歌唱力アップ

独学でボイトレする方法【今の時代無料でなんとかなる】

投稿日:2020年9月9日 更新日:

今の時代「歌が上手くなるのは独学でなんとでもなるのではないか?」と考えられます。

今回はそんな独学ボイトレのやり方や考え方について考察してみました。

 そもそも独学ボイトレに効果はあるのか?

「独学ボイトレは成長できるのか」「独学で歌が上手くなれるのか」というのはよくある疑問でしょうが、

  • 独学でもボイトレを成功させる人もいるし、失敗する人もいる
  • ボイトレ教室に通っても上手くならない人もいるし、上手くなる人もいる

というのが行き着くところの答え。

「絵」でも「スポーツ」でも同じようなことが言えると思います。

 

ただ、プロのシンガーにも「ボイトレ教室などに通ったことがない」と語る人が多くいる、というのを考えれば独学でも特に問題はないと言えるはず。

 

ちなみにこれを言うと、「プロのシンガーは最初から上手いだけじゃないか」と考える人もいるでしょうが、

  • 幼い頃から上手い人はいても、”最初から上手い”人はいない。
  • 急激に上手くなる人はいても、”最初から上手い”人はいない。

「能力」=「経験値」×「成長速度」です。

つまり、『誰しもが歌が上手くなるための何らかの過程・行動は必要』でしょう。

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独学ボイトレの注意点

独学で気をつけなければいけないのは、「常識」や「正しさ」はジャンルや個人差によって形を変えるということを頭に入れておくことでしょう。

①ジャンル差による正しさの違い

例えば、

  • 『歌うときの姿勢はアゴを引いて胸郭を張るような姿勢にすべき』という教え

これはクラシックでは『正しい』、ポップスでは『正しくない』。

 

例えば、

  • 『多少喉を締めて張り上げるような発声は必要だ』という教え

これはクラシックでは『正しくない』、ポップスでは『場合による』、ハードロックやメタルでは『正しい』。

 

このように『正しさ』や『常識』というものは音楽のジャンルによって形を変えるものでもあるので、自分が求めているジャンルの正しさを取捨選択する必要性がある

②個人差による正しさの違い

例えば、

  • 『歌うときは舌が上がらないようにし、口の奥の空間が見えるようにしましょう』という教え

これが正しいか正しくないかは『人による』。

 

例えば、すごく舌が大きくて分厚い、それでいて口の空間が狭い骨格を持っている人は普通にしているだけで舌が上がっているように見えたりします。この人にとってこの教えは『正しくない』。

人は『体・骨格・舌・歯・喉・声帯』など大まかな作りは同じとは言え、個人差があります

 

もう一つ個人差による正しさの違いがあるのですが、例えば、

  1. カラオケで楽しめる程度でそれなりに歌えるようになりたい人(娯楽派)
  2. プロのように歌えるようになりたい人(本格派)

というような目的の違いによっても正しさは大きく変化するでしょう。

 

音楽は自由に楽しむべきものなので、どちらの方が偉いとかそういうものは一切ないのですが、この目的の違いによって正しさや常識が大きく変化するということを頭に入れておくべき。

独学ボイトレを成功させるための重要な考え方

これはどちらかと言えば「本格派」向けの内容ですが、独学で失敗しないために最も重要な考え方があると思われます。

それは

  • 自分が憧れるシンガーの歌声には十中八九なれないし、超えられない
  • 高い声はどこまでも伸ばせない
  • 生まれ持った声質は大きく変えられない
  • つまり、『自分の声には逆らえず、自分に合う魅力を磨かなけれないけない

ということ。

これを頭に入れておけば、大抵失敗することはないのではないかと思います。

 

というのも多くのプロシンガー達は自分の体(喉・声帯など)の特性を最大限に活かした歌声を作っているからこそ魅力的です。

つまり、他人がその歌声に憧れてそうなろうと努力しても、体の特性の違いを超えることはできないので、基本的に上手くいかない(*偶然上手くいくこともある)。

 

例えば、ハイトーンが魅力のシンガーAさん(声帯の特性は「高め」)がいたとします。

多くの人がその歌声に憧れそれを目指して努力しますが、特性の違いにより多くの人は上手くいかず振るい落とされる。偶然似たような特性を持つ人だけが上手くいく。

自分が憧れているシンガーと自分の体の特性が同じ確率はかなり低いので、こういうことは起こりやすい。

  • この『憧れや目標』と『自分の特性』のミスマッチは”ボイトレ失敗の最大の原因”になり得る

でしょう。

好きや憧れだけではなんともならないことがあるということ。

 

逆に言えば、自分の特性と似たシンガーは探せば必ずいるはずなので、そこを目標に据えると上手くいく確率が跳ね上がるはず。

ボイトレ業界のジレンマ

「でも、ボイトレ教室は高い声は鍛えればどこまでも出るって言ってるよ!」と思う人もいるかもしれませんが、それはそう。

  1. 「鍛えれば高い声はどこまでも出ます。声質は訓練でいくらでも変えられます。」って言っている教室A
  2. 「鍛えても高い声には限界があります。声質は変えようとするよりも活かしましょう。」って言っている教室B

どちらが売れるか(集客できるか)を考えれば、絶対教室Aですよね。

 

これはボイトレ業界限った話ではないでしょうが、『ボイトレ業界の商売構造的ジレンマ』のようなものでもあるのかもしれませんね。

こういうジレンマによって生み出される言葉を間に受けてしまいすぎると、ボイトレ迷宮に迷い込みボイトレ難民となってしまう可能性も。

 

今回の記事のテーマもそうですね。

「独学は成功するのか?」というテーマならボイトレ教室はほぼ「失敗する」と言うでしょう。

独学ボイトレのやり方

ボイトレ教室に通うのと独学では「他人に教えてもらうか」「自分で探すか」の違いがあるだけで基本的にやるべきことはそう変わらないでしょう。

ボイトレは

  1. 音楽的知識や音楽そのものを学ぶ(頭の面での成長)
  2. 歌う能力を高める・ボイトレする(体の面での成長)

という2軸で取り組めばいいと考えられます。

頭(脳)の面での成長

  1. 音楽的知識を学ぶ
  2. 練習方法を学習する
  3. 音楽そのものを聴く

という3つのポイントがあると考えられます。

①本で知識を得る

音楽的知識とは「音楽の基礎知識・専門用語・テクニック名などなど」のことです。

細かい練習方法などはYOUTUBEなどの動画系が強いと思うのですが、音楽的知識は本で得るのが一番効率がいいと考えられます。

本の方が網羅性が高く全体を捉えやすいものが多いですし、当然練習方法もたくさん学べます。

 

個人的におすすめなのはアマゾンの『Kindle unlimited(30日間無料体験)』を活用することです↓

30日間無料でkindle本読み放題です。そのままキャンセルもできるので、実質ボイトレ本読み放題です。

一冊に集中するよりも数冊をざっくりと読むほうが偏りが少なくなるのでおすすめ。

②YOUTUBEで練習方法を学ぶ

まぁ「言われてなくても」という感じでしょうが、やはり動画系は実際に音声が聞けるので練習方法を学ぶには最適ですし、音楽的知識を得ることもできます。

 

個人的には海外のYOUTUBEにすごく学べるものがあったりすると思っています。

もちろん日本のものがダメだと言ってるわけではないですが、こういう分野はやはり海外の方が進んでいます。

 

個人的なおすすめチャンネル↓

このチャンネルは個人的に一番いいと思うのですが、基本的に誰かに向かって教えている動画なので「盗む」ように見る必要があります。

なので、もしかしたら中上級者向けと言えるものなのかもしれません。

 

こちらのチャンネルは初心者にも優しい。ボリュームも豊富で字幕付き、項目ごとに色々解説していますし、一緒に練習できるものも多いので非常に役立つと思います↓

③とにかく色々聴く

音楽の知識や練習方法を学ぶだけではなく、「音楽そのものを聴くこと」も最大の学び

 

もちろん好きな音楽をたくさん聴くのもいいと思うのですが、独学の場合は特に『洋楽を聴くべし』でしょう。

というか、ボイトレ教室に通っても十中八九「勉強のために洋楽を聴け」と言われると思います。

これは別に日本の音楽が悪いというわけではなく、「音楽の幅を広げるため」ですね。

 

で、普通にたくさん洋楽を聴くのもいいのですが、どうせなら発声方法などの詳細がわかりやすい音源を聴くとより勉強になると思います。

つまり、

  • 『生々しい歌声を聴くべし』

でしょう。

歌唱力アップのために役立つ個人的なおすすめチャンネル↓

このチャンネルは生演奏・生歌で、マイクも普通のダイナミックマイクを使わないことが多いので発声がすごくわかりやすいです。

体(喉)の面での成長

音楽の知識などを学ぶことでその仕組みや方法などを学んだら、次はそれを体が実行できるようにしなければいけません。

ここからがある意味ボイトレの本番という感じもしますが、あまり難しく考えすぎるのはよくないかもしれません。

 

例えば、ボイトレは

  • ピアノの前で「あーあーあー♪」
  • 特殊な発声方法「リップロール」など

のような「ボイトレらしいボイトレ」をたくさんしなければいけないというイメージを持つ人もいるでしょう。

 

確かにこれらが有効な場合もあるでしょうが、こういうボイトレの優先順位はそこまで高くないという意識が大事だと考えられます。

歌の成長度合いが高いものから優先順位をつけると

  1. 録音して歌う
  2. とにかく歌を歌う
  3. ボイトレらしいボイトレ

という順番になると考えられます。

「歌声は歌って作る」ということをベースに考えて、その上でボイトレで足りないところを補うように練習する

 

独学に限らずではありますが、特に独学において「録音」は成長を爆発的に高めるものであり必須の行動と考えられます。

必ずとは言えませんが、録音する人としない人では成長速度が大幅に変わるはず。

  • 録音して歌う→自分の歌声をよく聴く→反省点を見つける→修正するために努力する(必要であればそれに適したボイトレをする)→効果検証

というのを繰り返すことが基本でしょう。

録音のメリットは間違った方向に進みにくいという点もある(*後ほど詳しく述べます)。

 

大事なポイント

一つすごく大事なポイントとして、

  • 全てにおいて『無理をしない

というのは重要かと。

例えば、「無理な大声を出しすぎない」「無理な高音を出しすぎない」「無理な声質を出しすぎない」など。

 

基本的に無理してもいいことは何もないので、『今の自分の能力を”ほんの少〜し”だけ超えたくらいに挑戦する』『少しだけ頑張らないとできないことを楽にできるようにする』というようなスタンスで練習するのがいいと思います。

丁寧に成長させた方が最終的にいい結果を生み出すと考えられる。

 

特に多くの人は高い曲を歌いたいので高い曲を練習しますが、まずは現状の自分でも歌える音域の曲を徹底的に練習する方がいいのではないかと考えられます。

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「正解がわからない」という問題

独学において最も困ることは

『何が正解かわからない』

ということでしょう。

独学においてほとんどの悩みがこれになるはず。

 

しかし、

結局『正解の道は人それぞれ違う』というのが辿り着く答えなので『自分だけの正解を探すこと』をしなければいけないのは独学だろうが誰かに習おうがそんなに変わらない(*もちろんその正解を導き出すのが得意なボイストレーナーもいるでしょう)。

 

もし「正解の道・正しいボイトレ」が決まった一本の決まった形の道なら多くの人はそんなに苦労していないでしょう。

人それぞれ「体・喉・声・目標・目的・ジャンル」などが違うので、個人の数だけ無数に正解の道があるというのがある意味答えでしょう。

 

結局「録音が歌の成長において最強」なのはこういう「自分だけの正解を見つけ出す」ということがしやすいからだと考えられます。

今の時代同じ録音条件(例えばスマホなど)で録られたようなお手本は世界中にありますから、自分と比較してそこから正解を見つけていくのがベストかと。

 

こういうのをお手本にする↓

 

こういう音源と自分の録音と比較研究し「なるほど自分とはココとココが違うのか」「では、そうなるにはどうすればいいのか?」などを考えて、自分で試行錯誤してみる。

距離感が遠い場合↓

「なるほど、これくらいの距離感・空間でこれくらい美しく通るのか。どんな発声をすればこうなるのか。」などなど色々な視点から考えて試行錯誤する。

 

こういう作業を繰り返すことが自分の正解を見つけるためのベストな方法だと考えられます。

逆に言えば、自分で試行錯誤していないものは真の正解にはなり得ないのかもしれませんね(*持っている体や喉や声帯が人それぞれ違うから)。

だからこそ、「プロのシンガーには独学も多い」とも言えるのかもしれません。

どうしても困った時の裏技

とは言え「自分自身の判断が全く信用できない」「独学に不安しかない」という時もあるはず。

 

そういう時は裏技というか個人的にも実際にやったことがあるのですが、

  • 色々なボイトレ教室の無料体験を受けまくる
  • 無料体験で質問しまくる

という技を使えばお金もかからずに解決します。

僕はこれを狙ってやったというよりは”ボイトレ教室を探す過程”でやっていた形になるのですが、結果的に「これは普通に使えるな」と思いました。

 

2ちゃんねるの創始者で有名なひろゆきさんも英語を学ぶために英会話教室の無料体験に行きまくったという話をされていました。まぁやる人は狙ってやるんだなと。笑

 

ボイトレ教室も普通にこれができるので、「どうしても自分の力で解決できそうにないこと」があったときは近所の教室無料体験に行って解決すればいいと思います(*もちろん体験は1教室につき一度のみ)。

ボイトレ教室ならシアーミュージックは全国的にあるので行きやすいと思います。

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