声や歌について

低音域は伸ばせるのか|低音の歌い方について

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今回は低音域について書いていきたいと思います。

歌の中で高音域に魅力を感じる人も多いとは思いますが、低音域も歌の中で非常に重要です。

というか全ての音域帯にそれぞれの魅力があります。

 

低音域をどう聞かせるかで高音域の印象も変わりますし、なんなら歌の全体の印象にも作用します。

それに低音域が魅力的であればそれだけで武器ですね。

今回はそんな低音域について考察していきたいと思います。

低音域とは

人によってその音域は当然異なります。

自分が出せる最低音から大体1オクターブくらいを低音域ということができるでしょう。

ちなみに現状出せるか出せないかは別として、人の声帯は最低音から3オクターブくらいは出せるようになってます。

(原始人とか人がもっと猿に近かった時代は5オクターブ?くらい出せていたとかなんとか。)

 

低音域の特徴

低音域は主に地声を使うことが多いですね。

また音域帯の影響で下方向へ響きやすい性質があります。

声帯を大きく使うので重たい音色になりやすいという特徴もあります。

 

  • 地声が多い
  • 下方向へ響きやすい
  • 重たい音色になりやすい
  • コントロールしやすい

低音域は重たくなりやすいので、一流のシンガーは息を多く含んで透明感ある音色にすることで、曲全体のバランスを取ることが多いですね。

これについては後半でさらに説明します。

 

低音域の種類

声質を

  • 息が多い(=閉鎖が弱い)
  • 鳴りが強い(=閉鎖が強い

 

響きを

  • 上方向(鼻腔や軟口蓋)
  • 下方向(咽頭共鳴)

と極端に二つに分けると、低音域には2×2=4種類の声の出し方がありますね。

赤いマーカーがついている方が優勢になりやすいです。

が、黄色いマーカーの組み合わせの方が綺麗に聞こえます。

 

低音域は伸ばせるのか

低音域の音域は基本的には伸ばすことができません。

もし伸ばすことができたとしても、それが果たして歌に使えるかと言われるとどうでしょうね。

ベースボーカルを担当しているならまぁ少しは役に立つとは思いますが。

基本的には最低音を広げるのは無理なものとして考えましょう。

 

最低音は極限まで声帯を緩めた状態なので、その声帯の大きさ以上の緩んだ音(低音域)は出せません。

ギターをやっている人ならわかると思うのですが、1弦(一番高い音がなる弦)を緩めていっても6弦(一番低い音が鳴る弦)のような音色には鳴りませんよね。ベチベチとなっていって最終的には音が鳴らなくなりますね。

そもそも弦の太さが違うのですから。声帯も同じです。

 

ちなみにユーチューバーのヒカキンさんがやっている「ブンブン、ハローユーチューブ」あれは共鳴と倍音の影響でオクターブ低く聞こえるんですよね。実質の声帯の低音域が下がっているわけではないんですね。

 

あれの出し方を簡単に説明すると、ファルセットの状態で、ファルセットがファルセットじゃなくなるまで音程を下げていくことでできます。声帯はファルセットの状態のまま下げていくのがポイントです。デスボイス的な発声に近いですね。

あと「ブンブン」の部分はビートボックスなので僕にはわかりません。笑

 

一流のシンガーは低音域に透明感を持たせる?

上手いシンガーほど低音域の声質は息っぽい声にすることが多いです。もちろん全ての人がそうではないのですが。

 

なぜそうするかというと、低音域は重たい声や鳴りの強い声になりやすいのです。

特に重たさは低音域では魅力的に聞こえません。(音の輪郭がボケるから。ちなみにベースボーカルならボケてもいい。だってメインじゃないから)

もちろん低音域を売りにしているシンガーもいますが、あれは魅力的な響きと持っている声帯の音域で綺麗に輪郭がある低音域を作っているからですね。

 

また低音域から鳴りを作っていると、高音域とのコントラストが作れないのでダイナミクスが作れないということが起きます。歌の魅力や感動は強弱・ダイナミクスが重要なので、低音はさらりと綺麗に聴かせた方が高音との差が出るのです。

 

なので、一流のシンガーは低音域に透明感を持たせて息っぽく歌うことが多いのでしょう。

 

とは言え鳴りのある声でもいいとは思うのです。ただその場合綺麗に下方向へ響かせないと柔らかい深みは出せないのです。そこまで綺麗に低音を共鳴させられるシンガーは高音域をそこまで使うこともないから、鳴らしているのかもしれません。

 

結局はどう歌っても個性ですが、共鳴は綺麗な方がいいでしょう。

 

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