腔や軟口蓋)と下方向(咽頭・胸腔)への共鳴があります。

この共鳴をしっかりと意識することが重要です。

しっかりと響かせることができれば音量を大きくアップさせることができるかもしれません。

しかし、共鳴は当然ながら骨格などの体の作りや大きさに左右される部分もありますつまりトレーニングをいくら積んだからといって頭蓋骨の形は変えられないですし、喉の形も変えられないのです。

つまり『持っている体や骨格でいかに上手く響かせるか』という方が重要になってくると思います。

また、人によってどちらに響かせたほうがいいのか・どちらが響きやすいなども変わってくる部分です。

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「息」「声帯」「共鳴」の中で一番重要なのは?

声量に関して「息」「声帯」「共鳴」は当然ながら3つとも重要な要素ではあるのですが、一番トレーニングをしてハズレが少ないのが「だと考えられます。

声帯の動きについて

「声帯の動き」持っている体や喉がそれぞれ違うので一概に「こうトレーニングすれば声量が大きくなる」と言い難いものでもあります。人によって違うということです。

声質や声の高低・声区など様々な要因を考慮しなければいけません。

また、話し声に関する声量の場合、声帯の動きや声質を意識しながら会話しなければいけません。これはかなり難しいのではないかと思います。

共鳴について

「共鳴」に関しては持って生まれた骨格や喉の作りの影響を大きく受けるので、「鍛えれば鍛えるほどに声量が大きくなる」みたいなものではなく『最適な声の方向性を見つける・その方向へ声を通しやすくする』みたいな考え方になるはずです。

息について

「息」に関しては鍛えれば鍛えるだけ息の力がつきます。もちろん人間の限界のようなものはあるでしょうが、ある程度のところまでは誰しも鍛えられるはずです。

息を鍛えることが声量においては基本的にほとんどプラスに働きます。

息と声の連動の記事に詳しく書いているのですが、息を鍛えることで結果的に声帯がその息についてきます。つまり声帯の動きも息に合わせてよくなってくるはずです。

そして何より息のトレーニングのいいところは、歌においても普段の話し声においても、無意識下でその恩恵を受けやすいです。あまり意識しなくても、鍛えた成果が出やすいものであるということですね。

なので息のトレーニングが声量アップにおいて一番重要なものであると考えます。

声量を上げるトレーニング方法5選

ドッグブレス

名前の通り犬の呼吸のように発声練習をするトレーニングです。「ハッハッハッハ」と。

横隔膜をしっかりと動かすので息の力を鍛えるトレーニングになりますし、息と声を同時に出すので連動感を鍛えます。

ココがポイント

「スー」「ズー」トレーニング

こちらも息と声の連動のトレーニングです。

歯で息をせき止めることで一定の負荷をかけながら発声する事で息の力と連動感を鍛えます。

ココがポイント

風船トレーニング

普通の風船を膨らませるトレーニングです。

空気が入ってない状態→膨らます→空気を抜く→膨らます・・・・と連続的に繰り返す事で息を吐く力を鍛えます。

慣れてきたら声を出しながら膨らますなどで息との連動感を高めましょう。

ペットボトルトレーニング

ペットボトルを使ったトレーニングです。

ペットボトルに口をつけて息を思いっきり吸い込みペットボトルをベコベコと凹ませます

凹ませるために負荷がかかるので、これにより息を吸う力を鍛えます

ペットボトルはなるべく硬めの方がいいですし、なるべく大きめの方がいいです。ほんの小さな穴を開ける事で、凹ませるのがよりハードになります。

お手軽に息を吸う力を鍛えたい人にオススメのトレーニングです。

ココがポイント

吸う力を鍛えることは結果的に吐く力を鍛えることになります。

パワーブリーズ

息を鍛える最強グッズです。

特に息を吸う力(呼吸筋)が効果的に鍛えられるグッズです。

声量アップ・肺活量アップに優れているアイテムです。

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結論

声量を上げるために重要なポイントは

ポイント

  • 声帯
  • 共鳴

の3つです。

その中で一番トレーニング効果がオールラウンドにあるのは息のトレーニングです。やって損になることはまずないはずです。

もちろん裏声の声量や

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