歌声解説 女性シンガー

BLACK PINK ロゼの声や歌い方についての分析

投稿日:2020年9月1日 更新日:

今回はBLACK PINKのメインボーカル、ロゼ(ROSÉ)さんの歌声・歌い方についての分析です。

話し声の特徴

話し声の音域は普通〜やや高めくらいの音域

若干高めなのかな?くらいの印象ですが、持っている声帯の音域は普通〜やや高めくらいと考えられます。

 

話し声の声質は声帯の鳴りと息の流れのバランスのいい声質

声帯も軽やかに鳴り、息の流れも綺麗なバランスのいい声質を持っていると言えるでしょう。

話し声からエッジボイスのようなカリッとした声帯の鳴らし方ですが、これは英語圏の人の声帯の使い方ですね。

持っている声帯

普通〜やや高めの音域・バランスのいい声質

歌声の特長【発声方法】

チェストボイス(地声)

低中音域は地声(チェストボイス)。

楽曲の表現によって様々なフレーズを使いこなしているのはもちろんですが、基本的に息の流れと声帯の鳴りのバランスのいい発声です。

 

話し声同様に「カリッ」としたエッジ感(エッジボイス)と綺麗な息の流れのある声質です。

話し声の状態からさらに息の流すような感じで発声し、フレーズの頭を「カリっ」とエッジ感を持たせるようなニュアンスでしょう。

完全な洋楽的発声で、倍音も多く含む美しい発声ですね。

 

最大の特徴は何と言っても、

でしょう。

抜群に響いていますね。

 

この「カリッとした鳴りを含む発声」「鼻腔方向へものすごく通る」ことで、ロゼさん独特の歌声の特徴を作り出している部分の核だと思います。

 

ミドルレンジ(地声)

地声の中高音発声。地声系高音域も綺麗かつ伸びやかにコントロールしています。

そこまで高い高音をガツンと鳴らすというよりは地声レンジで制動できる範囲までを綺麗に音程上昇させて、それ以降は綺麗にファルセットへと移行させることが多いです。

 

ファルセット(裏声)

高音域は裏声(ファルセット)。

息が綺麗に流れる美しいファルセットを使いこなしています。

切り替えも美しく、圧倒的声帯コントロールが伺えます。

 

歌い方

共鳴や音色

やはり最大の特徴は

  • 鼻腔方向へ非常に強く響くこと

です。

 

上方向への声の当たり方が抜群で、かなり上方向へ抜けます。

いい意味で普通ではないくらいに上方向へ響きやすいので、これが個性的な音色と言われるような部分でしょう。

 

響きやすいだけでなく、そこの響くのは美しい音色の発声なので美しく響くのは当然ですね。

 

ビブラート

ビブラートは楽曲次第でコントロールしています。

バラード系は自然にかけたりもしていますが、基本的にはそこまでかけるタイプではないですね。

 

フレージング・歌い回し

歌い回しやフレージングそのものは大きな癖があるタイプではなく、ベーシックなスタイルですね。

オールラウンドになんでも歌いこなす、ややR&B寄りな歌唱スタイルという感じでしょう。

 

ロゼさんの歌声の美しさの一つの要因として「ピッチがものすごくいい」こともあると思います。

とにかくピッチ感が抜群で、歌声の美しさを際立てている部分の一つです。

ロゼさんの歌声に近づくために

ロゼさんのように歌うには

  1. カリッとしたバランスのいい発声
  2. 声を鼻腔方向へものすごく通す

という部分が重要になってくるでしょう。

 

カリッ

ロゼさんの歌声のこのカリッとしたエッジの部分は話し声からそのニュアンスがあるので、おそらく意識しているというよりは「自然にそうなる」というような感じも大きいと思います(声帯の柔軟性がある人はなりやすい)。

トレーニングとしては「エッジボイス」でトレーニングするのがオススメです。

 

鼻腔方向へ声を通す

ロゼさんっぽい歌声を出すには必須の部分ですね。

とにかく声を上方向へ当てて、下方向の成分はなるべく削除するような意識が必要でしょう。

 

とは言え、共鳴腔自体はある程度骨格に左右されるので、持っているものを最大限に活かすという意識を持つのも重要です。

 

ロゼさんの歌声を聴いていればわかると思うのですが、「ハミング」のフレーズから普通のフレーズへと移行するようなフレーズの時にほとんど音色変化(声の方向性の変化)が起こりません。

つまりハミングと同レベルで常に声が上に通っているということですね。

 

練習はもちろんハミングで。

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