【9/13】まとめページは都合上削除いたします。引き続きカテゴリーページ等でお楽しみください。

声や歌について

『声帯コントロール』の鍛え方についての考察

投稿日:2019年11月30日 更新日:

今回は歌において非常に重要な「声帯コントロール」についてです。

「声帯コントロール」とは単純に声帯をいかに自由に動かせるかというものです。

この声帯コントロールは非常に複雑で、厳密にはまだ解明されていないこともあるとか。なんにせよ、この『声帯コントロール・声帯の柔軟性』こそ歌における最も重要な部分です。

今回はそんな「声帯コントロール」についてです。

声帯コントロールの重要性

歌における最も重要な部分が『声帯の動き』です。そして次に『音楽的感覚』です。この二つが最も重要だと考えていますが、今回はその二つで比較しても最重要と考えられる『声帯コントロール』についてです。

声帯コントロール以外の部分ももちろん大事なのは承知ですが、重要度は圧倒的に違います。

音色・音程を変化させる主役なのですから。

脇役をいくら磨いたところで、、

横隔膜がどうとか、体の動きがどうとか、声を当てる方向性なども、もちろん重要ですが結果的に主役を引き立たせるための脇役でしかありません。主役を魅力的にしないといくら脇役を磨いたところで、、、というくらいの「声帯の動きの柔軟性」は重要なのです。

*「脇役を磨かなくていい」とは言っていません。

例えば、モノマネ芸人は歌が上手い人は多いですよね。割合としてはかなり多いように感じます。

これは声帯が柔軟に動く=音色を自在に変化させることができる=モノマネが上手い=歌が上手いという理屈ですね。声帯のコントロールは結果的に歌の上手さに直結するのです。

声帯コントロールとは『どこ』をコントロールする?

これが実は非常に複雑なのです。

大きくは声帯を引っ張る(伸展させる)輪状甲状筋というものと、声帯を収縮させる甲状披裂筋(声帯筋)と呼ばれるものがあり、この二つが歌における最重要筋肉とされています。

ただ実際にはもっと複雑に様々な筋肉群の動きが交錯していますし、未だ解明されていない部分も多くあるでしょう。

例えば、声を鳴らすために声帯が閉じる「声門閉鎖」というものもありますし、

このように様々な力が働いて声門が閉じています。詳しくはこちらに。

芯のある声を作るのは「声門閉鎖」

今回は芯のある声を作るために必要な「声門閉鎖」についてです。 この声門閉鎖は声帯閉鎖と似た言葉ですし、同義語として使われることももちろんあるのですが、個人的には使い分けています。 声門閉鎖は『声帯の二 ...

続きを見る

ここに声帯の収縮伸展が加わってさらに共鳴のためにノドの位置を変化させてなど考えると様々な力が働きまくっています。

こんな複雑な動きの中でどこをコントロールするのかというと、極論「全部」と言えそうですね。

人は声を出すだけで無意識に多くの複雑な声帯の動きを使っています。無意識な上に喉の中身も見えないところが歌の難しくしている要因の一つですね。

声帯コントロールの鍛え方

人の声の『再現性』を利用する

人はある音色に対してある程度再現する力を持っています

例えば

何かの効果音のモノマネやキャラクターのモノマネ、知り合いの誰かのモノマネなど似ているかどうかは別にしても、人は「ある音色に対してある程度同じような音色を鳴らす能力」があるのです。

これは複雑な声帯の動きの仕組みがあるからこそできる技であり、他の動物にはできない芸当です。

しかも意識や感覚だけでそうすることができるのです。ミッキーの真似をするときに『輪状甲状筋がこうで、、声帯をこうして、、共鳴はこうで、、、」みたいには考えないでしょう?誰もが「ミッキーはこんな感じ」という意識や感覚だけで音色を再現しているはずです。

これが人間の『声の再現性』ですね。

あらゆる複雑な動きを切り取れば輪状甲状筋、甲状披裂筋にたどり着くのでしょうが、果たして抜群の歌唱力を持っているシンガーの中に「輪状甲状筋が、、、。甲状披裂筋が、、、、、。」と考えている人がどれほどいるでしょうね?

ほとんどいないと予想しますが。

だとすればどうやって上手くなったんでしょうね?まぁ生まれた瞬間から上手かったと言われればそこまでなのですが。

ココがポイント

『再現性』が非常に重要だと思うのです。つまり、聞いた音を正しく理解して再現しようとする能力です。そして『再現しようと練習する』ことが声帯コントロールを鍛える方法の一つだと思います。

「あんな声が出したい」→「出せないなぁ」→「あんな声を出すためには、輪状甲状筋がこうで、、甲状披裂筋がこうで、、」→「まずはこれを鍛えるためにこのトレーニングで、、、」

という道順もいいのですが、

「あんな声が出したい」→「出せないなぁ」→「何回もやってみよう。こうか?いや、違うな。こうか?」→「できるまでやってやる!」

みたいな方が結果的に声帯コントロールがついたりすることもあるはずです。世の天才シンガーは絶対こっちの方が多いような気がします。声優の山寺宏一さんも「ある声を出すために何度も何度もできるまで練習する」みたいなことをおっしゃっていますね。

頭でっかちになるのもいいのかもしれませんが、『人間の再現性の力』が声帯コントロールを総合的に向上させることもあります。

重要

また、ここで重要なのが『聞いた音を正しく理解する』という部分です。これができないと結果的に再現性の力を間違った方向へ使ってしまうことになるでしょう。ただこれもまた難しいのですね。聞いた音を正しく理解するって案外難しいのです。

特に発声面は正しく聴き取るのは容易ではありません。

野球などでもそうですね。解説者の人が「今のスイングは手が先に出てるからダメなんだ」「軸がブレているからダメなんだ」みたいなことをよく言いますが、一般人にはほとんど理解できないですね。

歌においても同じようなこともあるでしょう。

いかにその発声を『正しく理解できるか』というのが重要です。正しく理解できれば再現しようとする道が間違った道にはならないでしょう。

世の天才シンガーたちはこの理解が正確なのも歌唱力を伸ばした大きな理由の一つであるように考えられます。

二つの力を鍛える

『再現性でとにかく頑張ってきたんだけれども、どうにもこうにもダメだ。』という方はやはり声帯伸展・声帯閉鎖の二つの力を鍛えようとトレーニングするのもいいと思います。もちろん最初からここに焦点を当ててトレーニングするのもいいと思います。

ここを鍛えることが結果的に声帯コントロールを鍛えることになるのは間違いないのですから。

まぁこれも焦点をピンポイントに当てるのは結構難しいというか、正しく焦点を当て切れているのかどうかを判断するのは非常に難しいのですね。

高い声が出ない人は『二つの力』を理解すべき

今回は高い声が出ない人が理解すべき「二つの力」について考察していきます。 その二つの力とは『声帯伸展』と『声帯閉鎖(収縮)』という二つの声帯をコントロールする動きです。 この二つの動きのどちらもが音程 ...

続きを見る

オススメ記事

1

今回はボイストレーニングの効果を高めるグッズや声を鍛えるのに欠かせないグッズについて書いていきたいと思います。グッズがなくてもボイストレーニングはできるのですが、あれば便利です。 グッズを使うメリット ...

2

今回はボイストレーニングにオススメの本について書いていきたいと思います。 ボイストレーニングというものは、なかなか独学でやっていくというのは難しいですよね。「何からやればいいのか、何が正しいのか、何が ...

3

今回は「声の音域を広げる方法」について書いていきたいと思います。歌において音域を広げるということは大きな課題の一つですね。おそらく多くの人が音域を広げたいと思ったことはあるでしょう。 それくらい歌にお ...

4

今回は「歌が上手くなる」ということについて徹底考察していきたいと思います。 内容的には歌が上手くなる方法論というよりも「歌が上手いとは?」というのがテーマです。 歌が上手いとは何が優れているから歌が上 ...

5

今回はミックスボイス(ミドルボイス)について書いていきたいと思います。『ミックスボイス』というものについて疑問を持っている人は多いと思います。そもそもなんなの?何がミックスボイスなの?自分の声はどうな ...

-声や歌について

Copyright© 【ミュートレグ】 , 2019 All Rights Reserved.