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声や歌について

歌が上手い人の声の特徴について

投稿日:2018年9月15日 更新日:

今回は歌が上手い人の『声の特徴』について書いていきたいと思います。

もちろん、全ての人に当てはまる特徴なんてものはないですし、そもそも何を持って歌が上手いとするかを考えると別の議論になってしまいます。

そういうのは置いておいて、「そういう人の方が多い」というあくまで傾向的なものですが、確かに歌が上手い人の声の特徴というものは存在します。というかこういう声の特徴を持っていた方が歌うのに有利という特徴ですね。必ずしもそうであると言い切れないものですが、スポーツなどでもこういう身体特徴があると有利というものは存在しますね。それと同じようなものです。

もしかしたら歌が上手くなるヒントがあるかもしれません。

歌が上手い人の特徴

声が大きい・声量がある

声が大きい人は歌が上手い傾向があります。少なくとも声が小さい人と比べてそうである可能性は高まります。

声が大きい人とは意識せずとも自然と出す声が大きい人です。

声が大きい人は

自然に何も意識せずに楽に出せる音量が大きいのです。

楽に大きな声が出せるというのは、歌においても圧倒的に有利です。力を入れずに大きな音が出せるのですから。

音量を大きくすることは大変ですが、音量を絞ることは簡単ですから。持っている声が大きいというのはそれだけで有利ですね。

こういう点で上手くなりやすいと言えるでしょう。

もちろん例外もいくらでもいるでしょうが、有利・不利で考えるとこれは武器になります。つまり声量がある人の方が上手くなりやすいと言えます。

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持っている声帯の音域が高い・元々の声が高い

これは本来「歌が上手いことと直結する」と考えるのは良くないというか、そう言いたくはないのですが、一般的に考えると「持っている声が高い人の方が歌が上手い人が多い」です。なぜならその方が圧倒的に有利=楽に歌えるからです。

ココがポイント

本来は『声が高いからといって歌が上手いとは言い切れない』のです。全く関係ないというか別の次元の話なのですが、現代のポップスの傾向が『高い=上手い』を作り出しているのですね。

現代のポップス、特にJーPOPは音域が非常に高い楽曲が中心です。つまり声が低い人などはキー自体が合わない可能性が非常に高いです。キーが合わないので、上手く歌えるはずもなく大変な思いをします。結果的に高音が出ない人は上手く歌えないということになります。

逆に元から声が高い人はキー自体はあっているので上手く歌えるかは別としても苦労の度合いが少ないのです。

もちろん音域は努力で広げられますが、努力は少ないに越したことはありません。

つまり声が高い方が苦労が少ないという点で、歌を上手く歌うために有利ということです。ただ、忘れてはならないのが本来は「歌は高い声を出せればいいというものではない」ということです。時代と傾向がそうさせているだけです。仮に低い声が良いという時代がきたら立場は逆転しますね。くるかどうかはわかりませんが。

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鼻腔に響きやすい声を持っている

鼻腔共鳴が強い人の方が歌が上手い人が多いですね。鼻腔共鳴とは上方向の響きで主に高音系の共鳴です。特にポップスにおいてはこの傾向が強いです。

なぜこの共鳴が強い人の方がいいかというと咽頭共鳴(下方向の響き)はポップスに使いにくいからです。というか使うのが難しいし、あまり必要もないのですね。

ポップスはある程度の高い音域帯を必要としますし、ミュージカルやオペラのように咽頭共鳴全開の歌い方を求められていないので、必要ないのです。高音域帯で咽頭共鳴を使うのはある程度難しいのです。もちろん使っている人はたくさんいますよ。ただ鼻腔共鳴も必要です。咽頭共鳴だけに寄るとオペラやミュージカルになります。70年代や80年代は咽頭共鳴がしっかりとある歌い方も多いのですが、どんどん減少傾向ですね。

ココがポイント

咽頭共鳴はオペラやミュージカルのようなものではすごく重要なのですが、ポップスでは重要ではないのですね。

もちろんポップスでも使わないことはないのですが、鼻腔共鳴が強い方がポップス的な歌い方がしやすいのと、高音が出しやすいという面でいいですしマイクとの相性もいいです。ポップスはどんどんそういう傾向に進んでいますね。つまり鼻腔共鳴が強めの声を持っていると、そのまま歌に活かすことができるのです。

ちなみになぜ、オペラやミュージカルでは咽頭共鳴中心の喉を開いたような歌い方をするのかというとマイクがない前提だからです。マイクがなければ声を大きく響かせるためには咽頭共鳴なしではやっていけないのですね。咽頭共鳴は声量や迫力をつけるためには必須ですから。

このようにポップスでは鼻腔方向(上方向)への共鳴は有利なのです。例外はもちろんありますよ。しかし、あくまでどちらが有利かで考えた場合、下方向に響きやすい声を持っている人と上方向に響きやすい声を持っている人では、上方向の方が有利でしょう。少なくとも現代のポップスでは。

そういう点で鼻腔に響きやすい声を持っている人の方が歌が上手くなりやすいと言えます。

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ファルセット(裏声)が上手い・自由に出せる

歌が上手い人はファルセットを自由にコントロールできる傾向があります。

これは実は結構「核心に近い」のではないかと考えています。この記事の中で一番重要かつ、例外も少ないものではないでしょうか。つまりもし歌が上手い人の特徴を一つだけあげるなら「ファルセットが上手い」と言いますね。

歌が上手い人は必ずと言っていいほどにファルセットが上手いです。ファルセットが上手いとそれだけで高音は怖くないですし、無理なく高音を出せます。歌唱する際の高音への不安が解消されます。音域を上下に自在に歌えるのですね。

ファルセットが上手いということは

単純に『喉の柔軟性があり、声帯のコントロール力があるからファルセットが上手いと言える』のです。

つまり、『ファルセットが上手い人は喉の柔軟性があり、声帯のコントロール力がある』と言えます。

近年はその傾向が少なくなってきましたが、「ファルセットに逃げる」なんて言葉もあります。「ファルセット?強い高音こそ正義だ!」みたいな考えですね。その考えを否定するつもりはないのですが、強く綺麗な高音を出せる人は結局ファルセットも一流です。

高音に限らず低音でもファルセットが上手い人と出せない人の柔軟性は大きく違います。これはファルセットで主に使う『輪状甲状筋』という音程をコントロールする筋肉が歌の上手さの大きなカギを握っているからです。

つまり

難しいことは置いておいて、単純に『ファルセットが上手い人は歌が上手い傾向がありファルセットが苦手な人は歌が下手な傾向がある』ということです。

『ファルセットの上手さ=声帯の柔軟性』だからです。

ただし、正しいファルセット(犬ファルセット)である場合に限ります。間違ったファルセット(猫ファルセット)はダメです。詳しくはこちら。

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息が多い声質を持っている

これは息が多い声を持っている人です。息がしっかりと流れてかつ声帯もしっかりと鳴る人はもちろんそうですし、息っぽい声で声帯の閉鎖が弱いような人もです。

要は息がしっかりと流れる声の人・息っぽい声で話すような声の人・ハスキーボイスの人(息の倍音が多い)です。

こういう人はその声をそのまま歌声に活かせるのが有利ですね。もちろん音楽のジャンル次第では閉鎖的な声帯の鳴りの強い声を持っている方がいいことももちろんありますし、鳴りの強い人でも歌のうまい人はたくさんいます。

なぜ息が多い人の方が有利か

発声はどうしても息が流れている発声の方が美しく聞こえます。

例えば、全く息が流れない「あ”あ”あ”」みたいなエッジボイスの音色を美しく感じるでしょうか?少し耳障りですよね。逆にささやき声は心地よく感じたりしませんか?流行っているASMRなどのささやき声も心地よく感じているのは息の倍音ですよね。

声帯閉鎖の倍音というのは息が流れればこそ同時に美しく映えるのですが、息がないと綺麗に聞こえないのです。

だから「歌はお腹を使え」とか「歌は呼吸が大事だ」とか言われるのですね。これはつまり息の流れが重要だと言うことなのですね。

そして人はそれぞれ持っている声帯が違うので、息の流れやすい声・流れにくい声があります。もちろん横隔膜など息に関係する部位の動きの問題もあるでしょう。

つまり、息が流れやすい声をもともと持っている人の方が話し声をそのまま活かせて有利ということですね。

ただし、クラシック系の音楽(マイクがない前提で大きな音を必要とする発声)においては息系の声を持っている人より声帯がしっかりと鳴る鳴り系の声を持っている人の方が有利かもしれません。

あくまでマイクに通すなら息系の声の人の方が有利というだけですし、この有利というのも取っ掛かりやすいくらいです。

ただ、息がしっかりと流れる声を持っている人は歌が上手い傾向にあるように感じます。

これは「声が通る」ということに関しても同様のことが言えます。息が多く流れて息の倍音の多い声質の方が人の耳に入りやすいのですね。

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まとめ

歌が上手い人の声の特徴ですが、あくまでそういう人が多いとか有利というだけでそうじゃない人もいくらでも上手い人はいますし、上手くなる道もあるでしょう。

当然この特徴と全て真逆でも上手い人もいるかもしれません。

今回はただ、比較的こういう人が上手くなりやすいとか有利というものを書いてみました。

どんな声の人であれ、歌が上手くなるには上手くなるポイントを理解しなければいけません。そこ理解することで上手くなっていくでしょうし、上手くなる近道かもしれません。

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