ボイストレーニング

ビブラートの練習方法|出し方は?喉を使う?横隔膜を使う?

投稿日:2018年2月6日 更新日:

今回はビブラートについて書いていきたいと思います。

歌の技法として有名なビブラート。やはりビブラートがかかっている歌声ってかっこいいですし、憧れますよね。

カラオケの採点でも高得点を狙うには必要なものです。

 

また、ビブラートには種類というか個性があります。一概にビブラートと呼べるものであっても人によって様々だということです。(音の揺れを全部ビブラートとは音楽的に言えないとかそういう堅い説もあるのですが、難しいことは置いておいて、大まかに見ていきましょう。)

 

今回はそんなビブラートの練習方法や種類について書いていきたいと思います。

 

ビブラートとは

歌の中での音程のゆらぎのことですね。

 

この揺らぎが歌の中に心地よさを与えてくれます。

また、人間は一つの音をまっすぐ機械のように伸ばすのは難しいのです。生き物ですからね。生き物が完全に静止することが難しいように、音を完全に一定に伸ばすことはものすごく難しいのです。

 

まっすぐに音をまっすぐに伸ばし切ろうとすると、音のほんの少しのズレが目立ってしまいます。

それを意図的に動かすことで一定の安定感を得るのがビブラートです。

人間が音楽的に気持ちよく、綺麗に、楽に、芸術的に歌えるようにビブラートがあるような気がします。

 

もちろん、人によってはビブラートをあえてかけない歌い方を目指している人もいます。あえてまっすぐ歌うよう意識することで伝わるものもあるということですね。また、最近では昔の音楽に比べビブラートは減少傾向にありますね。

 

ビブラートは横隔膜を使う?喉を使う?

これは結構重大な問題でよく議論の的になるのですが、ビブラートができる人はあまり気にしない問題でもあります。

そもそもビブラートとは音の揺らぎ(音程の変化)です。これ重要です。音程のゆらぎなのです。

 

ココがポイント

よく横隔膜を使うとかいう話が出てきます。横隔膜を使って揺らすとか。

でも横隔膜って息を吐いたり吸ったりするために肺を動かす筋肉ですよね。つまりは息をコントロールしている。

横隔膜をどうこうしたって、コントロールできるのは息だけです。つまり揺らすというのなら揺らせるのは息だけです。

なので横隔膜はほとんどビブラートにおいて関係ないと言えるでしょう。(全くないと言えるかは微妙ですが、個人的にはほとんど関係ないと考えています。)

音程を揺らさなければいけないのですから、ビブラートを作り出しているのは喉であり声帯ですね。

 

ちなみに違う技法なのですが、演歌などでよく使う「こぶし」というものもビブラートの仲間です。こちらは瞬間的なビブラートとでも言いましょうか。

詳しくはこちら記事にまとめているので、興味のある方は参考にしてみてください。

こぶしの出し方・練習方法|歌の中での瞬間的なビブラート

今回は歌のテクニックとして使われる「こぶし」について書いてきたいと思います。 特に演歌や民謡には必須のテクニックですが、カラオケの採点項目にも入っているので一度は聞いたことがあるという人も多いはずです ...

続きを見る

 

ビブラートの練習方法

では、ビブラートの練習方法について書いていきたいと思います。

 

ビブラートにおいて一番重要なのは人の真似をする

重要なのは「理想のビブラートの真似をする」です。

 

いきなり投げやりな回答ですみません。

ですが、これにはわけがあるのです。

 

というものビブラートというのは人によって深さや揺らし方が違うのです。細かく揺らしたり、ゆっくりと揺らしたり。なのであなたが目指す歌声のビブラートをよく聞いて真似するというのが一番いい練習法です。

 

大事なのはよく聞いてしっかり真似することです。

 

しかし、ビブラートなんて全然できない・真似することもできないという人も当然いると思います。

むしろそうだからこそ、このページを見てくれているのかもしれません。そんな方にオススメの練習方法を紹介します。

 

ビブラートのコツを掴むトレーニング

コツを掴むトレーニング

  • ピアノを用意します
  • 自分の出しやすい音を出します
  • その音を半音下げた音を出します
  • これに合わせて声を出します(発音はなんでもいいです)
  • この二つの音を交互に鳴らします
  • スピードをだんだん速くします
  • 限界まで速くします
  • この時も声はしっかりと出して限界の速さまでついてくること(ビブラートができない人は難しいでしょう)

 

どうでしょう?ビブラートっぽくなりますよね。

 

あくまで「ぽい」だけですが、これがビブラートの正体です。

音程が波のように交互に高速で変化するのですね。(高速とは言ってもそこまで速いわけではないのですが、一定の速度が必要)

 

 

最初のうちは全然速くできないでしょうが、練習するとできるようになってきます。繰り返し練習することが重要です。

そのうちビブラートの感覚をつかむことができます。一度感覚をつかむとビブラートは簡単です。(むしろできるようになると逆にかけないことが難しくなったり)

掴むまでが大変ですが、一度掴むとあとは目指すべきビブラートに近づけていき、それを身に染み込ませる作業です。

 

ビブラートの種類

歌声は声が高いとか低いとかいろいろな軸で判断できますよね。ビブラートも同じように判断する軸があります。

 

ココがポイント

ビブラートは大きく分けると2つに軸で判断できます。

それが深さ細かさです。

言い換えると音の波の高さです。

 

深さ・波の高さ

深いビブラート浅いビブラートかというものです。

 

ココがポイント

これはピッチのブレの幅を指します。

だいたいビブラートは半音程度音を揺らすのが基本的です。

あまりいないですが、時に1音くらい揺らす人もいます。演歌歌手の人だったりが多いですかね。(例えば、美輪明宏さんなんかがそうですね。)こういうビブラートはかなり深いビブラートと言えるでしょう。

つまりこれは音の波の揺れの大きさ=高さですね。

 

細かさ・波の幅

細かいビブラート緩やかビブラートかということです。(細かいの対義語は粗いですが、粗いビブラートというとなんかわかりにくいので緩やかなビブラートとします。表現的にしっくりくるので。わかりづらい方はすみません。)

 

ココがポイント

これはブレの速さ・回数ですね。時間内にどれだけ音を揺らしているかという点です。

細かいビブラートは震えているような寂しさが表現しやすいですし、緩やかなビブラートは壮大さを感じさせてくれますね。

細かすぎるとそれはもうただの震えですし、緩やかすぎるとただの音程の変化ですね。

人間がビブラートと認識するにはある程度の範囲がありそうです。

細かいビブラートは宇多田ヒカルさんなんかが細かいビブラートと言えそうです。

緩やかないビブラートは美空ひばりさんだとかがそうですね。

つまりこれは音の波の揺れの回数=幅ですね。

 

まとめ

このビブラートの種類の考え方の軸を理解することで、自分に合うビブラートが見つかるかもしれませんし、練習もしやすくなるかもしれません。

 

ただ、「あの人のビブラートは深い」と言った表現をする時にそれが音の波の高さなのか、幅なのかという点ではなんとも言えないところです。

両方を総じて考えて、深いという表現をしているように感じます。当ブログでも深いビブラートと解説することはあるのですが、総合的に考えてという意味で使っています。わかりにくくてすみません。

 

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