発声方法

声が裏返る仕組みについて【裏声の原理】

投稿日:2020年2月23日 更新日:

今回は「声が裏返る仕組み」についての内容です。

声が裏返る仕組みや理屈は結構ややこしいものですが、大まかなイメージだけでも掴んでおくと色々と役立つと思います。

声が裏返る仕組み

わかりやすいYOUTUBE動画を後半にいくつか貼っているので、難しく考えたくない人は動画だけ見てもいいかもしれません。

 

なるべく簡単にいきましょう。

まず、声帯は左右のひだが打ち合って音を鳴らしています。

声帯は左右のひだが打ち合って振動している

正確には肺から送られてくる息の力を利用した「ベルヌーイ」という力で音が鳴っているのですが、ややこしくなるので打ち合っていると考えても良いと思います。

 

この左右の声帯のひだの断面をクローズアップするとこのようになっています。

声帯は何層にもなっている

名称が難しいですが、ここで大事なのは「赤い部分」と「青い部分」の区別だけです。

ここではわかりやすく声帯筋を『肉』声帯靭帯や上皮を『皮』と捉えましょう。

 

そうすると、肉同士が打ち合う発声が「地声」。肉が活動をやめて皮で打ち合うのが「裏声」になります。

地声と裏声の状態の断面

地声は肉が打ち合うのでしっかりとした声になります。対して裏声は皮だけで打ち合うので地声に比べて薄い音色になります。また、薄いと高速で振動することになるので音が高くなります。

 

これを断面ではなく声帯の正面から見るとこんな感じでしょう↓

地声は声帯筋を鳴らす発声

裏声は声帯筋が働かず、靭帯と上皮のみで鳴らす発声

あくまでもわかりやすくしたイメージ図ですが、このように『何を打ち合って鳴らしているか』という違いが地声と裏声の差になります。

 

例えば

一番よくあるパターンとしては「音程を上げた時に裏返る」でしょう。

音程を上げると声帯は伸びます。そして声帯は伸びると基本的には薄くなっていくという性質があります。

声帯筋が働かなくなると裏返る

この「声帯筋が働かなくなる瞬間」が『声が裏返る』ということですね。

 

断面だけで見るとこんな感じ↓

声帯が薄くなることで声帯筋が打ち合えなくなり裏声になる

これを見るとわかりやすいです(*再生位置〜)↓

これが裏声の仕組みや原理です。

 

つまり

簡単に言えば、肉(声帯筋)の部分が活動をやめて、皮(声帯筋以外)だけの発声になるので、声が裏返るのですね。

 

まぁ、難しく考えなくても何が起きているのかはこちらの動画の1:15〜、1:50〜を見ればわかります。音量注意してください。結構うるさいですがわかりやすいです↓

図は少し大げさに表現されていますが、このように声帯筋が開く(打ち合えなくなる)ことで裏返っているのですね。

 

これをリアルで見るとこんな感じですが、リアルだとわかりにくい(*こっちは音量小さい)↓

 

まとめ

声が裏返る仕組みは

  • 「声帯筋」が働かなくなり、「声帯靭帯や上皮のみ」での発声になることで起こる
  • 簡単に言えば、『肉が打ち合えなくなり皮のみの発声になる』

ということです。

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