歌声解説 女性シンガー

松任谷由実の声・歌い方・歌唱力についての研究

投稿日:2018年1月12日 更新日:

今回は松任谷由実さんの歌声・歌い方・歌唱力についての研究分析です。

声質・発声方法について

話し声・持っている声帯の特徴

地声や話し声の音域は低めの音域

声帯の音域のタイプはアルト(女・低音)くらいと言えるでしょう。

もちろん長く活躍されているので、年齢による変化がありますが、若い頃の話し声を聞いてもアルトという印象です(*女性は年齢によって誰もが声が低く変化していきます。悪いことではなく自然なことです)。

 

声質は「鳴りやすい」タイプの声質

声帯がジリジリ・ビリビリとした成分を持ちやすく、芯を持った鳴りを持ちやすい声質を持っていると考えられます。

 

歌声の特徴

チェストボイス(地声)

低中音域

話し声同様に鳴り系の声質の発声が多いでしょう。強くジリジリと鳴らすというよりはチリチリと柔らかく鳴らす発声中心です。

柔らかい声帯の鳴りが非常に心地よいですね。

 

ミドルレンジ(地声)

中高音域(≒ミドルボイス・ミックスボイス)

柔らかくもしっかりと鳴る中高音域。

鼻腔方向へ強く響かせるようなニュアンスが強くなるのも特徴ですね。

 

ファルセット

高音域

しっかりとバランスよく鳴らすファルセット。

「しなくていのよ」↓

 

どういう歌い方か

共鳴や音色

音色によって上下の共鳴の使い分けがくっきりとしているのも特徴でしょう。

上下といっても厳密には

  • 上方向(鼻腔)
  • まっすぐ

の使い分け感じです。

上方向へ強く声を当てて音色に丸みを作ったり、声をまっすぐに飛ばしたり、というコントラスト表現が多いですね。

下方向(咽頭腔)への響きを作り太い音色にすることはそんなにないでしょう。

 

ビブラート

フレーズによりますが、どちらかと言えばビブラートはあまりかけないタイプでしょう。

 

フレージング・歌い回し

  • 基本は曲線的な歌謡的歌い回し
  • 伸びとストップのメリハリ

という感じかと。

どちらかと言えば、フレーズ全体は音が滑らかに流れるような日本的な歌い回しがベースだと言えるでしょう。ただ、音のストップをくっきりと付けるので、フレーズ全体に歯切れの良さがある感じです。

曲線的なフレージングの中に独特の歯切れの良さがあるのが特徴的です。

 

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