【9/13】まとめページは都合上削除いたします。引き続きカテゴリーページ等でお楽しみください。

声や歌について

強い高音『ロングトーン』を出すためには声帯コントロールが重要

投稿日:2019年11月28日 更新日:

今回はロングトーンのコツや練習方法についての考察です。

『ロングトーン』とは単純に「長い音」と言う意味で、歌においても同じ意味ですね。ただ、何秒以上をロングトーンとする定義などはないため最終的に判断するのは個人個人ですが。

おそらく皆さんが求めているのは、かなり長ーーーーく伸ばすような発声だと思います。特に強い高音域のロングトーンはかっこいいですよね。

先に言っておきますが、「肺活量はほとんど関係ない」です。重要なのは『声帯コントロール』です。

今回はそんな「ロングトーン」についてです。

「ロングトーン」とは

「ロングトーン」とは

金管楽器や歌唱のトレーニング方法の一。一定の高さの音や声を、できるだけ長くのばして発すること。

引用元:コトバンク『ロングトーン』

とあります。

あまり深い意味はなく、『音を長く伸ばすこと』ですね。それ以上でもそれ以下でもないです。

実は結構漠然としている言葉なので、音を長く伸ばせばそれが「ロングトーン」と言えちゃうわけです。

一般的には

一般的な使われ方として「ロングトーン 」「フレーズの最後の音を長く伸ばし続けるような発声」のことではないでしょうか。

そして「すごい!」と言われるようなものは高音域をかなり伸ばし続けるようなロングトーンですね。ここでは主に強い高音域のロングトーンに焦点を当てています。というか低音域は比較的誰でもできるはず。

このロングトーンで重要なのは『声帯の使い方・柔軟性』です。肺活量がどうこうと考えているのは視点がズレてますね(全く関係ないわけではないですが、あまり関係ない)。

「ロングトーン」の理屈

ロングトーンは声帯が息の圧力を支える割合が強い時に可能となります。

つまり声帯の閉鎖による息の出口を塞ぐ強さが強ければ強いほどに長いロングトーンが可能となるのです。

なぜか?

「声帯を鳴らすために必要な吐く息の量が少量で済むから」です。

勘違いしてはならないのですが、息の圧力はかなり強くかかっているということです。息の圧力が強いのと吐く息の量が多いのは同じようで違います。

「息の圧力」とは声帯にかかる息の圧力です。

「吐く息の量」とは口から実際に出る息の量です。

基本的に肺から出せる息の量(肺活量)が無くなれば、声は出せなくなります。当たり前ですね。

例えば、

ため息のように「はーーー」と声を出してみましょう。ほんの数秒ですぐに肺にある息を使い切ってしまうと思います。

勘の良い人はこの時点で肺活量はあまり意味がないことに気づくかもしれません。

次に「あーーー」と声を出してみましょう(「あ”」くらいの意識で)。すると先ほどより随分と長く音を伸ばせたはずです。

このように声帯が息の圧力を支えているので実質的に声帯を通る息の量(口から出る息の量)は少なくなるのです。

わかりにくい場合は

口を閉じたまま息を吐いて口を思いっきり膨らませてください。

その口を膨らませている状態を維持したまま口の先をほんの少~しだけ開けて息を吐き続けてください。息の出口が小さいのでかなり長く息がもつと思います。この場合は唇が息の圧力を支えているのですが、これと同じことを声帯でするのです。

これがロングトーンの原理です。

つまり肺活量などあまり関係なく、声帯コントロールが大きな鍵を握っていることがわかると思います。

ロングトーンの出し方やコツ

結局のところ、

「閉鎖の強いミックスボイス」「ベルティングボイス」というような強い声帯の閉鎖状態に強い息の圧力をかけるような発声をすることでロングトーンができます!

としか言えないような気がします。というかそうなのです。特に高音の強いロングトーン

おそらく皆さんが求めているのはこういうのでしょう↓(1:25〜、1:50〜)

 

こういうのでしょう?↓(4:08〜)

これらの発声は声帯のみを上手くコントロール・閉鎖させてそこに息の圧力をかけることで、強い高音の鳴りに変換させているのです。

つまり声帯を自在にコントロールしているからこそできる芸当というわけです。

ロングトーンの出し方やコツとは言っても、低音域なら比較的誰でもできるはずです。

低音域なら誰でもできる

エッジボイスのような発声の状態(強い声帯閉鎖)を作り、そこからほんの少し声になるくらいに息を通してみてください。

声帯の締まりはしっかりと締めたままに息だけを強くしていきます。そうすると強い鳴りで長ーーくロングトーンが持つはずです。先ほどの「あ”ーーーーー」のような感じですね。

声帯を綺麗に締めた状態で声にできるのならかなり長いロングトーンができるはずです。声帯が息の圧力を強く支えているような状態を作れば息が長く持つのですから。

そしてこれは大抵の人が低音域ならできるはずです(声帯が締まりにくい声を持っている人は難しいかもしれません)。

これを高音域でやるのが難しいのですね。

声帯をしっかりと締めた状態で高音域を出すには余計な力を入れてはいけない=声帯コントロール能力が必要になりますから。

なので、結果的に閉鎖系の強いミックスボイス

『3種類のミックスボイス』の出し方や練習方法について

今回はミックスボイスの具体的な出し方や練習方法について『太いミックスボイス』『閉鎖系ミックスボイス』『綺麗系ミックスボイス』とミックスボイスを大まかに3種類に分けて書いていきたいと思います。 ただ、ミ ...

続きを見る

ベルティング系の発声を身につけないとできません、という話になってきます。ベルティング発声のトレーニングが一番いいかもしれません。

「ベルティング発声・唱法」のやり方・解説|ベルティングはミックスボイス?

今回はベルティング発声・ベルティングボイスというものについて書いていきたいと思います。『強い地声のように聴こえる高音域』をベルティングボイスと言います。日本ではあまり聞きなれない言葉ですが、海外では音 ...

続きを見る

つまりロングトーンを出すためだけの練習などは存在しません。声帯を無駄な力なく閉鎖できるほどのコントロールを得た時、結果としてロングトーンができるようになるのです。

つまり重要なのは声帯コントロールということです。

『声帯コントロール』の鍛え方についての考察

今回は歌において非常に重要な「声帯コントロール」についてです。 「声帯コントロール」とは単純に声帯をいかに自由に動かせるかというものです。 この声帯コントロールは非常に複雑で、厳密にはまだ解明されてい ...

続きを見る

オススメ記事

1

今回はボイストレーニングの効果を高めるグッズや声を鍛えるのに欠かせないグッズについて書いていきたいと思います。グッズがなくてもボイストレーニングはできるのですが、あれば便利です。 グッズを使うメリット ...

2

今回はボイストレーニングにオススメの本について書いていきたいと思います。 ボイストレーニングというものは、なかなか独学でやっていくというのは難しいですよね。「何からやればいいのか、何が正しいのか、何が ...

3

今回は「声の音域を広げる方法」について書いていきたいと思います。歌において音域を広げるということは大きな課題の一つですね。おそらく多くの人が音域を広げたいと思ったことはあるでしょう。 それくらい歌にお ...

4

今回は「歌が上手くなる」ということについて徹底考察していきたいと思います。 内容的には歌が上手くなる方法論というよりも「歌が上手いとは?」というのがテーマです。 歌が上手いとは何が優れているから歌が上 ...

5

今回はミックスボイス(ミドルボイス)について書いていきたいと思います。『ミックスボイス』というものについて疑問を持っている人は多いと思います。そもそもなんなの?何がミックスボイスなの?自分の声はどうな ...

-声や歌について

Copyright© 【ミュートレグ】 , 2019 All Rights Reserved.