歌声解説 男性シンガー

松山千春の声や歌い方の分析

投稿日:2018年2月6日 更新日:

今回は松山千春さんの歌声について書いていきたいと思います。

松山千春さんと言えば、日本の音楽界で長く活躍する偉大なミュージシャンの一人。

何と言ってもあの歌声。一聴するだけで松山千春さんとわかるような素晴らしい歌唱力です。

あの歌声に魅了されている人も多いのではないでしょうか。

どういう声質・声の出し方

地声・話し声は普通〜やや高めくらいの音域で、鳴りが強めの声質

地声や話し声の音域は普通〜やや高めくらいの音域です。

音域的に普通〜やや高めくらいの音域帯の声帯を持っているように思います。

 

声質は声帯の鳴りが強めの声質です。息の流れよりも声帯の鳴りが先行する鳴り主体の声質です。

ジリジリ・チリチリした鳴りの倍音のある声です。鳴り主体の声ですが、声帯の鳴りは尖っているというよりどこか柔らかを感じる鳴りを持っています。

 

歌声は柔らかい独特の鳴り系の発声

チェストボイス

低中音域は地声

低中音域とは言っても結構高い音域帯まで地声を使っています(下の音源『恋』は全部地声系の発声でしょう)。

 

声質は声帯の鳴りと息のバランスの取れた声質です。

話し声にやや息を通すような感じで出しているのでしょう。柔らかい鳴りの声です。

 

鼻腔や軟口蓋などの上方向をメインに声を当てており、上方向へ広がるような共鳴を持っています。下方向への響きのニュアンスは少ないです。

 

地声

上アゴと鼻腔に声を通すような音色作り。そしてそこへ柔らかい鳴りの声を通すようなニュアンスです。

 

ミドルレンジ

中高音域(≒ミックスボイス

柔らかくもしっかりと芯のある発声で高音域まで使いこなしています。

 

強いミドル

わかりやすいところで行くと、前半部分「あなたをあいして〜あ〜いして〜」。後半部分「こころがいたいわ〜〜〜」。

 

完全にひっくり返さないようなミドル域も使いますね。

 

ファルセット的ミドル

冒頭「何もで〜〜〜きず」です。ファルセットっぽいニュアンスでのミドルです。同じ音が以降のフレーズもあるのですが、強いミドル(「つかれは〜〜〜てた」)ですね。

「ひと〜〜〜だから」これは中間くらいの音色です。

 

どういう歌い方か

共鳴や音色

基本的に鼻腔や軟口蓋など上方向主体の音色作り中心です。

この上方向へがっつりと声を当てて、逆に下方向へはあまり響きの空間を作らない、というのが特徴の一つでしょう。

 

鼻の方向へ抜けるような音色を作ることで明るく澄んだ音色を作り出していますね。

 

ビブラート

ビブラートは基本的にしっかりとかけるタイプです。

綺麗で滑らかなビブラートが多くのフレーズで使われています。

 

フレージング・歌い回し

というのが特徴でしょう。

 

フレージングは直線型か曲線型かで言えば、しっかりとした曲線型と言えるでしょう。流れるような音程の動き、ビブラートの使い方などは美しい歌謡曲スタイルの歌い回しと言えそうです。

 

さらに特徴的なのは、あまり音を切らず長いフレーズを一息で発声する点です。母音を綺麗に繋げるようにして歌うことで日本語の特性を最大限に活かしているような印象です。

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