歌声解説 男性シンガー

ジョン・ボン・ジョヴィの声・歌い方・歌唱力についての研究

投稿日:2019年6月5日 更新日:

今回は伝説のロックバンド『ボン・ジョヴィ』のボーカル、ジョン・ボン・ジョヴィさんの歌声・歌い方・歌唱力についての研究分析です。

声質・発声方法について

話し声・持っている声帯の特徴

地声・話し声の音域は『普通』くらいの音域

声帯の音域のタイプとしてはバリトン(男性・中)くらいだと考えられます。

 

テンションなどで結構ピッチが上がったりするので話し声から声帯の柔軟さを感じます。

 

声質は声帯が非常に鳴りやすい声質

もちろん年齢によって声質は変化していますが、基本的には声帯がしっかりと閉鎖しジリジリとした鳴りが鳴りやすいタイプの声質と言えるでしょう。

 

若い頃と比較すれば、最近では少しカサっとした息っぽさも声質に含まれています(*ほとんどの男性は歳を取るとカサついてくるので自然なことです)。

歌声の特徴

チェストボイス(地声)

低中音域

フレーズによって息っぽい声質からしっかりと鳴らす声質まで使いこなしています。

 

基本的には声帯をしっかりと鳴らすロックな印象の地声発声を使う事の方が多いですね。鳴りの倍音(成分)がしっかりと乗った芯のある発声中心の地声域です。

 

ミドル(地声)

中高音域(ミドルボイス・ミックスボイス)

地声をそのまま高音域までグッと押し上げるような感じです。

低域同様に鳴り系の声でガツンとパワフルに鳴らしています。

 

さらに声帯の「ザラザラ」「ゴロゴロ」したような成分(倍音)が混じることも多いです。息の強い圧力を声帯にかけることで少し声が割れるようなパワフルな発声。仮声帯も作用しているでしょう。

 

パワフルな発声をかなりの高音域まで自在に歌いあげる歌唱力、声帯の柔軟性の持ち主です。

ファルセット(裏声)

高音域。

基本的に地声系の発声で高音域帯までガツンと発声するスタイルなのでファルセットの使用頻度はそこまで多くないでしょう。

ただ、とんでもない高音を裏声でシャウト気味に発するときなどに使っていますね。

歌い方の特徴

共鳴や音色

鼻腔や口腔など上方向主体の共鳴・音色作りです。主に上アゴ方向へと声を当てるようなタイプ。

かなり上に綺麗に当たるタイプで、明るく鋭く前に飛ぶような音色になっています。

これによって、フレーズによっては鼻にかけるようなニュアンスが出るのも特徴でしょう。

ビブラート

ビブラートはあまりかけずにまっすぐに歌うことが多い。

もちろん全くかけないわけではなくフレーズ次第ではかけているフレーズもある。

 

フレージング・歌い回し

  • ロックで直線的な歌い回し
  • ピッチやリズムが優れている

歌い回し自体は大きな癖があるタイプというよりも、まっすぐなタイプ。

細かな技法やテクニックをあまり使わない直線的でダイナミックな歌い回しで、シンプルな『ロックスタイル』と言えるでしょう。

 

ガツンと歌うロックなスタイルですが、ピッチ感やリズム感は抜群で音楽的な美しさと熱い歌声を持ち合わせているような素晴らしい歌唱力の持ち主です。

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