声の悩み・歌の悩み

地声の低音域は”基本的には”広げられない【でも、ほんの少しなら伸ばせる】

投稿日:2018年8月2日 更新日:

この記事は

  • 「低音域は基本的に伸ばせない」ということについて
  • 少しくらいなら伸ばせるトレーニング

という内容です。

大前提『低音域』は”ほぼ伸びない”

基本的に

  • 声における低音域は発声トレーニングなどで伸ばすことはほぼできない
  • できても1〜2音くらいしか伸びない可能性が高い

と考えられます。

 

それは声帯が音程を調節している原理を考えると理解できます。

*わかりやすく簡略化しています(実際はひだが打ち合うというよりも「ベルヌーイ」という力ですが、打ち合うと考えても損はないです)。

 

このように声帯は2枚のひだを息の力で複雑にぶつけるように震わせて鳴っていて、その二枚のひだをピンと伸ばしていくと音が高くなっていくのですね。

 

輪ゴムを弦のようにして弾いて音を鳴らすときも同じような感じになりますよね。

ピンと引っ張ると高音が鳴り、緩めると低音が鳴ります。

輪ゴムを緩め続けるとどうなるでしょうか。

 

当然、たるんで音が鳴らない状態に鳴りますね。

これと同じようなことが声帯でも起こります。

 

つまり

低音になればなるほど声帯がたるんで音にできなくなる

ということです。

 

 

わかりやすくした極端な例ですが、このように音にできなくなるのですね。

 

なので『低音域は伸ばせない』と言われるのですね。

 

じゃあ、声が低い人は?

声が低い人はそもそもその声帯自体が大きい・長いのですね。

 

  • 声が高い人は『小さい輪ゴム』
  • 声が低い人は『大きい輪ゴム』

と考えるとわかりやすいかもしれません。

  • 小さい輪ゴムをいい感じに伸ばして指で弾くと「ピン!」という高い音になる
  • 大きい輪ゴムをいい感じに伸ばして指で弾くと『ボン!」という低い音になる

みたいな感じです。

楽器を触ったことがある人はわかると思いますが、ギターの弦(細)とベースの弦(太)のサイズも違いますよね。

 

 

 

 

ちなみに加齢(ホルモンや声帯の消耗など様々な要因があるのでしょう。医者ではないのではっきりしたことは何も言えませんが)などによって声帯の音域帯が変わっていき出せなかった低音域が出せるようになることは当然あります。

 

関連

ちなみの『筋トレ』で声が低くなることもあるのはおそらく「ホルモン」の影響だと思われます。

詳しくはこちらに書いてます。

ボイトレと筋トレの関係性について【筋トレは”必要”ではない】

続きを見る

 

これらは「広げる」ではなく「広がった」ですね。

ボイストレーニングによって低音域が広がったわけではないでしょう。

 

低音域を広げるには「ボイ」トレーニング

基本的には広げられないのは大前提で、自分の現状出せる最低音から数音程度なら伸ばせることもあると考えられます。

伸ばすと言うよりは音にできるようにするというくらいですが。

 

これは咽頭・喉仏を下方向へ作用させることで低音状態で音が鳴りやすくすることでできます。

つまり咽頭共鳴のトレーニング(喉仏を下げる)で伸ばすことができるということですね。

 

「ボイ」トレーニングのやり方

  • 「ボイ・BOY」と発声してトレーニングします。
  • 自分の標準音を楽器などで鳴らしてそれに合わせて「ボイ」で練習していきます。
  • このとき喉仏が下へ下がるような意識をしっかりともつ
  • 音を少しづつ下げていきながら練習。例えば標準音が「ミ」なら「レ#→レ→ド#」と段階を追って下げていきましょう。

これでほんの少しでしょうが、低音が広げられるはずです。

 

音域を広げるというよりは出しやすくするようなイメージですね。

やはり基本的には低音域は伸ばせないのです。

 

咽頭共鳴についてはこちらの記事にて詳しく書いています。

咽頭共鳴のコツやトレーニング方法について【深い声・太い声を身につける】

続きを見る

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