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歌声解説 女性シンガー

美空ひばりの声や歌唱力についての分析

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今回は美空ひばりさんの歌声について書いていきたいと思います。

美空ひばりさんと言えば、記録や映像として残っている歴史上の日本人シンガーの中で最高峰と言われるほどのシンガーですね。なんと言ってもあの歌唱力の高さは尋常ではないです。

最近ではAIで再現されたことなども話題です。

今尚、歌声に魅了されている方も多いのではないでしょうか。

どういう声質・声の出し方か

地声・話し声の音域はやや低めの音域で、咽頭共鳴・声帯閉鎖感が非常に強い声質

地声の音域はやや低めの音域です。もちろん年代によって違うのですが、相対的に見て低めと言えるでしょう。

声質は声帯の鳴りが強い声質ですね。息の流れよりも声帯の鳴りが先行するような鳴り主体の声質です。ビリビリ・ジリジリした鳴りの倍音がしっかりとあります。

共鳴は咽頭共鳴(下方向への響き)主体です。

持っている声帯

やや低めの音域・鳴り系の声質

歌声は基本的には地声を活かした歌声だが豊富すぎるバリエーション

歌声は3種類の声区を使っています。

主な声区

  • 地声(チェスト)
  • ミックスボイス(ミドル)
  • ファルセット(ヘッド)

の3種類です。

地声

低中音域は地声を使っています。

話し声同様にしっかりとした鳴りを持つ声質です。声帯がしっかりと鳴っており、それを鳴らすために綺麗に息を流すというような鳴りを主体とするような発声です。

美空ひばりさんは地声域で押しを作り高音域で引きを作るような歌唱スタイルが多いです。

なので地声域はしっかりと太く鳴らしています。かなり低音域まで出せるのも特徴で、深い発声から明るい発声まで音色を自在に操ります。

地声

子供の頃から上手いですね。当時13歳。

ミックスボイス

中高音域はミックスボイスを使っています。

声帯を柔らかく鳴らすようなミックスボイスでファルセットとの中間的な音色をしています。芯のある柔らかな高音域を若干抜くようにして使うことで、地声域とのダイナミクスを作っています。

ミックスボイス

芯のある発声でやや抜き気味に鳴らす。

後半部分「縁起がいいわい〜〜〜」は抜き気味のミックスボイス。「花のお江戸の 闇太郎〜〜〜」これファルセットです。

恐ろしく変幻自在な歌声。

ファルセット

高音域はファルセットを使っています。さらに高音域はファルセットを使っています。

ミックスボイスの音色と近いため判別が難しいかもしれませんが、こちらは綺麗に裏返った声帯の使い方でやや息の倍音が増えます

このファルセットとミックスボイスを自在に高音域で使い分けるのも美空ひばりさんのすごさです。

ファルセット

後半部分「上り下りの エ〜〜〜〜〜〜〜〜エエエエエ・・・」の部分、ミックスボイスから入って一度ファルセットに入れてもう一度ミックスボイスに戻って、音階の下がりに合わせて一度地声に入れてもう一度ミックスボイスに入れています。これはもうただただすごいとしか言えませんね。

歌声

息系から鳴り系まで豊かな地声域・ミックスボイス・ファルセット

どういう歌い方か

共鳴や音色

上方向から下方向まで共鳴を自在に美しくコントロールしています。

ビブラート

深いビブラートが特徴的ですね。

フレージング・歌い回し・歌唱力

表現力は圧倒的で、音の大小のコントロールがものすごくうまいです。言葉一つ一つ、フレーズ一つ一つに緩急があり、物語すら感じるほどの表現力です。

またピッチ感は尋常ではないほど優れています。美空ひばりさんの歌の上手さの根底にある圧倒的部分です。シンプルな点ですが、このピッチ感がものすごくいいという点が歌の上手さの大きなカギを握っていると考えられます。

ただこれもそのピッチ感を実現させる柔軟な声帯コントロールがあって成せることですね。

どういう練習をすれば美空ひばりさんのように歌えるか

美空ひばりさんのように歌うには多くの音楽的要素が必要です。

そのぶん、多くの練習や訓練が必要となります。しかし、要点やポイントを絞ることで近づく近道になります。

美空ひばりさんのように歌うポイント

ポイント

鳴り系の声を身につける

深いビブラートを身につける

これが重要ですね。では練習方法を書いていきたいと思います。

鳴り系の声を身につけるには

鳴り系の声を身につけるには「ネイ」「ヤイ」トレーニングが最適です。このトレーニングは鳴りの強い声で、高音域を余計な力を抜きながらトレーニングすることができます。

このトレーニングで高音域までミックスボイスを身につけましょう。

深いビブラートを身につけるには

深いビブラートを身につけると歌の安定感や増します。

というのも音程をまっすぐにピッチを「全くブラさずに」伸ばすというのは非常に難しいことなのです。機械出ない限りは難しいのですね。その結果まっすぐ伸ばすとピッチが微妙にずれたりしてしまいます。

それを防ぐためにの能動的に音程を揺らすことでピッチのブレを防ぎ、聴き心地をよくしているのがビブラートです。

ピッチ感やリズム感のトレーニングも欠かせません。

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