歌声解説 女性シンガー

安室奈美恵の声・歌い方・歌唱力についての研究

投稿日:2017年10月27日 更新日:

今回は安室奈美恵さんの歌声・歌い方・歌唱力についての研究分析です。

声質・発声方法について

話し声・持っている声帯の特徴

地声・話し声の音域はやや低めくらいの音域

3タイプに分けるとすれば、声帯の音域のタイプはアルト(女・低音)くらいだと考えられます。

 

声質は「鳴りやすい」声質

ビリビリと強く鳴るという感じでもないのですが、「カリッ」としたエッジボイスのような鳴りの成分がよく入る、鳴りやすい声質のタイプでしょう。

 

歌声の特徴

チェストボイス(地声)

低中音域

地声を活かしているのですが、話し声のように鳴り系の声ではなく息が綺麗に流れるバランスのいい発声をしています。

おそらく元々は鳴りやすい声帯を持っているでしょうから、息を綺麗に流すイメージで歌っているかと思われます。

 

ミドルレンジ(地声)

中高音域(≒ミドルボイス・ミックスボイス)

綺麗なバランスのいいミドル。

地声低音域と比較するとやや声帯の鳴りを強めているような発声ですが、そこまで大きな変化をさせずに中高音まで滑らかに登っています。

 

ファルセット(裏声)

高音域。

そこまで使われることもないのですが、時々高音域の抜きどころで使っています。

前半部分「はためいるよ〜」

どういう歌い方か

共鳴や音色

共鳴はどちらかと言えば鼻腔や軟口蓋などの上方向主体の共鳴中心です。

ただ、フレーズ次第ではやや下方向気味にクールに鳴らすような音色作りもしています。

 

ビブラート

ビブラートはそこまでかけるタイプではないですが、自然にかかっているフレーズもあります。

 

フレージング・歌い回し・歌唱力

ダンスナンバーの楽曲が多いので、リズミカルに均一的な歌い方が大きな特徴です。

もちろんバラードなどもあるのでそれはそれに合わせた歌い方をしていますが、ダンスナンバーでの歌い方は安室奈美恵さんらしさが出ているような気がします。

 

声のアタックやアクセントをしっかりと取るのですが、それをできるだけ話すような語るようなニュアンスのまま表現します。

つまりピッチ感やリズム、声の輪郭をしっかりと持たせたまま、さらりと力まずに歌っているような感じです。

 

声質も音域の変化に対して均質な声を保ったまま高音域まで上がっていくタイプなので、ニュアンスを崩さずに歌うことができるのでしょう。

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